記録ID: 2750241
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無雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波
皇海山(クラシックルート、庚申山-六林班周回)
2020年11月22日(日) [日帰り]
体力度
6
1~2泊以上が適当
- GPS
- 09:12
- 距離
- 25.7km
- 登り
- 2,095m
- 下り
- 2,082m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 8:31
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 9:06
4:18
32分
スタート地点
13:31
ゴール地点
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
林道部分は自転車使用。舗装部分(ゲートから1.5kmくらい)は行きも帰りも自転車に乗れた。ダート部分は行きはほとんど乗れず、帰りもかなり慎重に乗らないと転びそうだしパンクしそうで怖かった。林道自体は普通車でもパンクさえ気をつければ走れそうな道なのでMTBやファットバイクなら余裕で走行できると思う。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ネット情報ではかなりの難コースとのことだったが、確かに距離は長く難所も豊富だが、難所を個々で見れば大したレベルではないという印象だった。しかしいろんな難所の詰め合わせみたいなコースなので油断は禁物。 群馬県川の皇海橋からのルートが使えなくなってしまったため、この季節、難度だというのにそれなりの登山者がいた。 ゲートがあるので林道は歩きor自転車でしか通行できない。1.5kmくらいは舗装路でそれ以降一の鳥居までダート道。もう冬なので林道は落ち葉で埋もれていた。ダート道には拳大の石も落ちていることもあり自転車を降りて押さなければいけないところが多かった。 一の鳥居から庚申山荘まではよくある一般登山道で大きな危険箇所はないものの、落ち葉で埋もれて隠れた石に足を取られる。一箇所小さな渡渉箇所があり、落ち葉で気が付かずに足を濡らしてしまった。多分多くの人がここで足を濡らしているようなので晩秋からは注意が必要。昼ならなんてことないが夜中だと正規ルートが分かりにくく登山道外を歩いてしまうこともあった。ただ反射するマークが取り付けられているので道迷いの危険はあまりないと思う。 庚申山荘から庚申山まではハングした岩の下を通ったり岩のトラバースを通過したりする。やや荒れたところもあるが大きな危険箇所はない。庚申山へのルートは庚申山荘の少しだけ手前にある。それよりさらに少し手前にお山巡りルートがあるが、かなりキツイらしいのでオススメしない。 庚申山から不動沢のコルまでは例の鎖場の箇所以外は笹の尾根道。若干ルートが分かりにくいが基本尾根筋に沿ってマークも確認しながら行けば迷わない。白山から鋸山を降りるまでは鎖場や梯子が連続する。鎖場や梯子のレベルは木曽駒の宝剣岳より低く怖さもないと思うが慣れていない人は時間がかかり渋滞する。いわゆる核心部的な鎖場を降りたあとの鞍部は急斜面の笹漕ぎで次の登りの鎖場へ向かう。皇海山へ向かって鋸山から降りるところも滑りやすい急斜面でトラロープが取り付けられており注意しながら降りる。 不動沢のコルから皇海山まではずっと登りでそれなりの斜度があるのでけっこう疲れる。微妙に荒れた箇所もあるが危険なところはない。 鋸山から六林班峠までは永遠と笹の中を進む。急斜面で滑りやすいとこもあるので笹を掴みながら滑っても大丈夫なようにしながら降りると良い(手を切らないように手袋をすること)。現在は笹が刈られていたのでルートは明瞭だった。 六林班峠から庚申山荘まではずっと笹の生えた斜面のトラバース。道が谷方向に傾いているので歩きにくかった。谷に落ちそうになった時のために笹を掴みながら通過した。よく写真でも見る最も難所の大崩落箇所はトラロープが設置されており、それを利用して崩落箇所に架けられた木の上を歩き渡る。木は細いのでいずれ折れてしまうかもしれない。その他にも多くの崩落箇所や沢を横切るところがある。 天下見晴分岐から天下見晴までは明瞭なルートは無いが尾根筋に沿って歩けば迷わない。天下見晴手前に鎖場(無くても登れるレベル)がある。天下見晴からは登ってると見えない庚申山の雄大な岩場も眺めることができる。 |
その他周辺情報 | 駐車場横に登山届ポストあり 庚申山荘にバイオトイレあり。そこ以外にトイレはない。 庚申山荘から庚申山方面へ数分で水場。六林班峠から庚申山荘の間にも沢がいくつかあり水分補給が可能(ちょっとだけ飲んだけど腹は痛くならなかったので多分大丈夫) |
写真
感想
栃木県で最難関ルートである皇海山クラシックルートを登ってきた。数ヶ月前に日光白根山や那須岳に登っていた頃は皇海山クラシックルートなんて雲の上のような存在だったのに、思っていたよりもだいぶ早く登頂が実現してしまった。
深夜2時過ぎに実家を出発、粕尾峠を通る県道15号は道が細く見通しも悪い箇所が多々あり鹿が飛び出してこないか不安だった。60個近いカーブは流石に疲れた。
かじか荘隣の駐車場に停めたが他に1台しか停まっておらず前泊か出発済みのようだった。後から数台車がやってきて、他にも登山者が居るのがわかり安心した。
結局のところ、さらに坂を登った先に駐車場があったようで、そちらは満車とまではいかないがそこそこ車が停まっていた。
林道は最初は舗装されていたが半分以上はダート、自転車に乗るにはかなり慎重を要した。
一の鳥居から山荘までも落ち葉でルートが埋もれ歩きにくく地味にキツかった。
山荘から庚申山へ向かう途中に日が昇り、辺りが真っ赤に染まり綺麗だった。
白山から先が例の鎖場梯子の核心部だったが、想像していたよりも大したことはなく正直なところ拍子抜けだった。ネット情報で私の中でかなりハードルが上がってしまっていたようだ。鎖場の難易度よりもコースの長さが遭難に繋がっているのでは無いかと思った。
鋸山から見る皇海山は地味だが確かに堂々たる佇まいをしていた。
群馬側の旧メインルートから皇海山まではずっと登りで特に面白味もなく、確かにクラシックでなければ何も印象に残らない地味な山になってしまうのも頷けた。
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