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Yamareco

記録ID: 284052
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
札幌近郊

手稲山 〜平和の滝・冬尾根コース〜

2013年04月13日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:27
距離
13.0km
登り
903m
下り
906m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

平和の滝登山口(9:15)→冬尾根コース取付き(9:55)→ケルン(11:15)→手稲山(11:35←散策・昼食→12:20)→ケルン(12:30)→冬尾根コース取付き(13:30←ティータイム→13:50)→平和の滝登山口(14:25)
天候 曇り時々晴れ
山頂は南寄りの風が時折強い。
過去天気図(気象庁) 2013年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
平和の滝近くの駐車スペースを利用。
(平和の滝駐車場も除雪されて使えるようになってました。)
コース状況/
危険箇所等
全体的にザラメ状の雪の上に、昨日の新雪が乗っている感じでしたが、新雪部分が水を多く含む雪でグリップもあり歩きやすかったです。雪解けは随分と進んでいて、木々のまわりの地面が露出したり、所々で亀裂が走ったりしている様子が見られました。ツボ足で問題ありませんでしたが下山時に油断して左足が全部埋まりました。

ルートは標高700mあたりから色んなトレースが交錯して、分けがわからなくなってきますが、ここを登りきれば山頂なので問題はなかったです。

今回もGPSが変な軌跡を示していますが琴似発寒川沿いに歩いています。谷地形に入ると衛星が補足できなくなって位置精度が低下するみたいです。修正するのも面倒なので、すみませんがこのまま掲載します。
平和の滝登山口の様子。右が除雪された駐車場。左が路肩の駐車スペース。
平和の滝登山口の様子。右が除雪された駐車場。左が路肩の駐車スペース。
平和の滝登山口。
所々で雪面に亀裂が走っている。歩く分には問題ないが気持ち悪い。
所々で雪面に亀裂が走っている。歩く分には問題ないが気持ち悪い。
琴似発寒川に沿って進む。
琴似発寒川に沿って進む。
高圧電線塔があり視界が開け、山頂アンテナ群が見えてきた。
高圧電線塔があり視界が開け、山頂アンテナ群が見えてきた。
冬尾根への分岐。白い布が目印についていた。
冬尾根への分岐。白い布が目印についていた。
冬尾根へ取付く。いきなりの急坂。
冬尾根へ取付く。いきなりの急坂。
雪解けが進むだいぶ足場が狭くなっている。
雪解けが進むだいぶ足場が狭くなっている。
雪庇っぽいルートを行く。こういうところ嫌い。
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雪庇っぽいルートを行く。こういうところ嫌い。
針葉樹林帯に入ると少し勾配が落ちつく。
針葉樹林帯に入ると少し勾配が落ちつく。
多分巨岩帯だと思われる場所の急坂を登りきった後、振り返る。途中で足が攣りそうになった。
多分巨岩帯だと思われる場所の急坂を登りきった後、振り返る。途中で足が攣りそうになった。
ダラダラ登っているように見えますが...
ダラダラ登っているように見えますが...
実はこんなに傾斜しているのです。
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実はこんなに傾斜しているのです。
傾斜が一段落してダケカンバ林に...
傾斜が一段落してダケカンバ林に...
あの丘を越えれば山頂...のはず。
あの丘を越えれば山頂...のはず。
雪庇を二ヶ所巻いたところで振り返ると、烏帽子岳の上に晴れ間が出てきた。
雪庇を二ヶ所巻いたところで振り返ると、烏帽子岳の上に晴れ間が出てきた。
手稲山ケルン。中々青空に映えます。
手稲山ケルン。中々青空に映えます。
いい感じなので烏帽子岳を正面にもう一枚。
いい感じなので烏帽子岳を正面にもう一枚。
雪に埋まった道路沿いに、三角点のある山頂を目指します。スキー客用の立ち入り及び滑走禁止標識がありますが無視します。
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雪に埋まった道路沿いに、三角点のある山頂を目指します。スキー客用の立ち入り及び滑走禁止標識がありますが無視します。
山頂に向かう途中でアンテナ群をパチリ。よくこんな山頂にこんな大きい建造物作ったなと感心します。
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山頂に向かう途中でアンテナ群をパチリ。よくこんな山頂にこんな大きい建造物作ったなと感心します。
ロープウェーの駅が正面に見えてきました。
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ロープウェーの駅が正面に見えてきました。
手稲山ロープウェー山頂駅。動かなくなって久しい気がしますが、まだ建物は使えそうですね。
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手稲山ロープウェー山頂駅。動かなくなって久しい気がしますが、まだ建物は使えそうですね。
手稲山山頂。雪解けで一部の展望台柵が出ています。
手稲山山頂。雪解けで一部の展望台柵が出ています。
先週登った百松沢山と烏帽子岳を正面に。
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先週登った百松沢山と烏帽子岳を正面に。
百松沢山と烏帽子岳を望遠。双眼鏡で覗くと百松沢山北峰に4〜5人の人影が見えました。
百松沢山と烏帽子岳を望遠。双眼鏡で覗くと百松沢山北峰に4〜5人の人影が見えました。
定山渓天狗岳を正面に...
定山渓天狗岳を正面に...
小樽方面。手稲山から伸びる切立った稜線が美しかった。
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小樽方面。手稲山から伸びる切立った稜線が美しかった。
奥手稲山?を正面に...
奥手稲山?を正面に...
アンテナ群と変った形の雲。
アンテナ群と変った形の雲。
ロープウェー山頂駅を回り込んでみると、まだ動きそうなロープウェーのゴンドラがあった。
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ロープウェー山頂駅を回り込んでみると、まだ動きそうなロープウェーのゴンドラがあった。
山頂駅からJR手稲駅方向。双眼鏡を使うと手稲駅舎が見えた。
山頂駅からJR手稲駅方向。双眼鏡を使うと手稲駅舎が見えた。
スキーリフト終点あたりから藻岩山。
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スキーリフト終点あたりから藻岩山。
下山時にも百松沢山と烏帽子岳を撮ってみる。この下でshizuさんとバッタリ会った。
下山時にも百松沢山と烏帽子岳を撮ってみる。この下でshizuさんとバッタリ会った。
再び青空が...手稲山の裾と一緒に超広角で。
再び青空が...手稲山の裾と一緒に超広角で。
青空の出てきた手稲山方向を振り返る。
青空の出てきた手稲山方向を振り返る。
冬尾根分岐点。shizuさんが降りてきた。
冬尾根分岐点。shizuさんが降りてきた。
高圧伝送路泊幹線。泊原発は停まっているハズだが、ブーンというイヤな音が聞こえてくる。
高圧伝送路泊幹線。泊原発は停まっているハズだが、ブーンというイヤな音が聞こえてくる。
我が家の水源、琴似発寒川。とてもおいしいですよ(水道)。
我が家の水源、琴似発寒川。とてもおいしいですよ(水道)。
せっかくなので平和の滝にも行ってみた。
せっかくなので平和の滝にも行ってみた。
撮影機器:

感想

晴れれば伊達紋別岳に行きたかったが、何だか難しそうな天気予報だったので、先週に引続き自宅近所の平和の滝から手稲山に登ることにした。もう5、6年前に夏に登ったっきりで冬に行くのは初めてだったので地図を見ていると、通れそうな尾根は一本で他の人の山行記録もそこを通っているので、これで行こうということで出発。

前半は林道で所々雪に亀裂が入ったりしているが殆ど問題なし。夏に歩いた時に「この林道退屈だったよなぁ」と思った記憶が蘇ってくる。退屈な林道は40分ほどで終了して冬尾根へと取付く。地図を見てて予測していたとはいえ、いきなりの急坂で少々参った。急坂を抜けて少し落ちつくか思いきや、中途半端な斜度で登りが続く中、写真のよう雪庇っぽい尾根道が続いていたり、雪解けが結構進んでいて木々の密度が高い箇所は通れるスペースも限られていたり、前半の林道コースと比較して全然飽きさせませんな。とは言え、中々応えるし、おまけに雪まで降ってきて、本音としてはもう帰りたくなってきたが、折角ここまで来たんだから最後まで登ろうと言い聞かせて登っていった。

ようやく落ち着いたのは針葉樹林帯に入ったあたり。少しペースを落として息を整えつつ進んでいく。前に御夫婦がいたので彼らを目印に進んでいたら、この周辺でメインのトレースから外れたらしい。針葉樹林帯を抜けて巨岩帯に差しかかる手前で御夫婦を抜いた時に、下山方向のトレースしかないのに気付き、目の前に迫る急坂に戸惑ったが、もう引き返すのも面倒なので直登することにした。しかしながら結構キツい。途中で足が攣りそうな感覚にとらわれたけれど、ツムラ68をザックから出せるような状況でもなく小休止をしつつ登り切った。とはいえ、たかだか標高にして30mぐらい。ここから先も地図上では等高線が混んだ状態が150mほど続いている。ただ再び樹林帯に入ったのが幸いし、木々に寄りかかって休んだりしつつ、いいペースで進んで行き、出発から2時間ほどでケルンに着いた。

このケルン、なんだか独特の形で、とても風景に溶け込んでいて好きなのだが、登坂中に進行方向を見ていても、まずこのケルンは見えなくて本来の目的である目印になっていない気がするし、何か宗教っぽいレリーフもあり、一体何の目的で置かれたのかが非常に興味がそそられる。もう、あとは緩やかな道路を三角点のある山頂展望台に辿るだけということで歩いていくと、雪で埋まった道路の先に見えるロープウェーの駅舎が、何だかどこか田舎の農業倉庫のように見えてきて少々面食らったが、紛れもなくここは山頂。

昔、訪れた時の記憶では山頂展望台の手前に小さなお社があったと思ったが、記憶違いなのか、なくなったのか、雪に埋もれているのか、見当たらない。そんな状況で、山頂展望台も雪に埋まっているかと思ったが、近づくと柵がちゃんと出ているのが確認できた。そして待望の風景。まずは先週登った百末沢山。双眼鏡で確認してみると本日も4〜5人の人影が確認できた。奥手稲山方面など西側のほうが綺麗に青空が拡がっていて良い景色。登っている途中で雪が降ってきたときはどうしようか思ったが何というか運がいい。石狩湾もバッチリ見える。低い位置まで張り出した雲があることで妙に立体感が生まれてとても良い景色だった。

その後は、営業しなくなって久しい気がするロープウェー山頂駅まで戻り、石狩湾を見ながら昼食。合間に双眼鏡で一昨日自転車で走った経路を探してみると、JR手稲駅や我が家の近所の高層マンション(建設中)まではっきりと確認でき、双眼鏡の威力と画質に改めて驚いた。

その後、山頂直下の雪庇の巻き道で休憩していたshizuさんとバッタリ会った。ちょうど雪庇を直接降りようかどうか迷っていて、降りた衝撃で埋まったら嫌だから巻いていこうと思わなければ会えなかった。昨年の9月末に白雲小屋に行った以来だからほぼ半年ぶり。しばし互いの近況を報告したりしていると身体が冷えて寒くなって来たので、もう少し居るというshizuさんを残して、一足先に急坂を気をつけて下りながら下山した。

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