【北安曇山地】鍬ノ峰
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- GPS
- 12:07
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 883m
- 下り
- 872m
コースタイム
天候 | 一日目小雨→小雪 二日目曇り時々日差し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
12月中旬に一度積雪あったのみ。初日900mくらいまで雪なし。 |
写真
装備
個人装備 |
スコップ+のこぎり
ストック
アイゼン
その他冬山泊個人装(寝具一式・ナイフや灯り地図磁石食器)
|
---|---|
共同装備 |
テント
ツエルト
ストーブ・鍋
|
感想
メルー関連のお二人と。U子さんは雪山登山初挑戦で、マノさんは初挑戦者初ガイドで。「数年に一度の寒波到来」との予報なので1600mの鋭鋒鍬ノ峰に変更した。はじめもう少し北部の山でイグルー泊の予定だったけど雪不足で叶わず。
仏崎登山道は、取り付きから急斜面の檜植林の山。初冬山のユーコさんは急斜面での靴の摩擦感がわからずコワいようだ。凍って居るところもある。急なルート上には残置のトラ縄が結構ある。天気ははじめ小雨。人と約束していなければ中止にしているところだが、貴重な顔ぶれだし、楽しみにしていたので登る。標高900m以上は雲の中。初日は標高差400mを3時間かけて登った。この尾根は1200mから下は急傾斜箇所が多い。
久しぶりの冬テント。しかもメルーB.C.で使ったっていう広々したやつ。火を焚いてU子さんの出す缶詰ツマミを温め、ホットワインを温め、チーズを炙ってゴキゲンに。吹雪いてきてテント内でまたラムバターとかビーフシチューやグリンカレーなどいろいろ出てきてゴキゲンに。コロナの一年を映画業界がどう乗り切ったかや、特殊伐採や浅間温泉や、こどもの話や葉山の移住者の話などいろいろ、でも酔っ払ってほぼ忘れた。
晩、たいして荒れもせず積雪も数センチ増しで済み、たいして冷えもしなかった。アタックに出発。1300付近からはヒノキやブナやミズナラの、大きな横に曲がった巨木が頻発していた。どれも二股や三股の巨木。材として魅力無く残され年老いたのか。急登と平坦を繰り返し、檜の細い尾根を登る。マノさんは時折U子さんのロープ確保しながら登る。優しい声をかけるガイドである。U子さんは、傾斜はコワいそうなのだが初めての雪山登行を心から楽しんでいる模様。時々くれる手作りのエナジーバーなどが非常においしい。
冬山初めての人と登るのは、僕は30年以上前以来かもしれない。冬山というものは、登って見なければわからないし、誰しも同じ性能の体を持っているわけではないから、やはり登って自分のものにするものだと思う。登ったことがない人には、誤解されていることばかりなのだ。
前衛峰の1500m峰で時間切れになり、ここまでとする。展望などは無かったけど、U子さんは樹間から垣間見えた雪のしぐれる感じや、ぼわんとした樹上の月などが心に沁みた模様。下りは軽アイゼンをつけてマノさんのコンテ確保で下る。C1より上より、下のほうがやはり悪い。昨日は雪がなかった900m以下ではうっすらの雪のせいで道がわからず、僕が先頭で二度、道を外して登り返す。岩場を巻くところがわかりにくくなるポイント。岩場には残置ボルトなどもあり。下に降りると、美ヶ原の上は青空で、のち夕日に染まった。時間配分、引き返しのタイミングもうまい。やはりガイドはサスガである。
大晦日のごちそうを家族が用意して待っていたので実家同心町近くでU子さんの車を下ろしてもらい、そのまま歩いて帰宅。ごちそう食べて無観客紅白を見て、除夜の鐘聞きながら徒歩20分の現宅へ。途中天白神社と岡の宮神社で年始参りまでできた。松本の夜、冷え込んでル。
コメント
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相方、珍しくちゃいますね〜
テントも持参で、お衣装も
雪山、相変わらず、すごいね!
手袋はテムレス282かな〜?
お疲れ様です
今年も、よろしくお願いします。
あけおめ!
寒波で山域変えたら雪無くてイグルーできなかったです。斬新なメンバーです。お誘いを受けたのです。楽しかったですよ。
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