寄居駅〜鐘撞堂山〜陣見山〜不動山〜野上駅
- GPS
- 07:42
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 1,073m
- 下り
- 1,013m
コースタイム
天候 | 早朝曇りのち晴れ 正午過ぎから強風、にわか雨 杉花粉強烈 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
国道140号で寄居へ 寄居駅南側のコインパーキング利用(1日最大500円) ヤマレコのログで寄居町役場の駐車場を使うケースが見られるが、役場に確認したところあくまでも役場や関連施設利用のための土日駐車場開放であり、登山者等の利用は差し控えてほしいとのこと |
コース状況/ 危険箇所等 |
苔不動の前後は急坂が続く。 下りの場合は注意。特に雨後や積雪時は要注意。 コースはよく歩かれているが道標は少ない。 特に雨乞山から間瀬峠への下降点は、木に白いテープがつけられているだけなので、注意。 山と高原の地図の標準タイムはかなりきつい数字だと思う。 計画の際は山と高原の地図の標準タイムプラスアルファで考えた方がいい。 |
写真
感想
9日土曜日に下山後、予約していたルートイン本庄に向かう。
寄居にもビジネスホテルはあったんだけど、トイレがシャワー洗浄じゃないということでちょっと遠くになるけど本庄のルートインを予約した。
ルートインには大浴場があるので、風呂で疲れた体を癒した後夕食を採り、夜の8時過ぎには就寝。
日曜日は4時にチェックアウトしたのち国道140号で寄居に向かい、駅南口のコインパーキングへ。
いつものようにヘッデンをつけて5時25分に出立。
線路を超え、天沼陸橋入口交差点で国道を横断しそのまま車道を北上すると大正池に到着。
公衆トイレが設置されているが、きれいに清掃されており地元の方の心遣いが感じられる。
空が白んできたが、晴れの予報とは異なり雲に覆われている。
集落を抜けるとしばらくして鐘撞堂山登山口の標識。
ここから山道となる。竹炭工房を過ぎると関東では珍しい竹林が広がる。
羅漢山からの道を合わせるとあっという間に鐘撞堂山。
山頂には東屋と展望台があるが、あいにくの曇り空。
それでも昨日歩いた山並みが正面に見える。
右手にゴルフ場を見ながら緩やかに下ると円良田の集落に出る。
ぶつかった県道を右手に数十メートル行くと、左手に虎ヶ岡城址へのハイキングコース入口の標識。
そのまま道を詰めてゆくと登山道に変わり、急傾斜の木製階段を登り切ったところが虎ヶ岡城址。
ここにも東屋があり小休止。
城跡といっても、頂上のスペースはさほど大きくなく曲輪跡とみられる地形も見られないことから、小さな砦のようなものがあっただけなんだろう。
虎ヶ岡城址から先は防火帯なのか?かつての林道跡なのか?は不明だが登山道の道幅が車道のように広くなる。
植林の中を急降下すると大槻峠だが、大槻峠を示す標識はない。
峠からは下った分の倍返しの急登。いったん休んでさらに急登
陣見山林道を超えると陣見山山頂。
山頂はテレビ埼玉のアンテナに占拠され、おまけに樹林に囲まれ展望も効かない。急坂を登ってきた割には報われない頂上だ。
植林帯を下り、岩谷洞への道を分けると雑木林に変わり雰囲気が明るくなる。
このあたりで朝から空を覆っていた雲がきれいに晴れてきた。
いったん車道に出ると長瀞八景の案内板。
眼下に荒川を見下ろす眺望だが、霞んでいてはっきりしない。
前方にパラグライダー発進場のある雨乞山が見える。
再び登山道に戻り、またまた飛び出した車道が榎峠。
このあたりから風が吹くたびに黄色い粉が舞い始める。
雨乞山へは車止めのチェーンがかかる狭い林道を進む。
しばらくすると高圧線の鉄塔。皆さんやっているように真下から撮影。
このあと登山道と林道は並行するがどっちを進んでも時間は変わらない。
そうこうしてるうちに突然目の前に展望が広がる。
パラグライダーの発進場がある雨乞山だが誰もいない。
周りの山を見て驚いた。
まるで秩父じゅうの山が山火事のように煙っている。
春霞や黄砂ではなくて花粉だ。
ここで少し早いがお昼休みにするが、とにかくじっとしていると目がしょぼつく。
30分ほど休んで先へ進む。
雨乞山から先も林道は続くが、この周辺を歩いたレポから間瀬峠への下降点を見逃さない等に慎重に進む。
降り口には標識はなく、木にテープでマーキングがしてある。
落ち葉の積もる雑木林を一気に下ると県道に飛び出す。ここが間瀬峠。
30メートルほど北西の登り口から再び山道に取り付く。南側が伐採された見晴らしのいい道を進み、植林の急坂を登り詰めれば不動山山頂。
ここも樹林に囲まれ展望は全くなし。
陣見山といい苦労する割には報われない山頂だ。
地元の4人組のグループが食事をとっておられ、いろいろ山の情報を教えていただいた。
山と高原地図では破線になっていた苔不動経由のルートも問題なさそうだ。
山頂から少し下ると南面は伐採され展望が開ける。すぐに林道に飛び出ししばらく進むと左手に苔不動の大きな看板と長瀞八景の案内板。
ガードレールの脇から下るが、いきなりの急降下。手すりがつけてあるのでいいが、なかったらけっこうビビる場所である。
岩に不動明王像が置かれている苔不動を過ぎると、再び岩場の急坂。
一応階段状になっているが、滑りやすく慎重に下る。
あとは樹林の中の岩がごろつく道を下ると、右手にフェンスが続く。
右手は県の射撃場らしく進入禁止のフェンスのようだ。
いい加減下りに飽きてきたところでいきなり車道に飛び出す。
地図で八重子3号橋と書かれているポイントだ。
ここからは野上駅まで約1時間の行程。
ところが途中で道を間違え遠回り。おまけに雲行きが急に怪しくなってきて猛烈な突風が吹き始める。
秩父を囲む山々で花粉が一斉に吹き飛ばされる。
ニュースでは煙霧と言っていたが、少なくとも秩父ではあれは土埃ではなく花粉だ。
雨も振りそうな雲行きの中、ダッシュで野上駅へ急ぐ。
そして駅に着いた直後に雨。
ぎりぎりセーフ。
あとは秩父鉄道で寄居に戻るだけ。
このコースは標高は低いものの、終始登降を繰り返し、急登急降下も多いなかなかハードなコースだということは自覚していた。
昨日25キロ以上歩いた疲れもあるし体力的にどうかな?という覚悟はあったが実際に歩いてみると確かに登降は厳しいもののそれほど大変という気はしなかった。
ただ、今回はとにかく花粉。
日差しが戻った9時過ぎから花粉が舞い始め、テレビのニュースや鼻炎薬のCMなどで見る花粉が飛び散る瞬間をあきるほど見る羽目になった。
案の定帰宅後目は真っ赤なうさぎさん。
二日合わせて先週を上回る43キロ、
これで寄居と芦ヶ久保がつながった。
まだまだ花粉は続きそうだけど、天候が許せばこの週末も当然登る予定。
ここまでずっと奥武蔵を歩いてきたけど次からは中央線沿いの山や道志方面を歩いてみるつもり。
今回は野上駅に到着後、慌ててGPSログを保存しないまま削除してしまった。
よってルートは手書きとなります。
コメント
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拙者もそう思いました、ホントに。
「山と高原の地図の標準タイムはかなりきつい数字だと思う。
計画の際は山と高原の地図の標準タイムプラスアルファで考えた方がいい。」
隊長
古いレコにコメントありがとうございます。
特に『奥武蔵』のうち寄居駅北側のルートについてはその感が強くありました。
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