7歳児とゆく手軽に登れて満足感ある石老山【藤野十五名山】
- GPS
- 03:30
- 距離
- 4.3km
- 登り
- 426m
- 下り
- 420m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
この前日、山梨百名山の大栃山に登ろうと思ってふもとまで行ったところ雪だらけで撤退、終日雪遊びという過ごし方をした。
日曜日はゆっくりするか、と思ったけど、なんかやっぱり足りないね。
ということで、すぐ行けてすぐ登れる、つまり早起きしなくてもいい石老山に登ることにした。
Rちゃんと登った石砂山、ヤブをかいくぐった鉢岡山に続いて3度目となる篠原の里駐車場。ここの利用料500円は妻に「今手持ちがないから払っといて」と言われて払い、そして還ってくることのない悲しみの500円である。
この日は小学校4年生くらいの男子とお父さんがわれわれの前にスタートしていった。
駐車場から道をわたって、民家のあいだから登山口に向かう。しばらく舗装道を歩くが、先日のバリルート冒険が楽しかった息子はすきあらば道路脇の土の坂に登ろうとする。せめて登山開始後にしてくれんかのう?
こんなところに住めたらいいのに感のある民家がいくつかあり、妻の藤野欲がいや増したところで登山口に到着。
入口のところに、通行止めを示すロープが張ってある。この山は2019年秋の台風で大きなダメージを受けて、一時期登山不可になっていた。今でもメインコースである寺からの道は通れない。でもこっち、篠原の里側からは大丈夫らしい。ということで、ロープをくぐって登る。最初はコンクリの壁のうえを伝うように登るが、すぐに林に入る。
先日の石砂山もそうだけど、ここは東海自然歩道。整備がしっかり行き届いている。ルートはハッキリしていて、イヤなジグザグとかがない。
そのきれいさとうらはらに、息子の調子が上がらない。ヤブを歩きたい欲と、前日の雪遊び疲れのせいなのか、ぜんぜん登ってくれないのである。まるで足が前に出ないから、体調がおかしいのかと心配してしまった。いつものやつ、止まる→進んでよって押す→こけて息子激怒、のセットもちゃんとこなした。
道は基本的に尾根の上、急なところと馬の背のところが交互に出てくる。何度かくりかえすと金比羅神社に出た。テーブルとイスがあり、休めるようになっている。
ここを過ぎてまた何度か緩急を繰り返すと、木の階段が登場。これを登りきって、つきました、石老山三角点!
って、山頂はもうすこしむこう。道は下りっぽい……となると息子にスイッチが入る。ここからいきなりダッシュ、猛烈に駆け抜けて、石老山登頂!!
って、山頂にある木の段に彫られた顔に息子はひっかかっていた。かわいいのだという。
あらためて、石老山に登りました! ヘビーな山登りではないけど、石砂山よりは満足感がある。
相模原市の立てた立派な標柱によれば、この山の標高は702m。いっぽう旧藤野町の「藤野十五名山」標柱によると694m、8メートルも差がある。三角点がへんなところにあるせいかもしれない。
今日のお昼はサンドイッチ。たまごと、キャロットラペ&ハムを作ったが、後者は朝ごはんに食べてしまった。
山頂は広場になっていて、テーブルベンチがいくつかある。今日はわれわれを含めて4パーティがそれぞれ距離をとって休んでいた。そのなかにはさきほど先に出発したおにいちゃんとパパもいた。
木々のあいだからは、丹沢山地と大室山がよく見えた。富士山は見えないけど、なかなかの眺望である。
それにしても寒い。カップ麺を食べてコーヒーを飲んで山を降りよう。息子はリュックをあけて、チンアナゴくるくるフィギュアで遊んでいる。そんなもん持ってきたのはなぜ?
鍋の容量的に、いちどに作れるカップ麺は2杯まで。妻と息子に先に食べさせて自分のはあとまわしにし、第2弾でコーヒーとともにつくる。
ってやってたら、食べ終わった息子が「はやくおりよう!」とせがみはじめた。彼にとって山くだりとは何より楽しいイベントなのだ。仕方ないのでかたゆでのカップ麺を一気食いしてコーヒーを流し込んだ。たぶん山のコーヒーはこうやって飲むものではない。
したくがおわるないなや、息子は爆速でおりてゆく。カップ麺とコーヒーが入ったままの父の腹は水風船のようだった。
息子ははるか先を走る。父は必死で追いかける。と、道にキラキラ光るものを発見! 落とし物かな? どれどれ、あっ緊急用の呼び笛! こっちにもある、これはバードコールだ。まだむこうなもある、これはチンアナゴのくるくるフィギュアっておーーーーーーい! 息子! むーすーこー!
リュックのうしろ開けたまま走ってるだろ! 全部バラまいちゃってるよ!!
上の3つは回収できたものの、ミニ懐中電灯と竹笛が見当たらない。工芸体験のおっちゃんに作ってもらった笛、素朴でよかったのにな。
近くを3往復ぐらいして捜索、あきらめて下山する。竹はともかく懐中電灯は山に申し訳なさすぎる……。いっぽうで息子は「パパがせっかくぼくのためにかってくれたのに」としょんぼりしてる。まあそいつは100均だからなくしたの自体はかまわんよ、次からチャックしめてから走ろうな。
金比羅さんにありがとうとごめんなさいして進む。息子はチャックをしめてまたダッシュ。道が整備されているので妻のキャーもいつもの3割限くらい。
最後、道が曲がるところで里に向かうバリルート(つまり尾根をそのまま進む)があるっぽかったので見てみたかったが、息子は道路におりてしまった。まってるよー、と声がする。
あとは駐車場までのんびり歩く。途中、すごく大きなムカゴを発見、息子と面白がって遊んだ。
子供といっしょに登るのに、少し負荷があってちょうどいい感じの山だった。子連れ登山をするならば高尾山より自然たっぷりのこっちのほうがずっと楽しいと思う。
懐中電灯、もし見つけられた方いらっしゃいましたら本当にすみません、、、
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