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記録ID: 283329
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ハイキング
東海

文殊の森・祐向山 〜静かな里山の山歩き〜

2013年04月05日(金) [日帰り]
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GPS
02:20
距離
5.4km
登り
430m
下り
424m

コースタイム

15:00 文殊の森駐車場 発
15:21 文殊峠
15:36 望郷の展望台
15:57 祐向山 山頂 着
16:02 祐向山 山頂 発
16:19 望郷の展望台
16:36 山口城跡展望台(権現山) 着
16:45 山口城跡展望台 発
16:58 四季の森展望台
17:25 文殊の森駐車場 着
天候 晴れ
気温も温かく登山日和
過去天気図(気象庁) 2013年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
本巣市の森林公園(?)である文殊の森の駐車場へ
駐車スペース20台ほど
コース状況/
危険箇所等
≪道の状況≫
・文殊の森内部の道は遊歩道化されていて家族連れでも気軽に散策できます。ちょっと急で長い階段が続く箇所有り。
・望郷の展望台〜祐向山は普通の山道。踏み跡ははっきりしているので、普通に歩けました。地元有志の方による案内表示があるので迷う心配は無いものと思われます。

≪トイレ≫
・駐車場に水洗トイレあり。
・四季の森展望台下の管理道路にも簡易トイレ有り。

≪登山ポスト≫
・見当たらず

≪ヤマビル情報≫
・本日は遭遇せず
・望郷の展望台〜祐向山は暖かくなると出現するかも
文殊の森 ハイキングコースの案内板
ちなみに祐向山への道は案内されていない…
文殊の森 ハイキングコースの案内板
ちなみに祐向山への道は案内されていない…
青空に映える満開の桜
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青空に映える満開の桜
コブシも満開
タチツボスミレ
こちらもタチツボスミレ
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こちらもタチツボスミレ
何の木だろう?ツツジの仲間??
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何の木だろう?ツツジの仲間??
森はもうすぐ新緑の季節
森はもうすぐ新緑の季節
文殊峠に到着
かつては本巣市法林寺〜岐阜市雛倉への道があったようだ
文殊峠に到着
かつては本巣市法林寺〜岐阜市雛倉への道があったようだ
アンテナが立っているところが望郷の森展望台
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アンテナが立っているところが望郷の森展望台
ヤマザクラは散りはじめ
ヤマザクラは散りはじめ
サクラスミレ(?)

階段の下にひっそりと咲いていた
スミレは種類が多くて見分けるのが難しいですね…
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サクラスミレ(?)

階段の下にひっそりと咲いていた
スミレは種類が多くて見分けるのが難しいですね…
望郷の森展望台に到着
望郷の森展望台に到着
望郷の森展望台から南側を展望する
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望郷の森展望台から南側を展望する
祐向山へはこのベンチの奥の道へ進む
祐向山へはこのベンチの奥の道へ進む
薄暗い杉の植林地を下り…
薄暗い杉の植林地を下り…
あとは尾根上の道を進んで祐向山へ

踏み跡ははっきりしているので迷う心配は無し
あとは尾根上の道を進んで祐向山へ

踏み跡ははっきりしているので迷う心配は無し
これもツツジの仲間かな?
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これもツツジの仲間かな?
要所要所に案内があるのがありがたい
要所要所に案内があるのがありがたい
かつては山城があり空堀もあったようだ
かつては山城があり空堀もあったようだ
祐向山山頂に到着
木に囲まれていて展望は無い
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祐向山山頂に到着
木に囲まれていて展望は無い
山頂の三角点
尾根伝いに南へ下ると本巣中学校の裏山まで行けるようだ
尾根伝いに南へ下ると本巣中学校の裏山まで行けるようだ
夕暮れが近づいてきた
さあ、帰ろう
夕暮れが近づいてきた
さあ、帰ろう
山頂直下の空堀跡
空堀は二重になっていたようだ
山頂直下の空堀跡
空堀は二重になっていたようだ
望郷の展望台に戻る

本巣市街が一望できる
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望郷の展望台に戻る

本巣市街が一望できる
山口城へ向かう途中にて

岐阜のシティタワーが見える
山口城へ向かう途中にて

岐阜のシティタワーが見える
岐阜市街と金華山
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岐阜市街と金華山
この階段を登ると…
この階段を登ると…
山口城跡の展望台に到着
山口城跡の展望台に到着
三角点
この山は権現山というらしい
三角点
この山は権現山というらしい
根尾川が彼方へと流れてゆく
バックに霞んでいるのは養老山
根尾川が彼方へと流れてゆく
バックに霞んでいるのは養老山
西には池田山
伊吹は霞んで見えず
西には池田山
伊吹は霞んで見えず
岐阜市最高標高地点の百々ヶ峰
こうやって見るとかなりスケールの大きな山に見える
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岐阜市最高標高地点の百々ヶ峰
こうやって見るとかなりスケールの大きな山に見える
山口城跡直下の長ーい階段

急な階段がてっぺんまで続いている
山口城跡直下の長ーい階段

急な階段がてっぺんまで続いている
管理林道わきにて
サクラスミレ
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管理林道わきにて
サクラスミレ
こんな岩陰にも咲いている
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こんな岩陰にも咲いている
どんな花が咲くのかな?
どんな花が咲くのかな?
ショウジョウバカマ
もう終わりがけのようだ
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ショウジョウバカマ
もう終わりがけのようだ
文殊の森入口の桜のトンネル
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文殊の森入口の桜のトンネル

感想

祐向山。
家のあたりから見ると濃尾平野の果て、山地の立ち上がりの前衛にひょこんと頭をのぞかせている里山です。
しかし、かなりマイナーな山らしく、ガイドブックにもあまり掲載されていません(私が知る限りでは唯一『こんなに楽しい岐阜の山旅(上)』に掲載されているくらい)。しかも、ガイドブックによるとはっきりした道は無いとのこと。
ヤマレコで検索してもずいぶん昔の記録しかないしなぁ…。

車で15分ほどで登山口の文殊の森公園まで行ける、超お手軽な山ではあるもののなかなか重い腰が上がりませんでした。

ところが最近再び検索すると、ヤマレコユーザー諸兄が登られたようで、わかりやすい記録がアップされているではないですか!
懸念していた望郷の展望台〜祐向山の道も普通の登山道と大差ない感じだし、これなら自分一人でも行けそうだ…
といことで、先日、やっと訪れることができました。

4月5日金曜日。
今日は日中は春本番どころか初夏の陽気。
これはそろそろヤマビルも出て来そうなので、ヒル対策も講じなければ。
スパッツ装着、撃退用にアルコール除菌スプレー(王道は濃塩水ですが、こちらのほうが一撃で仕留められるらしい…)も用意して出発。

自宅から15分ほどで登り口である文殊の森公園に到着。
園内の桜は散り始めているものの美しく咲き誇っています。
しかし、平日の午後3時ともあって人はまばら。展望台までトレランしてきたのであろう女性はすでに帰り支度をしていますが、私は今から出発。
うーん、今日も出発が遅い…。

公園の入り口の案内板でコースを確認。展望台までの案内はあるものの、祐向山までの案内は無し。
とりあえずハイキングコース東側のピークである望郷の展望台を目指します。

展望台までは登山道というよりはよく整備された遊歩道を進みます。
道端に目をやるとところどころに可憐なスミレの花が。
野草図鑑買って山野草を覚えようとしているのですが、スミレはいろんな種類があってどれがどれなのかいまいち見分けがつかず。
スミレひとつとっても奥が深いなあと感じます。

周りの木々を見回すと小さな黄緑色の新芽が芽吹き、森はもうすぐ新緑の季節を迎えそうです。その中に点在するツツジの仲間(?)やヤマザクラが美しい花をつけていました。

20分ほどでかつて本巣市法林寺〜岐阜市雛倉の道が超えていた文殊峠へ。
さらに15分ほどで望郷の展望台に到着しました。
傾斜が急なところはもれなく階段になっていて、なかなか足が疲れます。
しかし、夏にアルプス遠征を予定しているので、ちょうど良いトレーニング。
望郷の展望台からは本巣市街が一望でき、近場の里山でも山頂からの爽快感を味わうことができました。

ここからが本日のお楽しみの祐向山への道。
展望台ベンチの裏から道が始まります。
ガイドブックによるとこの入り口が分かりにくいとのことですが、地元有志の方が設置してくれている案内が木に取り付けてあるので迷わずに済み、大変ありがたいことです。

祐向山への道は急傾斜で展望台のあるピークを下った後、尾根上のなだらかなルートを進みます。
踏み跡ははっきりしており、特に藪漕ぎ箇所も無し。
少々登山経験がある人なら問題なく歩けるコースでした。
分岐など要所要所に先の地元有志による案内板もあるので安心です。

尾根上の道は夕方でも光があふれていますが、森の中に人気はなく少々心細い感じです。
野鳥の鳴き声と風の音が響くだけの世界。静かな山歩きでした。

20分ほど歩き、15時57分、祐向山に到着しました。
かつては山城があった山頂も、三角点があるほかは今は何もなく、私以外は誰もいない、静かな場所でした。
周りも杉の植林地で展望も無し。
大パノラマも無く、訪れる人もまばらな山頂は少しさみしい感じですが、自然とふれあいながら静かに山歩きを楽しみたい時にはもってこいな場所ではないかと思いました。

夕暮れも近づいてきているので、早々に撤収。
展望台までの帰り道、林の中に山野草が咲いていないか目を凝らすもなにも発見できず。まだ季節が早いのか、あまり花の咲く山ではないのか、いや、自分の観察力が足りないんだろうなぁ。

展望台への急登りで一汗かいて、望郷の展望台へ無事に戻りました。
一旦少し下の管理林道へ下りて、今度は西側のピークである山口城跡展望台に向かいます。
林道途中からは岐阜市街方面の展望が開けていて、シティータワーや金華山が望めました。

林道から山口城跡展望台への道へ。
道は展望台まで延々と階段が続いて、ここもなかなか良いトレーニングになりました。
16時45分、山口城跡展望台に到着。
南側に展望が開けており、眼下には本巣の街、その横を根尾川が伊勢湾に向かって流れて行く様を見ることができます。
今日は霞んで見えないものの、条件が良ければ伊勢湾や名古屋のセントラルタワーズも見ることできそうです。
西に目をやるとずんぐりとした山容の池田山。その南には養老山。
伊吹山も頭をのぞかせていそうですが、今日は春霞の中。
身近な場所で、山全体が公園化されていてもやはり山は山。山頂から景色を眺める爽快感を十分に味わえました。

15分ほど休憩。ベンチの下にある雑記帳にも訪問記念に一筆残して、一通り写真も撮って下山開始。
下りのルートも山頂直下は階段また階段のまさに階段地獄。振り返るとはるかてっぺんまで階段が続きます。トレランの人はよくここを登っているなぁ。

少し歩くと東屋がある四季の森展望台に到着。ここからも本巣市街一望の好展望が得られます。

周りも薄暗くなってきたのでここからは管理林道を下りました。
道端に目をやると、あちこちにスミレの花。
斜面の岩陰にも健気に咲いているスミレを見て、なんだか元気をもらいます。
そして、今日はここだけで見ることができたショウジョウバカマも路肩の斜面にひっそりと咲いていました。

花を見つつもガンガン下って、17時35分、今日も無事に駐車場に戻りました。

また一つ行きたかった山を訪れることができ、トレーニングに好適な場所も見つけることができて、短いながらも楽しい山歩きでした。


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