権現山・奈良倉山≪山梨百名山≫



- GPS
- 08:05
- 距離
- 24.2km
- 登り
- 1,902m
- 下り
- 1,615m
コースタイム
- 山行
- 6:53
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 8:06
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:小菅の湯から西東京バスでJR青梅線奥多摩駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
麻生山〜大寺山間は少し険しい |
その他周辺情報 | 小菅の湯(\750) 小菅の湯から上野原行のバスは冬期運休 |
写真
感想
JR中央線上野原駅からタクシーに乗り初戸(はど)で降りた。15匐瓩あったので5,690円掛かったが今日は二人なので助かった。「権現山→」の表示に従い鶴川を渡り、玄房尾根に取り付くといきなりの急登でジグザグに登山道を進んだ。尾根の転換点が2箇所ありP992のコブがるのが地形上の変化であとは樹林帯の単調な尾根が続いた。用竹から続く尾根に乗り上がると雨降山(あふりやま1,177m)で、電波塔が2基設置されているが展望は得られなかった。
稜線を西へ進み縦走路が北側を巻いたピークは鍋割沢ノ嶺(1,420m)で真新しい山頂標識が掲げられていた。男女の登山者を追い越し、地形図の1,245m標高点の箇所には大窪沢ノ頭の標識があり、南側を通る縦走路から乗り上がった。権現山に近づくと大ムレ権現があり日本尊命が祀られていた。大ムレ権現から最後の登りで、登りきると権現山(1,312m)に達した。山梨百名山に指定され三度目の登頂を果たした。縦走路で木の間越しに見えていた富士山が露わとなり圧倒的な姿が望めた。この時期にしては白さが足りない富士山は山頂付近まで地肌が見えていた。富士急線の走る桂川沿いの街並みも一望でき、両側には三ッ峠山や鹿留山、御正体山を従えていた。今日の冷え込みは今冬一だが、富士山だけではなく関東・山梨の山には全く雪が見られなかった。
北の方を見ると奥多摩三山、曇取山、飛龍山何れも雪のない姿が雲一つない青空の元に横たわっていた。景色を楽しんでいると稜線で追い越した男女が登って来た。和見峠からきたと云うが何処まで車が入れるのだろう。権現山を西に下り出すと男性が一人登ってきた。比較的なだらかな稜線を進みオクノ沢ノ嶺(1,252m)に達した。展望もなく山頂標識を撮っただけで通過した。10分程進むと富岡に下る長尾根が分岐し北西に進路を変えて麻生山(あそうやま1,268m)に達した。3等三角点「粟千場」があるが展望は得られなかった。
北西に続く稜線は予想外に厳しく、等高線に表れない岩場や険しいアップダウンが続いた。鋸尾根を登って来た男性二人とすれ違い尾名手峠から急斜面を這い上がって三ツ森北峰(1,241m)に達した。山頂には1,202mと書かれているが等高線では1,240m、カシミールの標高dataから1,241mと読み取れるた。山頂展望は素晴らしく富士山を始め西の方に雁ヶ腹摺山や大菩薩嶺が望めた。
西に鋸尾根が分岐し、名前からして険しい道が予想された。北に続く稜線を下ると等高線から読み取れない険しい箇所が連続し気が抜けない。1,200mの標高点を過ぎ鞍部に達すると険しさも落ち着き100m程の登り返しで大寺山(1,226m)に達した。展望はなく縦走路は北西に曲がって行くが東北東に続く尾根の1,207m標高点にはチョウナ沢ノ頭の山名があり、二度と来ることがないかと思うとピストンすることにした。荷物をデポして尾根に踏み出したが山頂標識はなくガッカリだったが、しっかりした山頂で1座登頂数を稼いだ。
大寺山と小寺山の鞍部で地形図には記載されていない林道が現れた。この林道は、この先奈良倉山まで稜線付近で付き纏うことになる。小寺山(1165m)は展望のない山頂。昼食休憩を取ると体が冷えて20分で歩き出した。小寺山の北側を巻いていた林道が稜線上に戻ってきて標高1,040mまで下ると西原峠に達した。 西方面が開け大峰や雁ヶ腹摺山を望むことができ、松姫鉱泉と阿寺沢を結ぶ道が越えていた。佐野山東に派生する尾根の先端で林道が左右に分かれ、尾根に取り付いた。獣害防止のネットの横を100m近く這い上がり稜線に乗ると坪山からの道が東から合流した。稜線を北西に進むと軈て左手から緩く登って来た林道が合流しまた林道歩きとなった。
此の林道ピークは全て巻いているので顕著なピークは林道を離れて稜線を辿った。佐野山(1235m)も北側を巻いていた。山頂には3等三角点「竹ノ沢」があり、松姫鉱泉への道が南西に分岐している筈だがフェンスがありよく分からなかった。北側に北峰とも言えそうなコブがあり越えて行くと佐野峠に達した。北側を巻いていた林道も峠に合流し暫く林道を歩いた。顕著なピークであるP1260とP1238は忠実にピークを踏んだが何もなかった。鞍部で東側を巻いていた林道が戻ってきて奈良倉山へとゆるい傾斜で近づいた。直下に到ると林道は南側を巻いており半時計回りに山腹を巻く道が地形図には描かれているが道は見当たらなかった。
山頂への登山道に取付き60m程登ると奈良倉山(1,349m)に到った。本日の最高峰で3等三角点「八丁坂」がある広い山頂は大月市の秀麗富岳十二景五番山頂に指定され富士山方面だけが開かれていた。最後の富士山の姿を目に焼き付けて下山に掛かった。
多摩川源流トレイルランコースの標識が掛かる道が東の尾根を下っているが、真北に下りると近そうなので下った。問題なく北側の巻き道に達することができたが。下り立った地点に鶴峠への道がある筈だが見当たらず境界見出標が続く尾根を下った。東の方に方向修正すると何処から来たのか登山道に飛び出しひと安心。尾根の脇を下っているとまた林道が現れた。何度か纏わり付いた後、栗山集落へと離れて行った。JTの森のエリアに入るとキャンプ場なのか広場があった。車の音が聞こえてくると漸く鶴峠で上野原と小菅を結ぶ路線のバス停があった。16:47に上野原駅行のバスがあり、小菅の湯に入って丁度よい時間にありそうだ。
小菅の湯までは、車道歩き5.4辧傾斜が落着くと白沢川に沿って下り、白沢集落入口の分岐から登り返しとなり国道139号線に出た。下りとなって小菅の湯に到った。長距離縦走だったが行程が捗り予定時間を2時間も短縮することができ、ゆっくり温泉で汗を流しバスを待っていると、受付けの男性が上野原行きは冬季運休で走っていないと云う。甘い目論見が崩れて当初予定の奥多摩行のバスまであと1時間余り待つことになった。
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