大晦日山行(北高尾山稜)


- GPS
- 06:21
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,113m
- 下り
- 1,049m
コースタイム
- 山行
- 5:41
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 6:21
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:小仏バス停→【バス】→高尾駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
概ね一般道。ただし,黒ドッケを少し過ぎた地点で際どいトラバース路あり。 |
その他周辺情報 | 高尾駅(京王線側)改札目の前に蕎麦屋・居酒屋「たまの里」あり。 |
写真
装備
MYアイテム |
![]() 重量:-kg
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
---|---|
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
雨具
靴
ザック
昼ご飯
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
防寒着
熊鈴
|
感想
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
昨日は,年末最後の登山ということもあり,取り敢えず本格的な登山をしたいと思い馴染み深い北高尾山稜を選択した。今年の本格的な山行としては,拙い記録しかないが,3月20日の権現山程度である。(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2266433.html 参照。)
北高尾山稜は,2013年に初めて登って以来,癖になり,毎週のように登っていた。ヤマレコでの記録としては,2017年5月21日(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1146234.html 参照。)
以来となる。駒木野からのルートもあるが,私は,八王子城跡からのルートを使う。北高尾・南高尾両山稜縦走や夜間登山,ラッセル登山も繰り返した馴染みのルートである。派生する尾根も全て踏破した。
そして,北高尾山稜は,何といっても,何度も繰り返されるアップダウン。下っては登り,また下っては登る。実にきつい。更にほとんど樹林帯の中であり景色はなく,超距離であり,実にストイックなルートである。癖のあるルートといっても良いだろう。通好みのルートである。登山者は少なく,執拗にアップダウンがあることから,トレラン好みのルートでもある。
今回は,八王子城跡から富士見台行き,終点の堂所山まで北高尾山稜を縦走し,その後陣馬・高尾縦走路で景信山まで行くルートとした。高尾山まで行っても良かったが,今の体力では,この辺が限度と認識した。
八王子城跡から富士見台までの解説は,前回の記録に記載しているので省略する。なお,富士見台からの富士山の眺めは大変良かった。
富士見台からは,アップダウンの連続。堂所山までほぼ全ルートアップダウンである。まずは,杉沢の頭を目指す。軽いアップダウンの後,杉沢の頭。ここから支尾根が出ている。その後,一気に急下降し,上り詰める。高ドッケである。息が切れ切れである。高ドッケをしばらく下降するとやや古い林野庁の看板がある。ここから,高ドッケ南尾根ルートが伸びている。以前,ここから林道に下山したが,かなり急坂である。
黙々とアップダウンを繰り返していると,狐塚峠に至る。ここは,3本の道があるが,真ん中を選択する。更にアップダウンを繰り返すと,黒ドッケに至る。黒ドッケからは,夕焼小焼バス停にエスケープするルートがある。ここを過ぎると,通常ルートでのエスケープルートはないので,コースタイムに心配のある方は,ここで下山するのも良いだろう。しばらく休憩。
黒ドッケから下降し,しばらく歩くと,細いトラバース路を歩く。ここは,落ち葉の堆積で道が見えにくく,かつ,高度感があるので,やや危険。体重が著しく増えてバランスが取りにくくなった私としては,神経を使った。下りで使うと危険度が増す。多分,普通の人はなんてこともないのだろう(私も以前はそれほど気にならなかった。)。
大嵐山に到着。ここからも,支尾根がある。この尾根には道標がないが,歩き易いので,一度お勧めする。
その後,鉄塔がある地点に到着。ここで正午となった。5名くらいのハイカーが風呂敷を引いて昼食をとっていた。日差しがポカポカして,楽しそうである。この鉄塔からは,巡視路を沿って,向かい側の陣馬・高尾縦走路に行くことができる。やや踏み跡不明瞭だが,いったん小下沢林道に下りて,林道を下流方向に260mくらい進むと,送電線看板がある。そこから登り返すのである。
その後,相変わらずのアップダウンを繰り返して,三本松山,関場峠に至る。この辺で感じたのであるが,今回の北高尾山稜縦走は3年半ぶり。以前と比べて,道が削れているような感じがした。気のせいかもしれないが,若干違和感があった。年月を重ねると山も少しづつ変化することを実感した。
関場峠から堂所山までの1.3キロは厳しい登りの連続である。適宜歩みを止めながら,少しづつ進めていく。後ろからハイカーにどんどん抜かされているが気にしない。しばらく進むと,方向を南に変える。ここからが,堂所山のラストスパートである。いったん平穏な道に出て,最後の登りをやり切ると,堂所山である。きれいなベンチ2つと立派な山名標識がある。景色はほとんどない。ようやく北高尾山稜をクリアした。
八王子城跡から北高尾山稜においては,計約20組のハイカーとすれ違った。9割がソロである。
堂所山からは,陣馬・高尾縦走路。超が付く一般道である。さすが大晦日だけあって,閑散としていた。足に疲れがたまっていたため,ペースはゆっくりだが,気楽に歩ける。1時間位で景信山に到着。素晴らしい景色である。茶屋は休業で,人も少なかった。その後,小仏バス停に向けて下山。
高尾駅南口(京王線側)のたまの里で年越しそばを食べて帰路に就いた。
今年も良い山行に恵まれますように。
北高尾山稜の尾根道が、高尾〜陣場線に比べ自然の山道のまま、ピーク巻き道も少ないのは・・・
「南斜面に軍道が通してあったから」と推定しています。
狐塚峠を小下沢側に少し下ると、板当峠に巻く道の分岐がありますが、
この位置から西側に関場峠まで延々と巻く道があったと推定しています。
昔の国土地理院地図には、それらしき道筋が書かれてますが、
あくまで林業の点検道としての扱いであったと思います。
急斜面だと道筋は残らないのですが、傾斜の緩い小尾根上に道の痕跡があるはずです。
中腹軍道は、八王子城の西、馬冷し場から四方八方に構築されています。
ほとんどが倒木と薮で塞がり、林道で破壊されている部分も多いですが。
余力があれば、重装備で突破戦をやるのですが、今はそれ以前の所の課題が山積みでして。
という事で、高尾〜陣場線は、戦国時代の北条氏の大土木工事跡である事が実感して戴ける事と思います。
峠道の幾重にもなった掘り込みも見所です。
今熊山から西も整備されているので、戸倉城までは続いてそうなんですが。
もし興味がありましたら、探索(整備)にご同行されるのもよろしいかと。
長々と失礼しました。
貴重な御意見ありがとうございます。
北高尾山陵の巻き道については,知人からも少し聞いたことがありました。今回の話を受けて,後日検証してみたいと思います。
意欲的なご返信有り難うございます。
元の道をなぞるのは、ほぼ不可能(高度を誤って痕跡を見逃す可能性+薮苦)かと思います。
パターンとしては、尾根道から想定した高度まで下って確認し、尾根道に戻って次のポイントへ移動というのが良さそうです。
タイミングが合えばご一緒に!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する