【過去レコ】シャクナゲの袴腰山(旧城端町最高地点)・三方山曲


- GPS
- --:--
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 643m
- 下り
- 635m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
袴腰山は「礪波富士」とも呼ばれ,袴の腰板に似た台形の山.城端町と上平村による山開き登山は毎年,シャクナゲの開花状況に合わせて行われているが,今年は1週間後の5月25日である.
五箇山菅沼合掌造り集落近くの山であるが,菅沼側からは入ることができないので,五箇山トンネルを抜けたところでたいらスキー場への道に折れる.細尾トンネルを出たところで左折し,峰越林道に入る.未舗装で荒れた林道である.車が激しく汚れる覚悟が必要である.
峰越登山口は標高900鍛賄世能縞な駐車スペースもある.他に5台の車が停まっている.人形山も良く見える.日焼け止めを塗ってスタート.すぐに登山道の両側からホトトギスの大合唱が聞こえてくる.じきに袴腰小屋に着く.ここまで来ると,白く輝く「白山」の雄姿が目に飛び込んでくる.
袴腰山山頂台地までは急斜面の登りである.結構しんどいが,イワウチワ,ショウジョウバカマ,キクザキイチゲの花々に励まされる.登りきると分岐点に出る.まずはここを左に進み,展望地へと向かおう.途中に袴腰山最高地点の標識がある.展望地からは白山,人形山,猿ヶ山,三方山の眺望が素晴らしい.
先の分岐点に戻り,しばらく進むと展望櫓があるがこれに登る梯子が垂直であり,ちょっと登る気になれない.この辺りがシャクナゲの群生地のようだが,まだ少し早いのか咲いている株はわずかである.
次は三方山へと向かう.まず山頂台地末端の急斜面を固定ロープにつかまって下降する.帰りにこの斜面を再び登らなければいけないかと思うと気が重くなる.下りきったところから整備された道が分かれているが,これは中部電力の送電線巡視路であり,誤って入り込まないように注意が必要である.
次の1068奪圈璽の辺りは咲いているシャクナゲの花が多く,3年前の金峰山・瑞牆山を思い出す.この辺りから踏み跡が薄くなり,ササやヤブに道が覆われ,ルートファインディングが困難になる.道標はもちろん,赤テープも一切なく,道があっているかと不安になると踏み跡が現れるような場所が続く.ほとんど人が歩いておらず,手入れがされていない印象である.
1103奪圈璽まで来ると三角点があり,「三角点奥山1103米」という小さな標柱があるので,少なくともコースを外れていないことが確認できる.次の鉄塔ピークまで来ると,三方山は近い.三方山が近くなるとブナ林となり,足元にはコシジオウレンが群落を作っている.
三方山山頂は全く展望がないので,写真だけ撮って,先ほどの鉄塔まで戻ってランチとする.スーパーで買った天むすのおにぎり,草もち,そして前日の夫婦山の残りである冷凍トロピカルフルーツでようやく一息つく.
袴腰山へ戻る途中はそこそこの人数とすれ違ったので,来る時よりは不安も少ない.このとき少し話した人によると先ほどの三方山は本ピークではないようである(そういえば標柱に「二峰」とあった).うちに帰ってからネットで調べると,登ったピークは二峰,その先の1348奪圈璽を一峰と呼ぶらしい.しかし,山と渓谷社のガイドブックは二峰を三方山としているので,三方山に登ったことにして良いだろう.
登山口との単純標高差は少ないが,アップダウンを繰り返すルートなので,帰りもなかなかきつい.それでもトータルではコースタイム丁度で登山口まで戻ることができた.
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