手稲山 〜平和の滝・冬尾根コース〜
- GPS
- 05:27
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 903m
- 下り
- 906m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ 山頂は南寄りの風が時折強い。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(平和の滝駐車場も除雪されて使えるようになってました。) |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的にザラメ状の雪の上に、昨日の新雪が乗っている感じでしたが、新雪部分が水を多く含む雪でグリップもあり歩きやすかったです。雪解けは随分と進んでいて、木々のまわりの地面が露出したり、所々で亀裂が走ったりしている様子が見られました。ツボ足で問題ありませんでしたが下山時に油断して左足が全部埋まりました。 ルートは標高700mあたりから色んなトレースが交錯して、分けがわからなくなってきますが、ここを登りきれば山頂なので問題はなかったです。 今回もGPSが変な軌跡を示していますが琴似発寒川沿いに歩いています。谷地形に入ると衛星が補足できなくなって位置精度が低下するみたいです。修正するのも面倒なので、すみませんがこのまま掲載します。 |
写真
感想
晴れれば伊達紋別岳に行きたかったが、何だか難しそうな天気予報だったので、先週に引続き自宅近所の平和の滝から手稲山に登ることにした。もう5、6年前に夏に登ったっきりで冬に行くのは初めてだったので地図を見ていると、通れそうな尾根は一本で他の人の山行記録もそこを通っているので、これで行こうということで出発。
前半は林道で所々雪に亀裂が入ったりしているが殆ど問題なし。夏に歩いた時に「この林道退屈だったよなぁ」と思った記憶が蘇ってくる。退屈な林道は40分ほどで終了して冬尾根へと取付く。地図を見てて予測していたとはいえ、いきなりの急坂で少々参った。急坂を抜けて少し落ちつくか思いきや、中途半端な斜度で登りが続く中、写真のよう雪庇っぽい尾根道が続いていたり、雪解けが結構進んでいて木々の密度が高い箇所は通れるスペースも限られていたり、前半の林道コースと比較して全然飽きさせませんな。とは言え、中々応えるし、おまけに雪まで降ってきて、本音としてはもう帰りたくなってきたが、折角ここまで来たんだから最後まで登ろうと言い聞かせて登っていった。
ようやく落ち着いたのは針葉樹林帯に入ったあたり。少しペースを落として息を整えつつ進んでいく。前に御夫婦がいたので彼らを目印に進んでいたら、この周辺でメインのトレースから外れたらしい。針葉樹林帯を抜けて巨岩帯に差しかかる手前で御夫婦を抜いた時に、下山方向のトレースしかないのに気付き、目の前に迫る急坂に戸惑ったが、もう引き返すのも面倒なので直登することにした。しかしながら結構キツい。途中で足が攣りそうな感覚にとらわれたけれど、ツムラ68をザックから出せるような状況でもなく小休止をしつつ登り切った。とはいえ、たかだか標高にして30mぐらい。ここから先も地図上では等高線が混んだ状態が150mほど続いている。ただ再び樹林帯に入ったのが幸いし、木々に寄りかかって休んだりしつつ、いいペースで進んで行き、出発から2時間ほどでケルンに着いた。
このケルン、なんだか独特の形で、とても風景に溶け込んでいて好きなのだが、登坂中に進行方向を見ていても、まずこのケルンは見えなくて本来の目的である目印になっていない気がするし、何か宗教っぽいレリーフもあり、一体何の目的で置かれたのかが非常に興味がそそられる。もう、あとは緩やかな道路を三角点のある山頂展望台に辿るだけということで歩いていくと、雪で埋まった道路の先に見えるロープウェーの駅舎が、何だかどこか田舎の農業倉庫のように見えてきて少々面食らったが、紛れもなくここは山頂。
昔、訪れた時の記憶では山頂展望台の手前に小さなお社があったと思ったが、記憶違いなのか、なくなったのか、雪に埋もれているのか、見当たらない。そんな状況で、山頂展望台も雪に埋まっているかと思ったが、近づくと柵がちゃんと出ているのが確認できた。そして待望の風景。まずは先週登った百末沢山。双眼鏡で確認してみると本日も4〜5人の人影が確認できた。奥手稲山方面など西側のほうが綺麗に青空が拡がっていて良い景色。登っている途中で雪が降ってきたときはどうしようか思ったが何というか運がいい。石狩湾もバッチリ見える。低い位置まで張り出した雲があることで妙に立体感が生まれてとても良い景色だった。
その後は、営業しなくなって久しい気がするロープウェー山頂駅まで戻り、石狩湾を見ながら昼食。合間に双眼鏡で一昨日自転車で走った経路を探してみると、JR手稲駅や我が家の近所の高層マンション(建設中)まではっきりと確認でき、双眼鏡の威力と画質に改めて驚いた。
その後、山頂直下の雪庇の巻き道で休憩していたshizuさんとバッタリ会った。ちょうど雪庇を直接降りようかどうか迷っていて、降りた衝撃で埋まったら嫌だから巻いていこうと思わなければ会えなかった。昨年の9月末に白雲小屋に行った以来だからほぼ半年ぶり。しばし互いの近況を報告したりしていると身体が冷えて寒くなって来たので、もう少し居るというshizuさんを残して、一足先に急坂を気をつけて下りながら下山した。
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