【度会】栃谷山(784m)
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- GPS
- 04:46
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 739m
- 下り
- 739m
コースタイム
- 山行
- 4:30
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 4:47
この山行をもちまして、しばらく山はお休みです。
みなさん、またお会いしましょう。
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
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感想
※七洞岳・獅子ヶ岳とならび、度会(わたらい)三山の一角。南島では二束山、度会では釈迦ヶ岳、藤木屋では栃谷山、川上では町楽山。吉津岳・・・これはどこからのネーミング?
私のルート取りは「一般的」とは言えないかも。藤越峠往復か、私とは逆の時計回りルートで山頂に立つ方がほとんどかもしれません。
今回のコース取りのメリットとしては、下山時、藤越峠からの県道歩きが下りになること。峠に置きチャリすれば、ダウンヒルでさらにスピードアップを狙えます。ですが、迷った末、手間と時間と距離を考えて「歩き」を選びました。
デメリットは、‥个蠅良弦盧垢大きいこと、源太林道から尾根への取りつき点に不安が残ることです。過去、私の友人たちは思い思いのルートで山頂に立っていますが、不思議にこの登路だけは彼らの記録にありませんでした。
まあ、とりあえずドキドキ感が損なわれないように、事前のネット検索はせずに出発です。
林道に踏み入れると、いきなりサルに威嚇されてビビります。やめて下さい。私は人類代表として、平和をこよなく愛してます。
箱わなを見るあたりから林道が荒れ始めました。林道の土砂は大雨に押し流されています。この先、ルートは荒廃し、さらに不明瞭に。けれども地図読みはそれほど難しくありません。沢が二股に分かれるポイントに立つと、現在地はすぐに特定できます。
狙い討つ尾根は、ヒメシャラの木と、朽ちかけた赤黄のテープが目印。登山口の道標は全く読めません。ヒエログリフの解読より難しそうです。
尾根筋のヤブは煩わしいほどではありません。天を味方につけた思いです。ひと登りで源太の頭へ。ややあって主脈に合流。大岩が鎮座しています。傍らにはヤシオの木。
730mピーク(西峰)まで移動すると、露岩の上から熊野灘が広がりました。おおらかにゆったりとキラめいて・・・ちょうど目の前が神前湾と贄湾(にえわん)。遠くを見晴らせば、姫越山の右肩に台高と大峰の山並みが連綿と続いています。振り返ると、そこには栃谷山。
展望地を後に、のぞき岩まで移動します。展望のスケール感が、さらにアップ。先ほどの730mピークや藤坂峠方向には、浅間山がよく見えています。熊野灘の水平線が丸く広がりました。頬がゆるむ。胸が高鳴る。
栃谷山の山頂には、静かに時間が流れていました。気温が低く、じっとしていると手がかじかむ。のろのろサーモスを取り出し、温かいお茶になごむ。
さあ、下山。しばらくすると西側に林道が沿うようになりました。途中、ルートを外し、展望を求めて林道をぶらり散策。どっしり空母のような三峰山。その東には二つの鋭鋒が見えています。西が栗ノ木岳で、東寄りが局ヶ岳。三峰山の左手、西南側は高見山です。そして、あの奥が迷岳で、あのあたりが池木屋山で。
藤越峠直前の急傾斜地で上がってくるトレランナーさんに「こんにちは」です。「度会方面から車で乗りつけたら林道が怖すぎた」・・・と、おっしゃっていました。
峠に降りたら、あとは大紀町方面へ。木屋をめざし、ひたすら歩きます。
これで度会三山が終わってしまったよ。充実の裏の、この不思議な寂しさって何・・・?
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