船形山(御所山/升沢コース)
- GPS
- 07:30
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,093m
- 下り
- 1,079m
コースタイム
- 山行
- 6:41
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 7:24
天候 | 晴れ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●コース全般 30(登山口)〜1(山頂)までツアーを示す看板があります。 行きの950m付近から下山までワカンを使用。 ●除雪地点〜升沢小屋 除雪地点から歩き始めるとすぐに旗坂キャンプ場の登山口。 750m付近で主尾根に乗り、広くなだらかなブナ林の尾根道を進んでいきます。 三光の宮(明確な場所はわかりませんでした)から升沢小屋までは 蛇ヶ岳の山腹をトラバースするように進みます。 ●升沢小屋〜船形山 1500mの山頂まで高低差およそ270mの登り。 それまでの行程と比べるとここから一気に標高を上げる感じです。 1370〜1380m付近で森林限界を超えます。 |
写真
感想
ようやく東北地方に晴れ予報の週末がやってきました。
本州南岸の前線の影響を受けにくいであろう、
できるだけ北の方&日帰り圏内で考え、船形山に行くことにしました。
登山口までたっぷり5時間ほどかかり遅いスタートとなったため、
すでに人が入っていてフルラッセルとはいきませんでした。
雪はけっこう締まっていて歩きやすく、
なるべくトレースがないところを進みました。
「人生には太陽と雪とブナだけがあればいい」
なんてセリフを思い浮かべてしまうほど
青空、光、雪、ブナの調和が素晴らしかった。
三光の宮の先で4人組のPTを追い抜いてからはトレースはワカン1人分のみに。
この頃には気温が上がって雪も緩み始め、
体勢を保つために下半身フル活用系の雪質がちとタイヘン。
でも、森林限界を超えるとクラストしてくれると同時に
目の前の景色もブナ林から一変して青と白だけの世界へ
(あまりに成長し過ぎたエビのシッポがちょっと気持ち悪かったけど…)。
非日常の風景を堪能できて、はるばるやってきた甲斐あったいうもの。
船形山はブナ林が広がる山ということで、その美しさを楽しみにでかけました。
ゆるやかな傾斜のブナ林は、天気のおかげもあって
歩いていて本当に気持ちがいい。
ずっと登山口から山頂まで30〜1まで番号が振ってあるので、
ペースがつかみやすかったです。
背が低く(158cm)先行者のトレースをたどると大股になってしまい
かえって疲れてしまうので、まっさらな雪をムダにラッセルしながら進みます。
こうしてラッセルしていると、むぎゅ、むぎゅという
雪の音や感触に意識を持っていかれ、無心にならざるをえません。
日常をいっときでも忘れられるこの感覚、けっこう好きです。
森林限界を抜けてからは景色が一転。
遮るものが一切なく、ぐるりと広がる景色は感動もの!
なんども振り返ってしまいます。
ようやく一番高いところに到着したと思ったら「2」番の看板。
山頂は、ここからもう少し先の小屋があるところでした。
山頂からの景色は360度の絶景。来て良かったーと思う瞬間です。
それと山頂の小屋、山頂標のモンスターが芸術品レベルの凄さで、びっくり。
繊細な彫刻のような。
ちょっとしたエビのシッポとかだと、つい手で壊したくなるけど、
これは触ってはならないくらいの威厳を放っていました。
久しぶりにしっかり歩いて、雪山を楽しんだ1日。
温泉にも入らず、買い物もせず帰路につきましたが、
山だけでもはるばる来た甲斐がありました。
おしまい。
コメント
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はじめましてこんばんは。
よく見たら、わざわざ東京から船形山に来ていただいたんですね。
ちょっと驚いたのでコメント入れさせていただきました😀
ようこそ船形山へ。
遠くて大変かと思いますけど、またどうぞお越し下さいませ。
bakke3さん
はじめまして!
そうなんです、bakke3さんのホームにお邪魔させていただきました。
本当に素晴らしい山ですね。帰るのがもったいくらいでした。
船形山に登っているレコを拝見させていただきましたが、
季節や天気で全然違った景色や雰囲気を知り、もうまた行きたくなっています!
コメントいただきありがとうございました。
bakke3さん
こんにちは。
船形山から続く稜線がとても素敵だったので、
いつか雪の季節にテント担いで泉ヶ岳から縦走したいなぁと思いました。
コメントいただきありがとうございます!
学生時代に過ごした仙台。船形山は、四季を通じて楽しんだ山ですので、思わず懐かしさがこみ上げました。升沢ルートは無雪期しか行ったことはありませんが、泉ヶ岳や定義からは雪も、無雪期も辿ったり、蛇が岳の斜面で一人、ツエルトに包まって一夜を明かしたことも、遠い時間のかなたですが、昨日のことのように思い出します。
この投稿を拝見し、また訪れたいなという思いが強くなりました。
明るいブナ林のラッセル、緊張感の中にも、心躍る瞬間を感じますね。
devilmanさん
そうでした、以前コメントで学生時代は東北にいたとおっしゃってましたが、
仙台だったんですね〜。でしたら、この辺りはホーム中のホームですよね。
山頂から一望すると南北にも東西にも広がりがあって、
devilmanさんが学生時代にいろんな楽しみ方をしたというのも納得です。
今回初めてこのエリアに足を踏み入れましたが、
とても雰囲気が良く、今度は中央分水嶺を辿りたいなぁと思いました。
コメントいただきありがとうございます!
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