ふふふのスノーシュー〜裏磐梯
- GPS
- 04:06
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 140m
- 下り
- 190m
コースタイム
9:00-磐梯高原バス停
9:50-るり沼
10:50-弁天沼
11:50-裏磐梯ロイヤルホテル
3/22(磐梯山噴火口散策イエローフォールツアーbyもくもく自然塾)
9:00-裏磐梯スキー場
9:40-銅沼
10:15-イエローフォール
11:45-裏磐梯スキー場
天候 | 3/21 晴れ強風 3/22 ピーカン無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
五色沼の方は、踏み抜いて大変というようなところはありませんでした。 イエローフォールは、銅沼の氷が薄くなっているところがあり 迂闊に歩くと危険のようです。 イエローフォールも大分やせ細っているとのことで 今年はこれが最後ですねっていわれながらの見学でした。 |
写真
感想
会社の連休を使って裏磐梯へ行ってきました。
平日なので、きっとのんびりできるだろうとの思惑、ピタリと当てはまりましたよ。
お世話になったお宿はペンションハイジさん。
2年前ゴールデンウィークにお邪魔して、とっても居心地がよかったのでリピートです。
地場の食材を使用したおいしいお料理と、ご主人の趣味の鉄道模型が魅力のペンション。
興味のある方は、ぜひぜひ訪れてみて下さい。
ジオラマがあって、自分の模型を走らせることも可能です。
夏期には、庭に線路が出現するらしいです。
http://www.urabandai.com/p.heidi/
ちなみに、全室にハイジの本が置いてあるらしいですよ。
さて、元々の目的は、こちらのペンションに行って、ぼんやりしようということだったので
特に何も決めず、出発時間も適当、帰るのも適当という、成り行き旅行を決め込んでいたのですが
二泊三日がただそれで過ぎてしまうのももったいないなぁと思いいたり
裏磐梯で遊べそうなものはないのか、急遽探してみました。
裏磐梯だったらスキー場があるじゃない!というアナタ
それはごもっともなのですが、10年前に鎖骨を骨折して
それ以来、滑る遊びはちょっと腰が引けてしまいます。
滑らないでも遊べるもの・・・スノーシュー♪♪があるじゃないか!
探してみると、毎日ツアーを開催しているもくもく自然塾というサイトにたどり着きました。
http://www.moku2-outdoor.com/
五色沼は前回GWに訪れて、その美しい景色がとても気に入った場所でもあります。
それと、なんといっても磐梯山中腹のイエローフォールを見に行くツアー。
山心が大変刺激されるのです。
しかも、前日20時までに申し込めば対応してもらえるというフレキシブルな体制。
結局両ツアーとも申し込んだのは前日20時頃でした(笑)
そんな時間に申し込んだにもかかわらず、3/21はここ最近の暖かさとは打って変わって氷点下だよ。
しかも風速8m/sという強風。
私は雪が十分あるところでは、必ず強風に見舞われなくてはならんのかw
頭上の雲は、ものすごい勢いで集散を繰り返し、木の音が轟々となっています。
ペンションのご主人には大変心配されながらも出発。
でも、自分的には、大菩薩の時より寒くないし、そもそも稜線じゃないから
着るものさえ間違えなければ、まぁ、何とかなるだろうと思っていました。
地吹雪も覚悟しましたが、そこまでの雪原がなかったのでホワイトアウトになることなく
相変わらず指先は痛かったけど、それでも、前回よりは全然マシ。
余裕を持って景色を楽しむことができました。
何事も経験って大切ですね♪
そして、五色沼コースにしておいてよかった〜。グッジョブ♪私w
9時に集合して、ガイドさんにスノーシューの履き方歩き方を説明してもらっていざ出発。
初着用の感想としては、思ったよりもずっと軽いし、動きやすいので、すごく快適♪って感じでした。
所々で動物の足跡や植物のことを教えてもらったり、それ自体もとても楽しい。
足跡って、動物によってこんなに違うんですねぇ。
キツネは1本足で歩いているのかと思う程、まっすぐにしか足跡が残りません。
その辺が、ノーブルなイメージにつながるのかなって思いました。
ダンスにもフォックストロットってあるしね。
今回は見つけられませんでしたが、タヌキの足跡はもっとウロウロしたような感じになるのですって。
あ〜それが、ちょっと抜けてるタヌキのイメージにつながるわけね(笑)
テンはぴったり両足を揃えて歩いているし、ウサギやリスの跳躍力はすごかった。
体長の何倍飛ぶんだ?って感じ。
猟師って、こういうものを発見しながら、狩りをしているんですね。
雪があると、夏より、冬の方が跡が残るから狩りはしやすいのかもしれません。
ただし、相手にも自分の足跡が残っちゃうけどね〜
五色沼はその名の通り様々な沼の色が楽しめる湖沼地帯です。
火山の生成物である「アロフェン」という物質が光を反射することで
目の覚めるような、青や緑色の水色を見せてくれたり(実際の水は透明ですけどね)
酸性度の高い水が流れ込んでくることで、物質を酸化して水を赤く見せたり
その二つが混じって黄色に見せたりと、ホントにバリエーションが豊か。
裏磐梯に住んでいたら、毎日この景色が見られるのか。
なんて羨ましい!(笑)
そもそも裏磐梯の地形は100年程前に起きた磐梯山の噴火を除いては語れません。
3つあったと言われる山頂1つを一日にして吹っ飛ばす、大噴火があったそうです。
写真でみるところの、えぐれた真ん中には元々小磐梯と呼ばれた山があったのです。
飛ばされた土砂は土石流となり麓へ流れ込んで、樹々を薙ぎ倒し、川を堰き止め、村を埋めました。
そのスピードは時速80kmもあったそうです。
実際、今でもその当時に飛ばされてきた、2mもある巨石が彼方此方に転がり
その威力の凄さを物語っています。
一時は生えるものの何も無かった荒地に、地元の篤志家遠藤氏が私財を投げ打って植林し
もちろん、名もなき人びとの努力で、今の裏磐梯の景色が出来上がったのでした。
こういう成り立ちを聞くと、なんか親近感とありがたみがましますよね(^_^)
さて、翌日の22日は前日とはうってかわって、スキー場でも5℃無風。
雪があるのに無風( ´ ▽ ` )ノ
雲一つない青空。まわりの山並みがくっきりはっきり。
あぁ。なんていい天気なんだろう♪
今日もガイドさんについて、レッツハイキングです。
その、噴火口近くを散策して、イエローフォールなる氷の造形物を見に行くのです。
近くで見る噴火跡は、雪をかぶっていないところも多々あって、かなりの迫力がありました。
100年程度だと、風化もしていないのか、荒々しい傷跡がくっきり。
これだけ噴火すれば、確かに麓は埋まっちゃうだろうと納得の噴火壁でした。
コース的には山の中腹にあるということで、山登り的要素も覚悟(楽しみに)していましたが
上までスキー場のリフトで行っちゃうし、凍った沼の上を移動したりとほとんど平坦で
スノーシュー初心者には大変歩きやすかったです。
皆さん口を揃えておっしゃってましたが、ここ2週間で雪の量が1/2に減ったそうです。
確かに今の地面の高さでは絶対に届かない所にウサギの食痕があったりするので
それは納得なのですが、2週間で1mも雪がとけるって(^_^;)
実感がわかないですよね。
東京ではちょっとした雪がいつまでも残っていたりするのに。
イエローフォールだって私の目には十分立派でした。
でも、そこまで言うなら、次回は1月か2月に最大サイズのイエローフォールを見に行こうと思います。
雪の状態もその頃が一番良くて、スノーシュー以外の雪遊びも教えてくれると言うし( ^ω^ )
さてさて、問題のスノーシューですが、本来の実力はこんなもんじゃなかったのかもしれませんが、それでも大満足(^O^)
来年には、マイスノーシューがあったりするかも〜♪───O(≧∇≦)O────♪
ってくらい楽しかったです。
骨折して以来、寄り付きもしなかった雪山にこんなにハマるとはね。
人生何があるかわかりませんなぁ。
コメント
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muniさん、はじめまして。
ようこそ、福島へ!
天気が良くて何よりでした
私もイエローフォールに行きたくてスノーシューを買いました
やはりガイドさんが付くと、いろいろな事を教えてもらえて勉強になりますね
柳沼の名の由来の柳は、知りませんでした。
お節介なんですが、
54枚目の写真の白い山は、朝日連峰の大朝日岳と小朝日岳ですね。
左が大朝日岳で、右が小朝日岳。
実は、まだ朝日岳は未踏なんですけどね
18枚目は奥の左が西大巓(にしだいてん)で、その右が西吾妻山です。
西吾妻山は、吾妻連峰の最高峰です(2035m)。
muniさんがせっかく来てくれたのに、今年のイエローフォールはあまり大きくならず色づきも悪かったです
毎年 出来が違うし、同じシーズン中でも融けたり凍ったりを繰り返すので色も変わるようです
これは、昨年の1月15日のレコです。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-162763.html
昨年は色づくのが早かったですが、例年は1月下旬〜2月上旬が見頃になります。
是非またいらしてください
miki122さん。こんにちは。初めまして。
山の名前、教えて下さってありがとうございました。
今回は観光地図しか持たなかったので
ガイドさんから一度聞いた名前を覚えていられるかどうか
覚えてなかったら、もうわからないという(笑)
おかげで、すっきりしました。
言われてみれば、西大巓にも、聞き覚えがあります
裏磐梯からは本当にいろいろな山が見えますね。
気持ちがいいし、山容も美しいし、ホントに羨ましいです
柳沼の由来は、まわりに柳が沢山生えているから・・・とのことでした。
柳って、下に幽霊が立つあれですよね?
東京に生えている柳はもっとすらっとなよっとした感じで、
こちらで見たものとはまったく種類が違うように思えました。
大雪という環境の違いのせいですかねぇ。
色々興味深いです。
夏の磐梯山にも登りたいし、柳の葉も見てみたいし
イエローフォールのホントの実力も見たいし(笑)
福島はホントに魅力的な場所ですね。
また、機会を見つけてうかがいたいと思います
情報満載のレコで、春の気配も感じました
日焼け対策は大丈夫でしたでしょうか
それにしても雪山にすっかりハマりましたね
すっかりハマってしまいました
冷え性なので、寒いところは大の苦手だったのに
一体どうしたことでしょうね
昨今のギアの性能が良くなっているのは確かですが・・・
日焼け対策は、わりと万全にやったつもりでしたが
それでも、ちょこっとだけ焼けたかな?
家に帰って、すぐにコラーゲンパックしました〜
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