八海山
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 1,396m
- 下り
- 1,396m
コースタイム
12:00六合目―12:30ゴンドラ駅直前―13:50スキー場駐車場
天候 | 晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
女人堂直下の無雪期梯子2か所は、ピッケル・アイゼン必要と思います。 |
写真
感想
先日の強風(東北・北海道で大きな災害が発生した)以来、このところ急速に雪解けが進んでいる。3日間の後の土曜日も来客で出勤。日曜日の天気予報は午後から雨模様。そこで比較的近く、いままでGWの前は行ったことがないが、春山が楽しめる(ハズ)八海山に行ってみることにした。事前にスキー場情報を調べると3月で営業終了。
スキー場の入り口のゲートが閉まっていて、その手前の駐車スペースに。先客が一人、ハイキングかと聞くと、釣りの場所を探してきてみたが、雪だらけで諦めたという。
近頃下山時に膝が痛む(友達の針灸師によると腸脛靭帯炎らしい。)ので、今回はスポーツタイツCW-X(レボリューションモデル)を試してみた。
昨日から好天で、雪はクラストしている。晴天の中、ダブルストック+アイゼンで、ゲレンデをひたすらゴンドラ頂上駅に向かって登る。が、さすがに長い。中間点で一休み入れて、頂上駅まで約2時間。巻機山から下津川岳方面を見ると真っ白だ。まだまだ春山ハイキングシーズンは続きそうである。
その後はトレースの無いルートを山頂目指して進む。雪がクラストしているのはほんの表面だけで、10〜20cmぬかるところも多く、結構体力を使う。天気は徐々に悪くなり、風も出てきた。
池の峰の手前で一息入れて、また進む。30cm以上のラッセルもあり、先が思いやられる。そうこうしていると6合目女人堂の直下になる。ストックでは危険なので、ピッケルに交換して・・・
あれっ、50°位の斜面にカモシカの足跡がたくさん。さすが、垂直のチムニーを蹴って降りる動物だけある。
こちらは怖いので、ピッケルのシャフトをしっかり差し込んで(下が凍っていてなかなか刺せないところもあるが)、ぼちぼち進む。そしてようやく女人堂に到着。とはいえ、しっかり戸締りしていて中には入れない。仕方なく、風下側の雪が吹き飛ばされているところで小休止。2階建ての屋根と積雪がつながっているので、雪の量がまだまだ多い(4mくらい)のがわかる。北方を見ると、守門岳、浅草岳―矢筈岳が白くはっきりわかる。
ここからは雪庇が発達しているので、右側の斜面を慎重に進む。雪はまだまだ柔らかく20-30cmのラッセルに体力を奪われていく。雪庇が無いところを左側に進むと今度は北向きのためアイスバーンでスリップの危険がある。
そうこうしながら薬師岳の直下(標高1550-1600m付近)まできたら、いままでも吹いていた風が一層強くなってきた。しばらく待ってみたがやむ様子はなく、しかも前日の天気予報では午後から天気が崩れるとなっていたので、諦めて撤退することにした。
女人堂まで下って、軽く食事に。天気は予想に反して、いい天気になってきた。後は直下の難所を通過すれば、あとはスノーシューで降りれる。
ゴンドラ駅の付近からはまぶしいほどの晴天となった。平地を見ると魚野川の東側は田んぼの雪がほぼ消えているが、西側はまだ白い。
そしてゲレンデを降りる。チャンピオンコースは滑ると嫌だし、かといってアイゼンに履き替えるのも面倒、そこで迂回路を進む。斜度25度くらいからスノーシューでスケーティングや直滑降(今回初めて経験したが、スピードコントロールが難しい)ができる。(スノーシューには前方に爪があるので突っかかりやすく、あまり軽快な滑りではない)ゲレンデが長いので、だいぶ疲れた。それにしても強烈に暑い。
天気予報とは異なりすっかり快晴で、前回の日白山の雪辱を晴らした格好となった。それに、今シーズン一番の春山ハイクができた。更にCW-Xのせいか膝痛も筋肉痛もほとんどなく、後日も殆ど筋肉痛はなくてよかった。
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