記録ID: 2835342
全員に公開
ハイキング
箱根・湯河原
天下の険で点火の腱!(^^)!
2021年01月02日(土) [日帰り]
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 05:50
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 944m
- 下り
- 300m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:41
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 6:23
14:02
ゴール地点
天候 | 晴れ(後半は雲多い) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
【往路】 自宅〜藤沢市内※1〜R134〜西湘BP〜R1〜箱根湯本 【駐車場】 臨時箱根観光駐車場※2 (4時間毎に500円、24時間最大1500円。8時間以内だったので1000円) 【復路】 元箱根港※3〜箱根湯本駅〜臨時箱根観光駐車場〜往路をピストン。 ※1:mikamahoさんピック。1年半ぶりの同級生登山だが、珍しくバリではないノーマルルート。 ※2:mukupinさん合流。 ※3:バスで湯本駅へ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
箱根麓の温泉である湯本から、天下の険を登る旧東街道を行き、終盤の途中から元箱根へ直行する山越え(昔の人も今の人もわざわざそっちへは行かない)で芦ノ湖湖畔へ。 【箱根町役場〜箱根湯本駅】 函嶺洞門駐車場(無料・明星ヶ岳や金時方面への駐車に便利)が駅伝で閉鎖中のため、役場前の有料駐車場へ。有料だが設備と価格設定は優良ではない。 駐車したらスタート開始設定。 早川を渡って湯本駅近くへ。トイレタイムをゆったりとっても時間は緩慢に過ぎる。 【〜鎖雲寺〜須雲川自然探勝歩道入口〜】 早川を渡って旧東海道(現:県道732号)」を歩く。道幅が狭くてクネクネが多い割には車の通行が多く、路肩ギリギリに走ってくる車も多いので要注意。ホテルやデーハーなお寺を通過し、大天狗山神社の太鼓の音が聞こえ始めたあたりで、探索路の入口がある。 一旦、東海道から別れて、このちょっと下流から須雲川に名前を変えた渓谷沿いをトラバースするように歩き、須雲川の川底に下って徒渉してから旧東海道(県道)に戻る。 【〜箱根旧街道入口〜畑宿】 県道のほぼ対面に旧街道(江戸期の石畳道)の入口がある。 途中までの石畳は関東大震災や北伊豆地震後の修復した後のものだが、その先に江戸期のままの石畳が楽しめる。 街道が県道に戻ってすぐに再び街道分岐があり、須雲川支沢まで下って徒渉し、苔むした石畳道を登る。 ここに石畳のカラクリを説明した教育委員会のボードがいくつかある。 <おさらい> 箱根道は雨雪後に悪路になり膝まで泥濘む(これ、すごすぎるよね。湿地でも無限り見たこと無い)ため、石畳としたが、その下に山側から谷側に斜めに切った小砂利の層を作り、石畳の間から縦に落ちる水を沢に側に排水する機能を作っている。江戸期の土木技術と実際の施工術に感服した。 最初は「返って歩きにくくて、馬車や篭の揺れは酷いだろうね」とか「石畳の目地は土で埋めてフラットにしてたのかも」なんて話していたが、泥濘み対策を知って考えを改めました。 ちょっとだけ急坂を登り切って畑宿の街道町(県道)に出る。 【〜見晴茶屋下〜甘酒茶屋】 畑宿の宿場街を県道のカーブにある鎮守の神社近くまで進んだら、一里塚がある。珍しく道の両側に石垣付で残る歴史の遺産だが、なぜか塚の樹は松ではなかった(^^; そこからの石畳道を登って、県道の九十九折りに合流し、2箇所をショートカットして樫の木坂に至る。ここは、ドングリ大の涙が出るほどの箱根一の難所だが、今は階段になっており、見た目よりもキツいので小豆大の汗が出る。 登り切って見晴の下をトラバースするルートに折れる。そこからの県道下をトラバースする旧街道の石畳道はスズタケに囲まれた素敵すぎる穏やかな道になる。 県道を渡って県道のカーブ登りをショートカットする登りから再び県道に下り、旧街道が現われるあたりで展示小屋と甘酒茶屋がある。 茶屋の中はアンティークな雰囲気でストーブの温かみがうれしい。スタッフのおねえさんたちの笑顔と話も温かい。 【〜△屏風山〜△要害山〜箱根関所跡(a)】 甘酒茶屋から県道を少し元箱根側へ歩くと屏風山への登山口がある。東海道と別れて本日発の登山道へ。 林道っぽい入口はすぐに優しめの急登になり、冬なのに森林浴が楽しめる常緑樹と笹の回廊に入る。脚にうれしいハイキングコースは樹林眺望0のまま屏風山頂直下を巻くが、途中に山頂部へ続く笹藪の踏み跡がある。そこを漕いでいくと、難視聴対策の共同アンテナと雨量観測施設があり、藪に埋もれた中に三等三角点がある。 戻って緩いコルに下り、ふたたびゆるゆるな坂道を登って、いつのまにか要害山頂を通り過ぎる。 笹に囲まれた尾根筋に出ると、そこを急降下する道。階段の段差に気をつけながら一気に下り、国道1号に出たら、すぐに関所跡が見える。 【〜箱根駅伝折り返し地点〜(a)】 関所跡から湖畔と小さな埠頭をブラブラ(どうやら私有地もあるらしいので留意)して海賊船の埠頭に行き、箱根駅伝ゴールを裏からひっそり見学する。 【〜恩賜箱根公園〜元箱根港】 ランチを摂りたいので場所が探すが、駅伝見物と思われるのも憚られ、且つ、休憩施設もない。 国道1号沿いをブラブラと小田原方面に戻り、恩賜箱根公園前で東屋を見つけてランチタイム。 全員駅伝好きなので、ネットのライブ情報を聴きながらそそくさと食事を終え、密にならない場所でひっそりとランナーたちを見送った。 そのまま元箱根港へ向かい、バスターミナルで急行バス(湯本まで直行)に乗って駐車場まで戻った。 |
その他周辺情報 | 【買い物】 湯本駅近隣にはコンビニが数店舗。 【温泉】 近いので今回はパス。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック:チャチャ35
靴:デイハイカー2
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感想
『天下の険で点火の腱!(^^)!』
1/2(土)、楽しみな箱根駅伝は、コロナ感染対策のため沿道応援は自粛。そこで、前夜に急遽、ご近所同級生たちと「箱根の山でそっと見守る作戦」を立案・実行してみたら、大感激のアソートでした(^O^)
例年には無い静かな湯本。
旧東海道の登り坂は、なぜだか脚に弾みがつく。
石畳を踏みしめると歴史への探訪心に火が点き、
屏風山を越えて見下ろす征服心に火が点き、
前から走ってくる選手を見てアキレス腱に火が点いた(^^)
歩き終えて、先月からの脚痛と前日からの腰痛を思い出して、焦りにも火が点いたのであった(;^_^A
【山行記】
登攀は旧東海道から
江戸期の創意が詰まる道に
想いが浮かんでは尽きない
街道を逸れて山中へ
冬風がひそやかに囁く森に
関所破りの昂りが尽きない
急斜面下の湖の畔で
彼方から近づいてくる檄に
若人たちの疾走が尽きない
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