大沢山〜笹子峠（冬枯れの郡界尾根を逍遥）

2020年12月27日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 18.6km
• 登り: 1,236m
• 下り: 1,237m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:18
• 休憩: 1:09
• 合計: 7:27

8:00 笹子駅
8:24 8:24 追分バス停
8:27 8:31 奥野稲村神社
9:17 9:22 送電線鉄塔
10:28 10:40 大沢山
11:14 11:17 ボッコノ頭
11:51 11:51 摺針峠
12:09 12:16 大洞山
12:26 12:58 カヤノキビラノ頭
13:35 13:35 中尾根ノ頭
13:54 13:54 笹子峠
13:59 14:02 笹子隧道
14:20 14:23 矢立の杉
15:10 15:10 追分バス停
15:27 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

往路：笹子駅7：57着
復路：笹子駅15：29発

コース状況／危険箇所等

一部破線コースですが、尾根筋が明瞭でテープも豊富なので迷う所もありません。危険個所もありません。

その他周辺情報

笹子駅周辺はコンビニ等ありません。追分バス停と駅との中間にある飲料自販機でいつものように暖かい紅茶を購入し、手と身体を温めながら駅へ向かいました。

写真

12/27 8:01

笹子駅の脇に南天が赤く実をつけていた。寒い朝、ぼちぼち歩き出す。

12/27 8:07

R20はトラックが多く怖い道だ。ここで2人のソロにあっという間に抜かされた。

12/27 8:24

追分から左へ折れる。真っすぐ行くのは清八峠、自分は左へ太い道を入る。

12/27 8:28

200mほど行くと稲村神社。

12/27 8:28

大きな神輿が鎮座していた。

12/27 8:29

よくよく見ると「大沢山登山口」と彫ってある。

12/27 8:31

鹿柵を開けてスタート

12/27 9:06

尾根の末端から踏跡明瞭な急坂を登って行く。笹子雁ヶ腹摺山のソーラーパネルが光っている。

12/27 9:11

やがて傾斜のゆるい尾根となり、のんびり歩く冬の散歩道といった風情。

12/27 9:18

送電塔に着いた。台座が良い具合にベンチになる。

12/27 9:20

塔の間に滝子山

12/27 10:27

落葉に埋もれた尾根を1時間強登ると大沢山。あと5分とあるけど50mくらい先が山頂。

12/27 10:29

ベンチもあるし、少し休んでいこう。

12/27 10:30

いいね。

12/27 10:31

御坂黒岳と富士

12/27 10:31

所々にあるこの看板。不審者の侵入を警戒するため…？

12/27 10:40

道標は無いけど、西へ下る。

12/27 10:42

すぐに狭い尾根となり、前方が開ける場所があった。ボッコの頭の向こうに南アが美しい。

12/27 10:43

その全景（笊〜甲斐駒）

12/27 10:44

南部の山。

12/27 10:44

荒川、赤石

12/27 10:44

八ヶ岳もいた。

12/27 10:47

国師と金峰

12/27 10:53

大菩薩連嶺

12/27 10:54

これから向かう大洞山、カヤノキビラ方面

12/27 11:02

のんびりした道

12/27 11:16

ボッコの頭。風もなく静かな日溜まりだ。

12/27 11:25

摺針峠への尾根

12/27 11:26

越えてきた大沢山

12/27 11:28

また見えた。白根三山

12/27 11:29

北岳と鳳凰山

12/27 11:41

滝子山、扇山、権現山

12/27 11:51

点線ルートにしては標識は綺麗だし、ベンチも多い。

12/27 12:02

落葉に埋もれる靴

12/27 12:09

カヤノキビラで昼飯と決めていたが、腹が減って大洞山で軽く食べる。

12/27 12:11

こういう所で食べるお握りって美味い。

12/27 12:18

細い尾根を少し辿る。

12/27 12:26

10分ほどでカヤノキビラの頭に到着。

12/27 12:26

大沢山のコースタイムが書いてない。

12/27 12:36

ベンチに腰掛け、ぼっち昼飯。豚骨は初めてだけど、麺は普通にカップヌードルだった。まあまあイケる。

12/27 13:00

笹子峠に向けて狭い尾根を下る。

12/27 13:02

今朝登った大沢山の尾根が見えた（左端に送電塔）。後ろは三つ峠と本社ヶ丸、遠く丹沢

12/27 13:03

大月方面。高川山の採石場が目立つなあ。

12/27 13:03

大菩薩。全然雪なさそう。

12/27 13:33

八ヶ岳（編笠〜横岳）が見える。

12/27 13:35

幾度の小さなアップダウンを経て最後のピーク。

12/27 13:54

笹子峠に到着。昭和初期まではここを越えて甲府盆地に向かった。

12/27 13:59

昭和13年に出来た笹子隧道。入口のデザインがお洒落だ。

12/27 13:59

時代の変遷を感じる。

12/27 13:59

入口で声を出したり、口笛を吹いたりしてみたら、トンネルの奥まで良く響いた。240mとのこと。

12/27 14:17

車が全然来ないので不思議に思っていたら、こうだった。

12/27 14:20

酷使されたのね。

12/27 14:23

12/27 14:23

辺りの樹木と比べると、やはりひと際太く、高い。

12/27 14:25

ここから新田集落まで、むかし道を下る。明治天皇のご野点所もあった。

12/27 15:28

この電車に乗るため、少しだけジョギングした。ここでは車内は空いてたが、高尾に着いた時は満杯だった。

撮影機器：

Optio RZ10 ペンタックス

感想

snapkin

今年の登り納めと思い、冬枯れの山を歩いてみました。
笹子峠は昭和初期まで、甲州街道の郡内地方と国中（甲府盆地）との往来の際、越えなくてはならない難所でした。その峠道を、両者の境を成す山々を回り込んで東側半分歩いたわけですが、自分の田舎が国中ということもあって、古の人々の峠道を越える道中に思いを馳せ、また昭和初期に活躍した笹子隧道の静かな佇まいを目にし、いささか感慨深い山旅となりました。

因みにコロナ禍ですが、一人も出会わなかったので、駅までマスクは不要でした。