好日山荘登山学校・赤岳


- GPS
- 10:16
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 1,618m
- 下り
- 1,650m
コースタイム
10日=0555赤岳鉱泉〜文三郎尾根〜0800赤岳山頂〜文三郎尾根〜0930行者小屋〜1000赤岳鉱泉1045〜1240美濃戸口1420〜バス茅野駅行き
天候 | 9日=晴れ 10日=曇り、雪、雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
美濃戸口から赤岳鉱泉までは、凍結やら雪道やら。気温が高く一部は川のようになっていました。アイゼンなしでも歩けますが、私のように自信のない方はアイゼンを吐いた方が無難です。 文三郎尾根ピストンは強風のため。風が強く耐風姿勢が必要な瞬間もありました。尾根、頂上ともに雪がありますが、慎重に歩けば問題はありません。 |
写真
感想
冬の赤岳に登るために、今冬は冬山に登り続けてきました。谷川岳、那須・茶臼岳、天狗岳、赤城山、大倉尾根ピストン、表尾根。体力的にも(金銭的にも)やや苦労しましたが、それも赤岳に無事に登るため。ロープワークの練習もばっちり行い、ルートの情報収集もしっかり行いました。
しかし、10日の登頂日は「暴風、風説」と悪天候の予報。「登れないだろうな」とあきらめていました。が、ガイドさんたちは、まだ晴天が見込める早朝にアタックすることを決めてくれました。5時55分に赤岳鉱泉を出発。雲の流れが速く、稜線はどうなっているのか不安でした。そのために、地蔵尾根〜山頂〜文三郎尾根のコースを、文三郎ピストンに変更。
行者小屋前からの急登を登り詰めます。途中からはガイドさん一人に参加者3人がロープでつながりました。初めてのアンザイレンです。
コース上はかなりの雪が張り付いていますし、傾斜も急です。が、慎重に進めば問題なところはありません。
時折、かなり強めの風に吹かれ、体がよろける場面もたびたびありました。顔に小石なのか氷なのかわからないものがバチバチと当たり、とても痛い。帽子も飛ばされる場面がありました(後ろのパーティーが拾ってくれました)。
かなり気を使ったのが、ロープでした。踏みそうになったり、足に絡みそうになったり。さらに自分のペースで歩けず、コースそのものの疲労よりも結ばれているロープに対する疲労感がかなり大きかった。
山頂は薄曇りで、遠くまで見通すことはできませんでした。が、周囲の山々や地上がはっきり見えました。ただし、風が強く長居は無用です。同僚のふくちゃんに写真を撮ってもらい、早々に引き揚げました。
下りもやはりロープで苦労しました。先頭の方のペースが速くロープは常に張った状態。ハーネスが引っ張られて、腰パンのようになってしまい、歩きにくいことこの上ない。ハーネスをお腹に食い込むほど強く締めておけばよかったと反省しきりでした。
結局登りに2時間、下りに1時間半とハイペースでの山行となりました。我々が下りてきてから、山頂はガスで覆われ、雪と雨が降り始めました。早朝のアタックは成功したといえるでしょう。
ただし、個人的にはかなり体力を削られ、「美濃戸口まで歩けるか」と心配になりました。赤岳鉱泉でお湯とアミノ酸サプリメントを補給し、なんとか一息つけました。
冬の雪山・赤岳登山は憧れていました。赤岳は夏に2回登頂したことがありますが、いずれも頂上からの展望は全くありませんでした。今回、どんより曇りと強風の中でしたが、八ヶ岳の峰峰を見ることが出来ました。ガイドの皆さんほかに感謝です。八ヶ岳は、‥袈薐戞↓⇔臆岳、23戞↓だ岾戞↓グぬ鐶乏戞↓Ω現岳、Ю廠戞↓編笠岳を言うそうですが、あと3つ登る必要があります。新宿から「あずさ号」で2時間少し、バスに40分揺られると登山口。これからも楽しみたいと思います。登山者から「冬にも美濃戸山荘まで『毎日アルペン号』を走らせて!」との声があがっていました。
【動画です】
行者小屋からの赤岳
http://www.youtube.com/watch?v=AJzk6pKb6ak
赤岳頂上にて
http://www.youtube.com/watch?v=GIOUMLsYbXw
http://www.youtube.com/watch?v=rl9wjP7XgKQ
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