山の舞台では出番を待つ花たちが準備万端! 〜赤坂山、三国山、大谷山〜
- GPS
- 10:10
- 距離
- 19.1km
- 登り
- 1,509m
- 下り
- 1,491m
コースタイム
天候 | 晴れましたが霞がかかっていました。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
この時期は残雪の量は知れていますが、足を踏み抜いたり滑らせたりのリスクはあrるので要注意です。 |
写真
感想
滋賀と福井の県境、赤坂山を歩いて初めてカタクリを知ったのが去年の5月のこと。
1ヶ月早い今頃では花はどんな様子だろうと思い立って行ってみました。
ついこの間までは雪がどっさりの様子だったようですが、少しは季節の進み具合を感じられるかと楽しみに歩いてみます。
早朝、マキノ高原の駐車場に車を停めて歩き出しますが、この時期オートキャンプ場になっている高原にはいくつかのテントが並んでリゾートの雰囲気が漂っています。
場内にある登山ポストにも登山カードがたくさん入っていて登る人の多さを想像させます。
歩き出したのは6時前。
頭の上は青空が広がりますが、うっすらと霞がかった白っぽい空の色で、昇ったばかりの太陽の光も眠そうです。
山道を歩くと雪山とは違っていろんなものが目に入ってきます。
花がたくさん咲いているわけでもないのですが、冬を越えて少し荒れた山の光景が、何でも詰め込んだおもちゃ箱に見えてきます。
見つけたものを面白いと思う心だけを準備すれば、一日楽しんで歩けます。
花の時期にはまだ少し早かったかと思いましたが、花がなくてもいいものはいくらでも見つけることができます!
調子の滝に向かう「セラピーロード」と呼ばれる林道からまた分岐を見つけて山道に入ってみました。
以前にはハイキングロードとして整備されていたようですが、通る人がいないのか放置されているようです。
谷を見下ろしながらヤブコギ気味に道を辿るとあちらこちらに小さい花たちが隠れているのを見つけられます。
目を上げると木の枝にはこれから葉を出す用意を済ませた新芽がタイミングを待っているのを感じます。
何かの合図で一斉に伸び始めるのを想像すると、とんでもない大舞台のシーンです。
目に入る木や草がその準備を整えてじっと合図を待っている気配、なんだかワクワクしてきますね。
山頂を繋ぐ稜線沿いではまだ残る雪に苦労するところもありましたが、スタートが早かったおかげで時間の心配はなく動けています。
赤坂山に戻ると山頂までマウンテンバイクを持って登った人がいて驚きました。
ここの山道くらいは走れるんでしょうね・・・すごい!
そろそろ食事のことを考えますが、風をよける場所がなくてお湯を沸かせない。
ひとつ思いついて試してみたのは山専に朝入れたお湯を沸かしなおさずにアルファ米に使い、密封して出来上がるまでザックに入れたまま歩くこと。
これなら多少できるのに時間がかかっても時間の無駄にはならないので良さそうです。
水分が漏れないようにしっかり袋を閉じて歩きながら時間を計ります。
沸かしたての湯ではないので40分くらい移動してから座りなおして開いてみると、見事に出来上がったご飯が湯気を立てていました!
ソロの行動中の食事はこのパターンが定番になりそうです。
待ち時間なしですぐに食べられるのはありがたいことです♪
寒風の分岐から大谷山へのピストンは琵琶湖から吹き上げる風に吹かれての縦走でした。
空模様は少しずつ下り坂で、薄雲がかかった白っぽい空の下で木の生えていないなだらかな稜線を辿る道が続きます。
黒くて滑りやすい土と草の緑が混じる風景は、北アイルランドの海岸線を歩いているような気分です。
風の強さを体で感じながら歩いている間、無心でいたかもしれません。
寒風の分岐まで戻ってくると二人の女性ハイカーがいましたが、さっき赤坂山で挨拶を交わした人たちです。
寒風から下りるつもりだが道が合っているか不安だとのことで、同じルートを予定している私もご一緒することに。
カタクリの花を知らないというお二人にこんな花で・・・と口で説明しながら歩いていましたが、しばらくして一人が「これがそうですか?」と指差した先には本当にカタクリが咲いていました!
蕾はいくつか見たものの花には少し早かったとあきらめていたのですが、見つけてもらったこの方たちには感謝しなきゃ!
「ツーショットで撮りますよ」といわれてカタクリと撮ってもらった写真がいい記念です♪
視界いっぱいの花畑も素晴らしいし、今日のように一日歩いた末に見つけた数株の花も大切に思えることです。
どの花も数は多くなかったけれど、疲れも忘れるほど春の気配に酔った一日でした。
イワウチワにショウジョウバカマ、イワカガミetc...
知っている花が咲いていてくれてありがたいことでした。
「ずいぶんお詳しいんですね!」なんて、ぼろが出ないうちに・・・(笑)
赤坂山はまだ行ったことがありません。
花がたくさん咲いているのととても歩きやすそうな印象を
レコから受けました。
是非、登ってみたいです。
monsieur 春バージョンのシャツもいい
「時短食料作戦」もいいですね
こんちわ
いいですね。いろんなお花・・
でも、まだ残雪の斜面もあるんですね
比良山系は、おもしろいところですね
でわでわ
senrakuyaさん、こんばんは
赤坂山、花の豊富さに驚く山ですよ
歩きやすさもおっしゃる通りだし、ご家族でぜひ歩いてみてください
カタクリなんか一本一本自己主張が強くて強くて生意気な娘たちです
空気が澄むと若狭の海まで見ることができます
uedayasujiさん、こんばんは!
赤坂山などの湖北の山を歩いていて明るく感じるのは山頂部に木がないことが大きな理由でしょうね。
三重ヶ嶽など奥に行くとまた様子が変わりますが、その違いを自分なりに感じながら歩くのも趣を感じます
来月にはここいらも花が増えているのでまた歩いて見ますよ
churaも昨年5月にはじめてカタクリの花を見ました。
もう、山の上でも咲いているんですね。
寒風と大谷山の間を歩いてみたいと思っていたので、参考になりました
花を見つけたのは標高が下がってからです。
高いところでは花は咲いていなかったのですが、カタクリの葉はいくらでも見ることができました。
やっぱり来月でしょうが、カタクリに覆われる登山道を想像するとまた足がうずきますよ
静かで落ち着きのある素敵な風景に
花々が優しい彩りを添えてくれる
monsieurさんの 時間との付き合い方
花を愛でながら歩調を合わせて歩いている気分になります
次回も良い山行きを
逆に私がmermaidさんにインタビューしたいほどです!
( 時間との付き合い方や花の愛で方 )
自分でもこのレコをもう一度読んでしまいましたよ
花のある山の風景が嬉しく思えるのは幸せなことですね。
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