大佐飛山 〜栃木で一番遠い山〜
- GPS
- 09:33
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 1,504m
- 下り
- 1,467m
コースタイム
(1時間) - 大長山 - (1時間) - 黒滝山 - (1時間) - サル山 - (1時間) - 13:50 新登山口
コースタイムは8〜13時間。雪質によって大きく変わります。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
板室街道を路線バスが走っていますが、大佐飛日帰りには向きません。 新登山口に車で向かうには、巻川方面(光徳寺約100m南、林道巻川線の表示あり)から入ると全線舗装です。 木の俣川線経由(ニューこめや付近から入る)の場合は最初に未舗装区間があります。雪融けも遅い。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
巻川林道(全線舗装、ゲートなし)の雪は概ね融けてました。 崩落個所も昨年復旧済ですので、巻川方面から車で新登山口まで行けます。 今年は雪が少なく、すでに大佐飛登山適期です。今後まとまった積雪がなければ、4月中旬頃には西村山までヤブ化しそうな勢いです。 最初から最後までツボ足+アイゼンで行けました。午前中は雪が適度に締まって歩きやすかった。帰りは気温上昇により踏み抜き多発。 黒滝山までは踏み跡多数で、歩き難い程でした。黒滝山手前の急登部分には新たなトラロープが設置されましたので安心です。 |
写真
感想
大佐飛山は「栃木で最も遠くて深い山」と形容される、登山道のない栃木百名山です。積雪期以外は深いヤブに阻まれ、極一部のヤブのプロのみ登頂可能。4月中旬頃の残雪期には沢山の登山者が訪れ、路肩が車で溢れ返ります。この山の最大の魅力は大長山以降に突然現れる真っ白でどこまでも続くような回廊につきると思います。
先週大長山まで下見した際に、今年は大佐飛シーズンが早そうな雰囲気がありました。
その後暖かい日が続きまとまった降雪も無かったので、林道は一気に雪解けが進み、問題なく新登山口に駐車。これで約1時間短縮できます。
5時前にヘッデンで登り始めました。尾根に着くと多数の踏み跡あり。朝ぼらけを愛でながら登り、サル山手前で日の出。雪が締まっていて良いペースで歩けました。
休憩込み2時間半で黒滝山に到着。更に大長山まで1時間。ここからがお楽しみ。白い回廊をのんびりと散歩し、最後に一登りして大佐飛山頂に到着しました。余裕が出来たので、後はこの絶景を楽しみながらゆっくり帰ろうっと。
大佐飛山頂からの眺望は良くありません。ちょっと南西に行くと南側の展望の良い所があります。逆に北東に行くと北の展望が楽しめます。(地図を拡大するとフラフラ歩いた軌跡が確認出来ます)
装備はスノープレート付(軽)アイゼン+Wストックが転倒しにくくオススメです。
深い新雪にはスノーシュー必携ですが、そのような状況では大佐飛まで届かない可能性大。
ピッケルは不要です。熊と戦うには有効かもw。
午後気温が上がると踏み抜きが増えるので、早朝発が楽です。3時頃歩き始める人も珍しくありません。目安として、黒滝山が9時、大長山に10時半、大佐飛に12時。これより遅いと帰りに腐った雪をヘッデンで歩く可能性が出て来ます。
万一の場合を考え装備は充分に、でも軽量化。ライト類は2つ持ちましょう。
迷いやすいところ:
.汽觧海寮
真っ直ぐ進みたくなりますが、山名板から少し進んだら尾根を右に外れて下る。目印あり。良く見れば樹林の間から山藤山方面が見える。間違いトレース多い。
黒滝山周辺
黒滝山の山名板を見落として雪庇を進むと訳が判らなくなるので、最高点近くになったら周囲に注意して歩きましょう。
山名板から樹林帯に入り道らしいところを約10m程西に下る。先に見える開けた場所までは進まずに、左手の道の無い林に進入し樹林帯を西〜南西に100m程進むと、ちょっとした尾根に乗る。その尾根を素直に北西に辿り下って、左からの鴫内山ルートの尾根に乗り換えると直ぐに西村山。目印あり。
トレースが消えると帰りに迷いやすいので、振り返って景色を覚え記憶します。
*男鹿山塊の天気予報について*
このエリアは黒磯とか大田原の天気と大きく違う事が良くあります。
個人的に週間天気として参照しているのは、ウェザーニュースの「川治」です。
それと「てんきとくらす」の日留賀岳と茶臼岳の登山指数が○ならok。
更に「GPV気象予報」で雲量・雨量の変化を見ておくと安心。
個人的な経験則:
新登山口から黒滝山までの時間(休憩込み)の約3.5倍が総山行タイム
2.5時間→9時間
3時間→10時間
3.5時間→12時間
4時間→14時間 *日帰りの限界に近い
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
おはようございます。
昨日、那須から南を眺めていて、日光連山の手前に見える山が大佐飛山であることを知りました。
大佐飛山からの那須連峰、美しいですね
おはようございます。
コメントありがとうございます
こちらからは真っ白な裏那須が印象的でした(今の時期は雪崩が怖くてチャレンジする勇気ありませんが)
大佐飛山は他から眺めるとパッとしない山容ですが、残雪期に歩くと大満足しますよ
残雪期限定の大展望のロングルート。
キレイな写真堪能させて頂きました。
ありがとうございます。
刻一刻明るくなっていくにつれ浮かび上がる景色。
ワクワクしますね。
早起き頑張ったShaminekoさんへのご褒美ですね
富士山まで見えるんですね。
すごいな〜
おはようございま〜す。
コメありがとうございます
大佐飛は、雪質良ぐてぇ〜、トレースあれば簡単に行げる山だっぺ。天気とがぁ、気温とがぁ、最近の降雪を調べるのがダイジだっぺよ
(栃木弁のダイジには"大丈夫"と"大切"の意味もあり)
この日は新しい靴下がいずくて(以前の"おはよう靴下"はもじゃぐって投げたさ〜)、でも朝日 に励まされてペースが上がり過ぎ、したっけ後で軽い筋肉痛だっちゃ。
あと少しの間は楽しい残雪歩きが楽しめそうですね。
んではまず
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する