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Yamareco

記録ID: 2836221
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
近畿

姫越山⇔座佐池 〜登り初めは再び紀勢へ〜 [三重県 大紀町]

2021年01月02日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
08:04
距離
17.0km
登り
1,636m
下り
1,626m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:58
休憩
2:01
合計
7:59
距離 17.0km 登り 1,636m 下り 1,637m
8:25
6
8:31
20
8:51
27
9:18
17
9:35
10:07
27
10:34
15
10:49
11:18
76
12:34
13:20
23
13:43
13:46
56
14:42
14:45
12
14:57
26
15:23
15:30
14
15:44
19
16:03
16:04
15
16:19
5
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
姫越山登山者用駐車場に停めさせてもらう。
コース状況/
危険箇所等
特になし
ただし、座佐池まで行ってしまうと戻って来るのは大変です。
そして、座佐の高〜座佐浜までの断崖絶壁の尾根は非常に危険なので、細心の注意を。
その他周辺情報 国道42号線沿いに『阿曽温泉』がある。
登山者用駐車場。
これから目指す山が見える。
登山者用駐車場。
これから目指す山が見える。
ここが取り付きみたいだな。
ここが取り付きみたいだな。
石標でしっかり書かれてる。
石標でしっかり書かれてる。
津波が来たときの為の避難小屋。
この付近の海抜は0に等しいから被害は計り知れないだろう。
津波が来たときの為の避難小屋。
この付近の海抜は0に等しいから被害は計り知れないだろう。
登りやすい登山道だ。
登りやすい登山道だ。
急坂も一旦無くなり気持ちよくなる。
急坂も一旦無くなり気持ちよくなる。
こんな散歩道が長く続けば気持ち良いだろうな。
こんな散歩道が長く続けば気持ち良いだろうな。
三町
この山は町目で区間割りしてるみたいだ。
三町
この山は町目で区間割りしてるみたいだ。
中々の急坂になった。
中々の急坂になった。
展望が開ける場所だ。
ここだけでも堪らない絶景だ。
展望が開ける場所だ。
ここだけでも堪らない絶景だ。
シダが多くなってきた。
シダが多くなってきた。
十六町目。
もう稜線真近だ。
十六町目。
もう稜線真近だ。
濃密なシダの中の道。
これからそんな道はいくらでも歩くようになる。
濃密なシダの中の道。
これからそんな道はいくらでも歩くようになる。
爺塚。
稜線付近はこんな塚が数箇所あるけど、そこまでの興味はない。
爺塚。
稜線付近はこんな塚が数箇所あるけど、そこまでの興味はない。
尾根に乗るのかと思ったら素通り。→へ。
尾根に乗るのかと思ったら素通り。→へ。
これは山頂直下かと思ったが、小姫越山と言うピークらしい。
これは山頂直下かと思ったが、小姫越山と言うピークらしい。
登りきったら熊野灘が見える。
写真を取るが、この後幾らでも見える。
登りきったら熊野灘が見える。
写真を取るが、この後幾らでも見える。
ここからは緩やかな山頂台地の歩きみたいな感じだな。
ここからは緩やかな山頂台地の歩きみたいな感じだな。
意外と偽ピークから距離がある。
意外と偽ピークから距離がある。
これが姫越山直下。
大した事はない。
これが姫越山直下。
大した事はない。
ようやく姫越山山頂に着いた。
ようやく姫越山山頂に着いた。
姫越山で記念撮影
1
姫越山で記念撮影
姫越山の三角点。
1
姫越山の三角点。
姫越山山頂からの熊野灘。
流石に大海原。
この先アメリカ大陸まで続いているんだな。
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姫越山山頂からの熊野灘。
流石に大海原。
この先アメリカ大陸まで続いているんだな。
紀伊半島は尾鷲方面。
紀伊半島は尾鷲方面。
日出ケ岳は流石に白いな。
南国で雪山見るのは良いね。
日出ケ岳は流石に白いな。
南国で雪山見るのは良いね。
姫越山山頂から更に先へ行く。
ここからも完全に未知の世界だ。
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姫越山山頂から更に先へ行く。
ここからも完全に未知の世界だ。
髪尾山と言う小ピーク。
なんか小さい表札があったので記念撮影。
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髪尾山と言う小ピーク。
なんか小さい表札があったので記念撮影。
北方面への分岐。
これは→にいきます。
北方面への分岐。
これは→にいきます。
分岐からはそこそこ下る。
分岐からはそこそこ下る。
この標高では所々でヒメシャラも目にする。
この標高では所々でヒメシャラも目にする。
広大な熊野灘。
下にある芦浜池もかなり良いらしい。
行こうかどうか悩み中。
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広大な熊野灘。
下にある芦浜池もかなり良いらしい。
行こうかどうか悩み中。
唐人殺し峠に着いた。
この先にも道は繋がってるみたいなので行ってみる。
唐人殺し峠に着いた。
この先にも道は繋がってるみたいなので行ってみる。
そこまでの勾配は無いようにも思えるが…
そこまでの勾配は無いようにも思えるが…
結構キツい登りになった。
あの先に何か山頂でもあるのかな?
結構キツい登りになった。
あの先に何か山頂でもあるのかな?
南側が開けたピークにのぼりきった。
南側が開けたピークにのぼりきった。
座佐の高と言う山頂らしい。
記念撮影。
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座佐の高と言う山頂らしい。
記念撮影。
景色は素晴らしい。
リアス式海岸を充分に拝める。
景色は素晴らしい。
リアス式海岸を充分に拝める。
座佐の高で座佐池に向かうルートがオススメだと聞いたので向かうも、凄まじい急坂下り。
座佐の高で座佐池に向かうルートがオススメだと聞いたので向かうも、凄まじい急坂下り。
急坂下りは少し落ち着いた。
急坂下りは少し落ち着いた。
荒れてるように見えるけど普通に歩ける。
荒れてるように見えるけど普通に歩ける。
ただ、シダの藪は結構濃厚だ。
ただ、シダの藪は結構濃厚だ。
ああいうふうに幾つか小ピークをクリアしながら標高を落とす。
ああいうふうに幾つか小ピークをクリアしながら標高を落とす。
時間の事も気になるのでどんどん進みます。
時間の事も気になるのでどんどん進みます。
暫く歩くと熊野灘の展望が開けた。
何度見ても絶景だ。
暫く歩くと熊野灘の展望が開けた。
何度見ても絶景だ。
座佐池の浜辺も大分近づいてきた。
座佐池の浜辺も大分近づいてきた。
急な登り返しが辛くなってくる時期に入った。
頑張って登り切る。
急な登り返しが辛くなってくる時期に入った。
頑張って登り切る。
頑張って登り切っても展望の無いピーク。
こんなのは何度も出てきてたが、この先はいよいよ…
頑張って登り切っても展望の無いピーク。
こんなのは何度も出てきてたが、この先はいよいよ…
遂にきた断崖絶壁の道!
少しでも足を滑らせれば150m下の海へ転落します。
メッチャ怖い!
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遂にきた断崖絶壁の道!
少しでも足を滑らせれば150m下の海へ転落します。
メッチャ怖い!
どうですこれ。
この急坂下りはザレてる上に海までの崖ッぷち。
写真でも伝わってますね。
どうですこれ。
この急坂下りはザレてる上に海までの崖ッぷち。
写真でも伝わってますね。
下りを振り返る。
真面目にシャレにならない怖さです。
危険度MAXとはこの事だ。
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下りを振り返る。
真面目にシャレにならない怖さです。
危険度MAXとはこの事だ。
まさに断崖絶壁。
崖下150mの上は究極の高所恐怖症殺し。
まさに断崖絶壁。
崖下150mの上は究極の高所恐怖症殺し。
登山してて、目の前にここまでの大海原を見る所はあまり無い。
登山してて、目の前にここまでの大海原を見る所はあまり無い。
景色は本当に素晴らしいのだが、恐怖との戦いがハードル高すぎ。
景色は本当に素晴らしいのだが、恐怖との戦いがハードル高すぎ。
こうして樹林帯が少しでもあればかなり恐怖心を抑えられる。
こうして樹林帯が少しでもあればかなり恐怖心を抑えられる。
こんな場所で痩せ尾根はマジでやめてほしい。
こんな場所で痩せ尾根はマジでやめてほしい。
お、なんだか登っていくぞ。
断崖絶壁の山頂直下だ。
下りよりはマシかな。
お、なんだか登っていくぞ。
断崖絶壁の山頂直下だ。
下りよりはマシかな。
三角点が置いてあるピークだ。
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三角点が置いてあるピークだ。
座佐池山と言うピークだ。
記念撮影。
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座佐池山と言うピークだ。
記念撮影。
相変わらず断崖絶壁だが、海の透明度は素晴らしく、海底もくっきり見える。
相変わらず断崖絶壁だが、海の透明度は素晴らしく、海底もくっきり見える。
恐怖との戦いを終え下り始める。
ちょっと迷いやすい。
恐怖との戦いを終え下り始める。
ちょっと迷いやすい。
ついに海岸に下りたった。
ついに海岸に下りたった。
そして念願の海抜0メートル!
何を目指してるんだって(笑)
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そして念願の海抜0メートル!
何を目指してるんだって(笑)
ここら辺から取り付きがある。
ここら辺から取り付きがある。
海抜0mから再び登りだす。
こんなの初めてだ。
海抜0mから再び登りだす。
こんなの初めてだ。
ぐんぐん標高を上げて、断崖絶壁の尾根と同じ150m付近。
ぐんぐん標高を上げて、断崖絶壁の尾根と同じ150m付近。
かなり濃密なシダの藪だ。
夏はダニが多いかもな。
かなり濃密なシダの藪だ。
夏はダニが多いかもな。
反対には座佐の高が見える。
それはまるで高山のよう(汗)
マジで疲れてきてる。
反対には座佐の高が見える。
それはまるで高山のよう(汗)
マジで疲れてきてる。
やった、なんとか尾根の分岐に登りきった!
やった、なんとか尾根の分岐に登りきった!
来た道をひたすら登り返す。
時間的に少し焦りを隠せなくなってきてる。
来た道をひたすら登り返す。
時間的に少し焦りを隠せなくなってきてる。
座佐の高直下。
これが半端なくきつかった。
座佐の高直下。
これが半端なくきつかった。
なんとか座佐の高に再登頂!
流石に小休止する。
なんとか座佐の高に再登頂!
流石に小休止する。
尾根をぐるりと下りきったあの海岸線から登り返して来たんだ。
それが見て取れる喜びと言ったらもう…。
尾根をぐるりと下りきったあの海岸線から登り返して来たんだ。
それが見て取れる喜びと言ったらもう…。
隣の半島を越えて志摩半島までもが見える。
ご褒美はあるものだな。
隣の半島を越えて志摩半島までもが見える。
ご褒美はあるものだな。
唐人殺し峠まで戻ってきた。
唐人殺し峠まで戻ってきた。
この峠から見える芦浜池には行きたかったけど、それはまた今度登るときにしよう。
この峠から見える芦浜池には行きたかったけど、それはまた今度登るときにしよう。
髪尾山通過。
なんとか日が沈むまでに姫越山まで戻れた。
意外と座佐の高から遠かった。
なんとか日が沈むまでに姫越山まで戻れた。
意外と座佐の高から遠かった。
やっとここまで下りたった。
意外と姫越山から遠かった。
やっとここまで下りたった。
意外と姫越山から遠かった。
おしまい。

感想

2021年年明け最初の山行となったこの日。
実は前日元旦に釣りを兼ねて浜松に行ってましたが、凄まじい西風暴風に追いやられ、結局伊勢湾を一周する形でこの大紀町にやってきたのだ。

ここに来れば登る山は姫越山に限られてくる。
標高は500mと里山の部類だが、登山口の海抜はなんと5mなので、それなりにキツいと思う。
そしてまさかあれ程の長丁場になるとは予想してなかった。

駐車場から登山口までは川沿いの閑静な住宅街を通り抜けた先にある。
階段からはじまり、直ぐに避難小屋がある。
これは大津波が来た際のものだ。
そう、この海抜6mの港町のすぐ先には東南海地震が起こるであろう断層が海の向こうにある訳で、当然津波もモロに受けてしまう場所だ。

避難小屋を過ぎるといきなりの急登から始まり、しんどい区間ではあるが長くは続かずに緩やかな区間も比較的多い。
展望が開けると錦の港が見て取れる。
そこを過ぎると暫く樹林帯の中で特にシダが多く南国感が味わえる。
向いの尾根に乗ると爺が塚など何箇所か巻道に塚があり、偽ピークから更に登れば姫越山の山頂だ。

姫越山山頂からは熊野灘の大海原と紀伊長島から尾鷲までの海岸線も見て取れて堪らない。
3日前には向いの山に居たんだな(笑)
そして台高山地では日出ケ岳が雪景色しているのも南国にいる中では珍しく見えるものだ。

登山道はまだ先に続いており、流石にここで終わるのも気が引けるので先に進む。
バリエーションルートと思いきや道は非常に歩きやすく、どんどん進んでいく。
唐人殺し峠から芦浜に下ろうと考えたけど、尾根伝いにまだ道は続いていたので進む。
すると目の前によく目立つピークが見えたので登ってみる。

中々キツい勾配で登りきれば座佐の高というピークだ。
展望を見ると姫越山から見た芦浜池と同じような池が見て取れた。
姫越山で会った夫婦と話すと、あの池に行くらしい。
そして、別ルートでここからの尾根はかなり危険だが展望は素晴らしい事を教えられたので行ってみることにする。

座佐の高から容赦ない直下の激下りを経ればシダの藪を少し漕ぎ、緩やかなアップダウンをしながら標高を落としつつどんどん進んでいく。
暫く歩いていくと、遂にその区間が始まった。

夫婦が教えてくれたその場所は断崖絶壁の切れ端を歩くものなのだ。
ただの断崖絶壁ではなく、ザレていて落ちれば確実に海まで落下して死は免れないだろう。
そんな中でのザレた急坂下りと来たら…(汗)
ただ、大海原を身体全体で受ける展望は格別なもので、どんなに標高が高くてもこれは味わえないものだ。

座佐池山というピークの先で大休止を取る。
半島の付け根にはなんとか行けるみたいだけど、時間の事も気になるので浜へと下りきる。
そして遂に海抜0mの浜辺へと下りたった。
ここは家が無いどころか車で来る事さえも出来ない、そこに通ずる道路すらない場所だ。
座佐浜といい、座佐の高から見た池は座佐池で、これも目の前にあるから不思議だ。

さて、こんな0mに下ってきてしまった訳だが、戻るにしても芦浜経由ではあまりにも遠すぎることを知りあ然とした。
今の時間は13時半を過ぎていて、日も短いこの時期だ。 流石に焦りを感じた。

考えた結果は一つ、再び座佐の高に登りきり姫越山経由で帰ることだ。
海抜0mからの登りは相当厳しく、かなり疲れたが、座佐の高からの尾根に取り付いて鬼の勾配の座佐の高直下をゼーゼー言いながら何とか登り切る。
座佐浜から1時間で標高429mを登りきったのでそれは疲れるよな。

来た道をひたすら急ぎ足で戻るも流石に足は疲れており、姫越山の山頂登りでさえも堪えた。
姫越山15時半着、ここまでくれば大丈夫だ。
そう思いつつも早歩きで下り、1時間掛けて下りきれて暗くなる前だったのでホッとした。

まさかここまでの長丁場になるとは思ってもなくて驚きの連発だったが、標高が低くてもここまで充実出来る事がポイントだ。

標高500mが最高点なのに累計標高差は1300mを超えていること。
やはり1度浜辺に下りきった事がかなり大きいし、こんな山行は他では中々無いものだ。
改めて山は標高じゃないということを痛感させられる一日になり、今年のスタートとしては相応しいものになった。


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