富士見台から南沢山へ【見飽きるほどの絶景に恵まれて】

2020年11月29日(日) [日帰り]

• GPS: 06:35
• 距離: 13.0km
• 登り: 762m
• 下り: 747m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:51
• 休憩: 1:34
• 合計: 6:25

7:12 神坂峠
7:42 7:42 神坂小屋
7:55 8:02 富士見台高原
8:56 8:59 湯舟沢山
9:24 9:36 横川山
9:55 10:07 南沢山
10:30 10:41 横川山
11:02 11:09 湯舟沢山
12:03 12:03 富士見台高原
12:11 12:11 神坂小屋
12:33 13:14 神坂山
13:27 13:28 萬岳荘
13:37 神坂峠

天候

快晴　後高曇り
【気温】富士見台：−1℃　　横川山：4℃　　富士見台：7℃

アクセス

利用交通機関：

自家用車

中津川IC〜R19を北上〜沖田交差点右折（ファミリーマート 有）
〜湯舟沢川を上流へ〜林道・大谷霧ヶ原線で神坂峠まで。
峠に隣接した登山者駐車場を利用。

林道・大谷霧ヶ原線は毎年、12月の第二週頃から冬期閉鎖になります。

コース状況／危険箇所等

【登山道】
霜柱で白んだ道は往復共凍結したままで、
泥濘もほとんどなく神坂山の下り以外は歩き易い状態でした。

【展望】
富士見台からは百名山の内、23座が眺められるとの評判通り
白山・御嶽・中央・南アルプスは全山、北アルプスも穂高や表銀座の
山が展望できました。
更に、神坂山では鋸岳の左奥に八ヶ岳が展望できました。

◆富士見台から富士山は見えません。「富士が見たい」と言う願望が
　富士見台になったと言われています。

その他周辺情報

神坂山【岩田石】の謂れは・・・
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1981164.html

写真

11/29 6:37

《神坂峠》
日の出までしばらく待とう。

11/29 6:46

《神坂峠》
来た！　さて、準備しようか。

11/29 7:13

《神坂峠》
西斜面のトラバースコースで出発！

11/29 7:27

朝陽を受ける千両山と恵那山。

11/29 7:43

神坂小屋を通過。

11/29 7:44

おおー！南アルプスオールスターズだ。

11/29 7:44

こちらの中央アルプスも勢揃いだ。

11/29 7:48

《富士見台》
御嶽、乗鞍を捉えながらピークへ向かう。

11/29 7:54

《富士見台》
大パノラマのピークに到着。

11/29 7:55

《富士見台》
南沢山へ続く稜線と大きな山容の南木曾岳を望む。

11/29 8:04

鈴鹿山脈も横一列だ！武平峠も石榑峠も藤原岳の削られた斜面までも捉えられる。

11/29 8:08

巨大な霜柱を踏んで。

11/29 8:10

池にもしっかり氷が。

11/29 8:14

継母岳、継子岳を従え噴煙を上げる御嶽。

11/29 8:15

麦草山-木曽前岳-木曽駒ヶ岳-三ノ沢岳-宝剣岳-濁沢大峰？をズーム。

11/29 8:20

湯舟沢山〜横川山の稜線奥には御嶽、乗鞍のツーショット。贅沢な稜線歩きを堪能しよう。

11/29 8:34

《横川の名水》どんどん下って横川の源流に出る。

11/29 8:43

まずは湯舟沢山まで登り返しだ。

11/29 9:03

《湯舟沢山》
山頂を表す物は何も無かった。

11/29 9:03

《湯舟沢山》
横山川へ延びる登山道を見る。

11/29 9:25

《横川山》
今回のルートで間違いなく一番の展望地だ。

11/29 9:30

《横川山》
乗鞍岳-北アルプス（西穂高〜前穂高辺り。左は双六-水晶方面かな？）

11/29 9:40

《横川山》
南木曾岳と中アを望みながら笹原を南沢山へ向かう。

11/29 9:57

《南沢山》
今回の最終地点に到着。

11/29 10:02

《南沢山》
山というより高原のほうが相応しいよね。

11/29 10:04

《南沢山》
伊吹山を遠望する。

11/29 10:13

高原のような道。

11/29 10:16

横川山への登り返し。

11/29 10:44

《横川山》
富士見台-湯舟沢山-恵那山

11/29 10:53

ますます鮮明になった南アを一望しながら。

11/29 10:55

光岳〜池口岳方面。

11/29 11:11

《湯舟沢山》
大判山と恵那山。

11/29 11:34

富士見台への登りにかかる頃、やっと白山も姿を現した。

11/29 11:45

鋸岳-甲斐駒ヶ岳-仙丈ヶ岳〜白峰三山（北岳〜農鳥岳）

11/29 11:45

間ノ岳-農鳥岳〜塩見岳〜小河内岳〜荒川岳

11/29 11:43

荒川岳-盟主：赤石岳-聖岳-上河内岳

11/29 11:55

午後になっても凍ったままだ。

11/29 12:02

《富士見台》
麦草山〜仙涯嶺までの中央アルプス主脈と、烏帽子岳から安平路山へ続く支稜線を望む。

11/29 12:06

《富士見台》
たおやかに広がる笹原。

11/29 12:15

最後のピーク：神坂山へ向かう。

11/29 12:16

南アを背景に落雷遭難の碑が。

11/29 12:36

《神坂山》
三角点名：神坂山

11/29 12:50

《神坂山》
ここまで来ないとみられない八ヶ岳（赤岳）。

11/29 12:53

《神坂山》
「昭和五年十月　岩田石」の前で食事にしよう。

11/29 13:12

《神坂山》
P1680と富士見台。

11/29 13:28

ひっそりとした冬期閉鎖中の萬岳荘。

撮影機器：

IXY DIGITAL 910 IS CANON

感想

onetotani

明らかに季節が進み、雪の便りがあちこちから届くようになってきた。
コロナ禍のおかげで、思えば南信州へはご無沙汰状態だった。
雪山の絶景を求めてアルプスに囲まれた阿智のお山へ出かけよう。

7時前に到着した神坂峠の駐車場はすでに満車で、何とか残った
スペースに車を停め、オレンジ色に染まるサンライズショーを
待ってお気に入りの西側斜面のトラバースコースで富士見台へ向かう。

朝陽を受ける恵那山を眺めながらコチコチに凍った登山道を進み、
尾根を回り込むと見えるはずの白山は雲の中だったが、萬岳荘からの
道へ合流すると開けた笹原を越えて、鋸岳から池口岳に至る南アルプスが
勢ぞろいだ。東側の山はシルエットの時間帯だが、陽を受ける西側の
御嶽、乗鞍は輝くように眺められる。
はやる気持ちで富士見台のピークに立つと、まさに360度名峰の
オンパレードだ。

僅かに雪の残った笹原の道は凍結し、湿地帯の池には氷が張りと、
冬の到来を実感しながら、尾根を離れるようにして横川の源流
「横川の名水」まで下ると、北上する尾根に乗り換えて湯舟沢山から
南沢山へまでのアップダウンが始まりだ。

湯舟沢山を越え手前のピークをトラバースするように到着した
横川山では第一級の展望が待っていた。御嶽からぐるりと視線を
めぐらすと乗鞍、北アルプス、中央アルプス、南アルプスと
絶景の大パノラマだが、南アルプスはまだ逆光気味だ。
楽しみは後回しにして南沢山を踏んで戻ってくると、
山襞もハッキリ見られるようになっていた。

横川山から湯舟沢山に戻る頃には、南アルプスもますます鮮明に
なってきた。
目に前に広がるこの絶景を堪能するように何度も足を止めながら
ゆっくりと富士見台へ戻り、神坂山で遅めの昼食を摂っていると
空から青さが薄れ、冷たい風が吹き始めた。

コメント

てっぱん

一年中楽しめる
こんにちはonetotaniさん

　冬〜初春はスノーハイクに霧氷、春から夏にかけては緑の笹原にササユリ、秋はカラマツの黄葉にカエデの紅葉。アクセスが良くオールシーズン楽しめる展望稜線はいいですね。この稜線からは名だたる山が見渡せますが、私は御嶽山と乗鞍岳を眺めるのが好きです。恵那山がすぐ近くに大きいのもいいですね。

　しばらく訪れていませんが、行き先に迷った時には貴重なところです。

onetotani

Re: 一年中楽しめる
teppanさん　今晩は。

霧氷狙いで大川入山か迷いましたが、展望狙いで富士見台を選びました。
厳しい冷え込みでしたが期待通りの絶景に出逢えました。

神坂峠まで車で入れると標高もかなり稼げるので、僅かな登りでこの絶景が
得られる。いろんなコースで多くの人が歩かれるのも納得ですね。

komaki

onetotaniさん、こんにちは。
標高の一番高い富士見台が、一番展望がいいのかなと
思いましたら、横川山の方が、レベルが上なんですね。
ここ数年、湯舟沢山で折り返してますので
また一度、じっくり歩いてみたくなりました。
岐阜県側から登れる、年内最後の機会、
晴天で楽しまれて何よりです。

onetotani

Re: onetotaniさん、こんにちは。
komaki さん　今晩は。

御嶽、北アがより間近に感じられる横川山からの展望が一番でしょうね。
ここから中央アルプスが越百山から安平路山、摺古木山と高度を
下げて行く様を眺めるのが好きな景色です。
そして奥に隠れた八ヶ岳を見るために神坂山まで足を延ばすのが
定番になりました。

期待通りの展望に恵まれた贅沢な一日でした。