雁坂峠〜雁坂嶺〜破風山〜甲武信ヶ岳

2020年11月22日(日) ~ 2020年11月23日(月)

• GPS: 12:36
• 距離: 25.0km
• 登り: 2,299m
• 下り: 2,271m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:27
• 休憩: 0:38
• 合計: 4:05

6:44 道の駅みとみ
6:50 6:52 雁坂峠登山道入口
7:07 7:09 雁坂トンネル有料道路料金所駐車場
7:40 7:52 沓切沢橋
8:21 8:21 沓切沢出合
9:11 9:17 井戸ノ沢出合
10:09 10:25 雁坂峠
10:49 雁坂小屋

2日目

• 山行: 6:36
• 休憩: 1:43
• 合計: 8:19

6:40 雁坂小屋
6:56 6:56 雁坂峠
7:31 7:43 雁坂嶺
8:30 8:32 東破風山
8:55 8:59 破風山
9:23 9:34 破風山避難小屋
10:29 10:29 木賊山まき道分岐
10:39 10:44 甲武信小屋
10:56 11:07 甲武信ヶ岳
11:13 11:56 甲武信小屋
12:06 12:12 戸渡尾根分岐
13:20 13:21 徳ちゃん新道分岐
14:35 14:43 徳ちゃん新道登山口
14:44 14:44 近丸新道登山口
14:59 14:59 西沢渓谷駐車場
14:59 14:59 道の駅みとみ
14:59 ゴール地点

天候

昼間は晴れ、夕方〜夜半は曇り、ちょっと雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

行きは中央高速から。道の駅みとみに駐車。
帰りは雁坂トンネルからR140〜R299、渋滞知らず。

コース状況／危険箇所等

■雁坂峠へは沢沿いを登っていくが、数箇所の渡渉が滑りやすいのでドボン注意。ルートもよく道筋を見ていれば大丈夫だとは思うが、注意深く。
■雁坂峠〜西破風山手前は快適縦走路。
■西破風山〜破風山の前後までは岩の上を歩く箇所多い。
■破風山避難小屋から先の登りはややキツイかな。今回は木賊山は巻いて甲武信小屋へ。
■小屋から甲武信岳山頂は特に危険なし。
■下山ルートは戸渡尾根〜徳ちゃん新道。徳ちゃん新道は名前は可愛いが両側切れてるリッジとか傾斜キツめの下りとか連続なので、疲れた足にはキツイ。慎重に。

その他周辺情報

道の駅みとみから8キロほど先の白龍閣 http://hakuryuukaku.jp/ でお風呂（500円）。開放的（スギ？）な露天風呂で笛吹川の渓流を眺めながら疲れを落としました。

写真

11/22 6:35

道の駅「みとみ」に車を駐め出発。鶏冠山〜木賊山が朝日に照らされ綺麗に燃えてる。

11/22 6:47

まずは雁坂峠を目指し沢に沿って登っていきます。

11/22 6:51

登山道入口（ちょっと上がったらすぐ林道に合流）

11/22 6:58

R140下の林道を進む。写真は雁坂トンネル入り口。
16キロのテン泊ザックがすでに重い。大丈夫か？＞自分

11/22 7:40

林道終点の沓切沢橋。

11/22 7:42

ここからは登山道です。一息入れて、気合も入れ直す。

11/22 8:00

しばらくはこんな感じのルートを徐々に高度を上げていく。
「ナメラ沢」って沢屋さん用の道標？

11/22 8:04

こっちは峠沢沿いに進むが…

11/22 8:06

足を滑らせると一気に落ちそうなポイントをトラロープ片手に渡ります。ここ、凍ってたらやだな。

11/22 8:20

落葉の間を流れる沢水がいい感じ。

11/22 8:24

この辺はテープを参考に沢沿いを進んで行きます。

11/22 8:27

テン泊ザックの重みに慣れず、多分この辺でヨロっと転んで一回転してますな。重もザック背負ったままバランス崩した時の感覚をちゃんと把握してないとヤバイヤバイ。

11/22 9:03

いい青空が広がってる。

11/22 9:38

沢を離れ峠に近づくと南方に富士山が見えてきて、アガるアガる。

11/22 9:46

もうちょい。

11/22 10:04

振り返り、振り返り…

11/22 10:08

11/22 10:10

日本三大峠、雁坂峠到着！
ここまでは風がなく陽もあたり暖かかったが、稜線に出るといきなりの強風で寒い。

11/22 10:10

縄文時代から行き来してたのか。すごいな、昔の人。

11/22 10:11

ここで昼食をとった後、雁坂小屋へ。

11/22 10:19

（水晶山はまた今度・・・）

11/22 10:34

小屋へは20分ちょっと。

11/22 10:36

雁坂小屋手前の絶景ポイントから、群馬方面を望む。
一番向こうに見えてるのは日光の山々らしい。

11/22 10:36

両神山。その向こうには薄っすらと武尊山や至仏山。

11/22 10:37

こちら日の出スポット。雲取山に憧れ(?)の和名倉山。

11/22 11:37

まだ昼前だけど、テントの受付を済ませて設営を始めます。場所は選びたい放題で、地面がフラットでテーブルがあるところがなんとなく良さげで。

11/22 12:11

ちょっと雲が出てきた。1時間ほど昼寝〜。

3時過ぎ。お腹も空いたので晩ごはんを始める。
ビジュアルはイマイチですが、豆乳鶏鍋です。

11/22 16:22

テン場は全部で30張？この日は10張ぐらいだったか。

11/22 16:32

そうそう、旧国道140号線破線ルート上のトイレ。
ちなみに紙は置いてません。持参しないと悲惨なケツ末になります。

11/22 16:36

趣がある青い屋根。

11/22 16:35

尾根上にガスが上がってましたね。

11/22 16:59

早いですけど、もう寝ます。おやすみ〜

11/23 4:36

おはようございます。夜半は雲が出て、ちょっと雨も降ってたようですが、3時過ぎには満天の星空。

11/23 5:41

ご飯食べてると夜が明けてきました。

11/23 6:35

テント畳んで出発します。

11/23 6:44

今日は甲武信岳を回ります。

11/23 6:59

雁坂峠。ちょっと雲が出てますな。

11/23 6:59

陽が低いと陰影がキレイだわ。

11/23 7:02

富士山から毛無山。手前は甲府の街。

11/23 7:15

雁坂嶺へ。

11/23 7:34

雁坂嶺到着。これは埼玉県の山頂標。（県境なので山梨県のもあります）

11/23 7:34

三等三角点 2289.4メートル。

11/23 7:35

11/23 7:40

雲は時間が立つにつれ徐々に上空へ。
真ん中の三角は黒金山。右は北奥千丈岳/国師ヶ岳。
その向こうの南アルプスもよく見えてきたけど、雪がほとんど解けちゃったのね。

11/23 7:49

周囲は立ち枯れたシラビソ。

11/23 7:54

足元は苔生す樹木

11/23 8:00

この風景

11/23 8:00

高度が上がって広瀬湖もよく見える

11/23 8:01

11/23 8:02

次のピークの破風山かな・・・

11/23 8:27

シャクナゲはもう硬い蕾をつけてる。雪の季節を越えて春には豪華に咲くんだろうな。

11/23 8:28

破風山到着…と思ったら、西と東があるのね。
東破風山？東破不山？

11/23 8:34

なんとも絵画的な。

11/23 8:48

次のピーク目指し下ります。

11/23 8:48

11/23 8:54

(西)破風山。こっちがメインか。

11/23 8:54

三等三角点 2317.8メートル。

11/23 9:03

破風山前後のルートは結構岩々でした。

11/23 9:03

あそこまで下れば避難小屋。

11/23 9:23

甲武信岳と三宝山だと思うが…

11/23 9:36

破風山避難小屋で強風をしのいで休憩し、最後の急登へ進む。

11/23 9:34

ちなみにこれ小屋の裏。見なきゃよかったな。
酒瓶、ガス缶、飯盒まで、昭和の遺物か。

11/23 9:36

最後の登り、だいたい300メートルぐらい。（これは木賊山）

11/23 9:51

立ち枯れの林を抜けると…

11/23 10:06

突然砂場に。

11/23 10:08

振り向くと歩いてきた山々が見える。

11/23 10:08

11/23 10:10

群馬方面（だと思う）

11/23 10:29

木賊山巻道分岐。これで2年前の徳ちゃん新道ピストンに繋がった。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1433306.html
木賊山は巻きますよ。

11/23 10:40

甲武信小屋、到着。

11/23 10:47

目標の11時前到着だったので、重もザックは置いて空身で山頂へちょっくら行ってきます。

11/23 11:02

3回目の甲武信岳！山頂標につかまってても飛ばされそうな爆風でしたが、今日はご機嫌な様子で、

11/23 11:03

富士山！

11/23 11:03

国師ヶ岳へ続く奥秩父主稜線。

11/23 11:03

あっちの方は浅間山？

11/23 11:04

11/23 11:04

とにかく風が強い！
もっと居たかったんですが、早々に退散。

11/23 11:20

甲武信小屋へ戻ってお昼にします。

11/23 11:23

雁坂峠からここへ来る途中、沢山の人とすれ違ったんですが、みんなこの小屋に泊まってたみたい。ここも11月末で小屋閉めですね。

11/23 11:56

小屋のテラスからは甲府の街がよく見えてました。

11/23 12:12

さて、あとは怒涛の下りを戸渡尾根から。

11/23 12:12

分岐。

11/23 12:20

こんな絶景も見納め。

11/23 12:50

ひたすら樹林帯を下る。

11/23 13:20

左 近丸新道、右 徳ちゃん新道。今回も徳ちゃん新道チョイス。（近丸新道は大丈夫になったのかな？）

11/23 13:22

ちょっとしたリッジ。徳ちゃん新道って、こんなに厳しかったっけ？

11/23 14:32

2時間半、ひたすら下ってようやくなだらかな場所へ。
途中、このステッカーを拾った。多分、前を下りてたおじさんだと思うんですが、追いつけず。

11/23 14:36

廃墟のような西沢山荘をすぎると。

11/23 14:36

登山口に出ました。

11/23 14:59

お疲れさまでした！

撮影機器：

OM-D E-M1 Mark II ボディ オリンパス

AQUOS sense3 SH-M12 SIMフリー シャープ

装備

個人装備

ザック 登山靴 シェル フリース 長袖シャツ ズボン Tシャツ タオル ソックス グローブ 帽子 コッヘル バーナー 水筒 コンパス ファーストエイドキット 雨具 ヘッドランプ トイレットペーパー ナイフ 簡易トイレ ライター ストック 熊ベル モバイルバッテリー リップ 目薬 手帳 筆記用具 時計 地図（地形図） サングラス 老眼鏡 鏡 スペアコンタクト 財布 昼ご飯 飲料 行動食 予備食 携帯電話 サンダル テント シュラフ

備考

1日目は16キロ強。2日目は最終的には13キロまで減っていた。
主な装備と重量(g)（ザック本体が重すぎ〜）
ザック 2,600
ダウン 284
フリース 366
シェル 281
テント 1,600
シュラフ 1,200
マット 300
コッヘル・バーナー・ガス缶 750
水 2,000
食料 2,000
1st Aid 500
カメラ 1,800
予備バッテリー・ヘッデン類 350

感想

ミハラシ

　テント背負って雁坂小屋で泊まり、2日目は雁坂峠から甲武信岳を回ってきました。当初は天狗岳（八ヶ岳）へテン泊で行く計画をしていたのですが、天気がイマイチそうだったので奥秩父へ変更したのが大当たり。2日目の朝3時過ぎぐらいから空からは雲が失せて夜明けまでは満天の星、明るくなってからは富士山はじめ奥秩父やそこいらの山を堪能しながらの縦走を楽しむことができました。
　テン泊は目標の雪山テント泊の予行演習と装備確認のつもりだったのですが、夜はあんまり気温下がらず、結構暖かく過ごすことができてしまいました。
　装備は重いけど、テン泊はやっぱりイイなあ?