網掛山・高鳥屋山〜梨子野山 南信州里山巡りもそろそろ終盤
- GPS
- 05:55
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 837m
- 下り
- 837m
コースタイム
07:55林道終点登山口
08:35網掛山山頂08:45
9:10林道終点登山口
【高鳥屋山・梨子野山】
10:05鳩打峠登山口
10:55高鳥屋山山頂11:15
11:50梨子野山山頂13:10
13:45高鳥屋山山頂14:05
14:40鳩打峠登山口
天候 | 薄曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
中央道「飯田山本IC」降車、国道256号線で阿智村方面へ 国道256号線と153号線分岐で153号線へ 高速道をくぐるとすぐ右側に「網掛峠」の黄色い標識があります 集落内を進んで「古代東山道祭祀遺跡」碑で左折すると 一本道の林道になり、終点に駐車余地(5台程)があります 【高鳥屋山・梨子野山】 国道153号線に戻り、北上します 「大瀬木」信号を左折し、農免道路を横切り 右手に分かれる林道鳩打線に入ります 道なりに進むと(路上に落石多数、注意してください) 鳩打峠を越えるトンネルの手前に東屋と登山口があり、 駐車余地もあります(トンネルを抜けると広い駐車場所がありました) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【網掛山】 「古代東山道」と標識の建つ歴史のある道です 急斜面に綴れ織りの道が付けられ、良く整備されています 「蛇瘤杉」から右に入り山頂を目指します 林に遮られ、視界は良くありませんが、 危険箇所はありません 【高鳥屋山・梨子野山】 「登山道」の標識からいきなり急坂が始まり、尾根まで続きます その後の尾根歩きは、緩やかで歩きやすい道です 所々、日陰に雪が残っていましたが 気になるほどではありませんでした 高鳥屋山山頂直下はやや急坂で、帰路は少しきつい登りになります その先はまた緩やかな尾根道が続き、標識も整備されています 梨子野山山頂への分岐からは藪気味で、 三角点は見つけられませんでした 特に危険箇所はありません |
写真
感想
日曜日はCLの御都合が悪いとのことで
急遽、土曜日に「高鳥屋山・梨子野山」の登山計画を
立てていただきましたので(毎度CLの即断、即決の見事さには恐れ入ります)
参加させていただきました。
先週の快晴をもう一度とばかりに出発しましたが
そんなに思うように好天が続くはずもなく
かといって日曜日はもっとおもわしくない予報です。
休憩した「駒ヶ岳SA」では真っ白な仙涯嶺がくっきりと見え
なんとなく期待が高まります。
「網掛山」は中央自動車道の恵那山トンネルの東、網掛トンネルの上にある山。
10分近くかかる恵那山トンネルに比べたら瞬時に通り抜けてしまうトンネルの上に
山頂があると知ったのは最近ですが、
いつか登ってみたいと思っていましたから、願いが叶いました。
陽だまりにまどろむような小さな集落を抜け、
谷に沿って林道を登ると終点に僅かな駐車余地があり、
清らかなせせらぎが足元に迫っていました。
峠までの急斜面は歩きやすい綴れ織りの道で、
「古代東山道」の名の通り、古の人々が歩いていた頃と変わらない道なのでしょう。
とはいうものの、淡い春の日差しでほの暗い谷間に往時を偲ばせるものもなく
黙々と道を辿るのみです。
遠くに集落が見渡せる場所に出ました。ここが峠のようです。
「園原」と言えば、「たずねまほしき園原や…」とつい口をついて出るのは
信州人だからでしょうか。
「信濃の国」に歌われる有名な地名が、なにか郷愁を誘います。
峠の近くに屋根が掛けられた大きな切株がありました。
これは「蛇瘤杉」で、案内板によると切り倒されたそうです。
木の高さはどのくらいだったのか、切株の巨大さから想像もつきません。
「網掛山」へは峠を下らず、右斜面を登って行きます。
雑木林と檜の美林の入り混じる里山の気持ちの良い道は
どこまでも歩いて行きたい気分にさせますが、
樹林に遮られて、恵那山や、足元の高速道路は僅かに見えるのみで
ちょっぴり惜しい気がします。
山頂も同じく眺望がなく、西に展望台があるとのことで
向かいましたが、それらしい場所が見当たらず、引き返しました。
東の展望台へは少々時間がかかるようですので、
次の目的地へ向かう為、下山開始です。
疾風の如く駆け下りて、向かったのは、「高鳥屋山」、「梨子野山」。
縦走すると鳩打峠に置いた車の回収が大変なので、
「高鳥屋山」から「梨子野山」へ向かい、また同じ道を戻る計画です。
随分長い時間がかかるのではと不安でしたが
実際に歩いてみるとは四時間足らずで、尾根道をのんびり歩けました。
落石だらけの林道はスリル満点でしたが、
車で鳩打峠迄入れると随分時間短縮になるのですね。
運転手さんには、大変お疲れさまでした。
「高鳥屋山」山頂直下には際立つ青い屋根の小屋が建てられていて、
中を覗くと、記念写真やら、鍋、コンロなどの道具類があり
暖かさと親しみを感じました。
山頂から小屋にかけての東斜面が伐採され、南アルプスの展望の素晴らしいのにも
この山を愛する方々の並々ならぬ思い入れを感じます。
三角点は発見できませんでしたけれど、
「梨子野山」の山頂は赤いテープに記された文字で納得できました。
テープを着けてくださった方には大感謝です。
そうでなければ、山頂も三角点も分からずじまいで帰るところでした。
「終わり良ければすべて良し」です♪
北の鳥が北国に帰る時期を過ぎました。
未だ訪ねていない山で、魅力的な山は沢山ありますけれども
そろそろ雪の心配がなく登れるシーズン到来、
南信州の里山巡りは、次の冬の楽しみになりそうです。
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