和気アルプス(由加神社→竜王山→神ノ上山→藤公園)
- GPS
- 03:13
- 距離
- 4.8km
- 登り
- 505m
- 下り
- 477m
コースタイム
- 山行
- 2:28
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 3:13
天候 | 曇/晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
普通に気を付けて歩けば特に危険な場所は無いですが,岩の角が立っているので,手袋はしていた方が良いと思います。東尾根コースの樹林の中は道が不明瞭でわかりにくいですが,ロープや標識が適宜設置されていますので,それらを探しながら歩くと良いです。 |
その他周辺情報 | 和気鵜飼谷温泉(大人¥700)に入って帰りました。コロナ感染防止対策もきちんとされていました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
フリースジャケット
ズボン
靴下
グローブ
帽子(キャップ)
登山靴
サブザック(19L)
昼食(おむすび×2+サラダ)
行動食(飴)
予備食(シリアルバー他)
飲料(紅茶500mL)
iPhone(GPS+ナビ)
iPad mini(サブGPS)
サブバッテリー
カメラ
携帯電話
腕時計
ラジオ
手拭い
ティシューペーパー
|
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備考 | 地図を持って行くのを忘れていました。ヤマレコの足あと情報が頼りでした。 ドローン(Mavic Mini)を持って行ってみましたが,風が強かったので飛ばしませんでした。ガスバーナーを持って行って温かい昼食を食べればよかったと思っています。 |
感想
ぐずついた空模様の山陰から逃れて、晴れの国岡山県にやってきた。岡山県南部にはあまり標高の高い山は無いのだが、古の歴史を感じさせる里山や、よく整備され楽しく歩ける山塊がある。和気アルプスは、登山地図も発行されていて、安心して歩ける山だ。2年前に地図を買い、3度ほど歩いたことがある。バリエーションルートが豊富なのでまだ歩いていないところを歩いてみようと出掛けた。当初は吉井川の西側の外国山辺りを歩こうと思っていたのだが、地図を持ってくるのを忘れていることに現地で気付いて、急遽ヤマレコの登山記録がたくさんある、東側のまだ歩いていないコースを歩いてみることにした。
登山口は由加神社、まずは、今日一日の安全を願って手をあわせた。そして、神社右側から北へ向かう道に入って登山口のゲート前にやって来た。ちょうど、ゲートを出る若いカップルがいて、ゲートを閉めてくれた。ありがとう。灌木と草の中に踏み跡となっている登山道が明確にわかる。風化してザラメの砂状なっている岩山だ。傾斜はそこそこあるが、明るく、振り返れば街並みが見渡せる、なかなか気持ちの良い道だ。街のすぐ近くというのも安心感がある。しばらく歩いて竜王山の頂に着いた。祠が置かれているので、ここでも手を合わせておいた。
ここから先が和気「アルプス」の本領だ。見晴らしの良い稜線,緑の濃い灌木の林,適度なアップダウンの道,時折現れる岩稜,分岐点で案内してくれるイノシシの形の標識。年配の夫婦や小さな子ども連れの家族にも出会った。いろんな楽しみ方ができる山だと思う。
お昼を少し過ぎて最高峰の神ノ上(こうのうえ)山に着いた。数組の登山者(ハイカー)がお昼ご飯を食べていた。空には小さな雲が沢山あって,日差しは強くないが明るくて気持ちの良い天気だ。ただ,時折強い風が吹く。リュックの底にドローン(MavicMini)を入れて背負って来たのだが,人もそこそこ多いし,強風にあおられて帰還させられない可能性もありそうだったので,それを飛ばすのは断念した。荷物が多くならないように,昼食はコンビニで買ったおむすびとサラダにしたのだが,お湯を沸かしてカップラーメンを作っている人がうらやましかった。
下山ルートも歩いたことのない道を歩いてみようと,一番東寄りのコースを南下することにした。地図を忘れてきたのでコースの名前がよくわからないが,「東平尾根」というのがそちらの方向を示している。他に後付けの標識や,書き足しで「藤公園」というのもある。そういえば自転車を置いてきた下山口に向かう方向に「藤公園」の標識もあったのでコースは間違っていないと思う。ただ,このルートは歩く人があまり多くないのか,道が不明瞭だ。林の中に落ち葉が積もっていて,その落ち葉が少し薄いところが道のように見えるが,時々途切れて方向がわからなくなる。それでも,ぐるりと周りを見渡すと,ロープが張ってあるのが見つかる。このロープがコースの目印のようなので,ロープを目指して進み,下る方向へ進路をとる。灌木の林の中なので展望は望めない。どのあたりを歩いているのかもよくわからない。時々スマホを出してGPSで場所を確かめる。
木々の隙間の向こうに田んぼや建物が見えてきて,ゴールが近いことがわかる。そして目の前に岩の峰が現れた。峰といっても尾根が少し突き出しているだけなのだがこれまでまるで眺望のない森の中を歩いてきたので,遠くが見晴らせる場所は嬉しい。岩の上で休憩しながら,天守閣で領地を見渡す殿様気分を少し感じていた。そこから一旦引き返して下山ルートに入ろうかと思っていたが,足下に「下山路」の標識を見つけて,岩嶺の先端から真っすぐ下に下りてみた。傾斜は急だが足掛かりになるところがちゃんとあって,気を付けて下りればそんなに危険なことも無く下っていくことができた。そしてもうしばらく林の中を進んで獣除けの柵につき当たった。ちゃんと出口はある。柵に巻いてある針金を解いて外に出てまた元に戻しておいた。ようやく畑の脇のアスファルト道路に出ることができた。すぐ近くに自転車をデポしていたので,それに乗って車を停めている河川敷までゆっくりと戻った。
和気アルプスは安心して歩ける手頃な里山で,岩場も稜線歩きも木立の中を彷徨うこともできて楽しい。標高は低いが無理なく歩けるし,スケールは小さいものの山の風景を楽しむことができる,冬場の山歩きには絶好な場所だ。登山地図(吉備人出版)もあって,多くのバリエーションルートで飽きることが無い。これからも冬の時期,どこに行こうか考えあぐねたら,この辺りの山でルートを探してみようと思う。
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