至仏山
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 714m
- 下り
- 697m
コースタイム
天候 | ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありませんが、濃いガスで岩や木道が濡れていたので滑りやすかったです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
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感想
10月09日(金) 曇り
19:25出発。アクアライン、首都高とも渋滞なし。長島さんと純子さんを拾って出発。
今回は聖も一緒に至仏山と平ヶ岳をハシゴする。平ヶ岳は8月に登ったばかりだが、紅葉のピークに併せての再訪だ。
東名、環八経由で練馬ICから関越道へ。三芳PAと赤城高原SAで休憩。沼田ICで降りて、近くのコンビニで明日の朝食を購入。
戸倉には0:40到着。片品川を渡った280台収容と一番大きくシャトルバスの出る第一駐車場へ。気温9℃、車は15〜20台。そのままシートを倒して車中泊。
4:00起床。曇り。気温は10℃くらい。コンビニで買った朝食を食べ、身支度をしてチケット売り場へ。チケット売り場にはトイレもあり、ウォシュレットの綺麗なトイレだ。
チケットは券売機で購入する。鳩待峠まで1,000円。始発は4:40で25人乗りのマイクロバス。乗客は15〜16人。5:10鳩待峠に到着。辺りはまだ真っ暗だ。休憩所とトイレには灯りが点いていて利用可能。トイレを済ませて5:30出発。
まだ薄暗いがヘットランプは無くても見える状況だ。しばらくは緩やかな樹林帯で紅葉はまだ全然していない。登山道の周囲はクマザサが生い茂るが、その中をなにかがガサガサと移動する音がした。熊か?鹿か?熊でなければ良いが・・・・。
オヤマ沢で休憩。高度を上げるにつれ木々は次第に色づいて来る。木道の多いルートで、濡れた木道は滑りやすいので気をつけて歩く。
オヤマ沢田代の湿原は鹿避けネットで囲われている。ガスで遠くは見えないが周囲の草紅葉や赤い鮮やかな紅葉が綺麗だ。
小至仏山の手前から岩場の多いルートになる。時々ガスが切れて燧ヶ岳などの周囲の山が一瞬見えるが、カメラを取り出すと既に消えている。それを何度か繰り返して漸く1枚撮影に成功した。
小至仏山は危うく下部の巻道を通過しそうになったが、先行者が道を逸れたので振り返ると山頂の標識が見えたので引き返した。
小至仏山から上は風が強くて寒い。岩場の連続するルートを登り8:25至仏山に登頂。鳩待から2時間45分。コースタイム通りだった。ガスで何も見えず、風も強くて寒い。山頂にいたおじさんに写真を撮ってもらい、すぐに山頂直下の風の当たらない場所に移動して休憩。
テルモスのお湯でコーヒーを入れ、行動食を食べながら休憩。そこから鳩待まで2時間30分で下山。コースタイムより25分余分にかかってしまった。
鳩待峠着が11:40で次のバスが10分後の11:50とほぼ待ち時間ゼロで帰りのマイクロバスに乗った。戸倉に戻ると駐車場はほぼ満車になっている。平日でしかも曇り空だが、流石に紅葉シーズンの尾瀬である。
ランチは久しぶりに戸倉の「かもしか村」へ。全員「きのこ蕎麦」を食べたが旬のキノコがたくさん入っていて美味しい。
沼田ICから関越に乗り谷川岳PAで休憩して14:50に小出IC近くの道の駅「湯ノ谷深雪の里」に到着。魚沼産コシヒカリの新米5kgを3つ購入した。価格は3,100円から4,350円と開きがあるが、3,500円のものを買った。
小出からシルバーラインのトンネルを通って15:40に銀山平の民宿・樹湖里に到着。樹湖里は8/21-22の会津駒・平ヶ岳以来の1.5ヶ月ぶり2回目だ。
部屋は母屋とは別棟のログハウスで、前回のログハウスの隣だった。ベッドだけの造りで1階に2ベッドが1部屋、2階に3ベッドと1ベッドの部屋がある。純子さんが1階、長島さんが1ベット、聖と自分が3ベッドの部屋にした。
夕食まで2時間あるので、宿で貰った無料券で白銀の湯(しろがねのゆ)でゆっくりお湯に浸かる。
18時からお楽しみの夕食。食堂には我々を含めて4組14人。明日越後駒に登る予定の5人組、今日平ヶ岳に登った(たぶん)夫婦、我々同様明日平ヶ岳に登る予定の3人組だ。
夕食は全て地のモノで、川魚の塩焼き、川魚の刺身、天ぷら、手作りソーセージなどなどとても美味しい。食用菊の酢の物は新潟では「かきのもと」と言うらしいが、山形では「もってのほか」と言われ、標準語では「延命楽」だ。
夕食後宿のご主人から明日の天気予報の情報。魚沼、水上、檜枝岐なと周辺地域すべてが雨予報でしかも風が強いとのこと。今日も平ヶ岳山頂は強風で明日はもっと強い風で山頂付近では這って進むような風だと言う。また、大雨が降ると登山口までの中ノ岐林道が滝のような水の流れが出来て通行不能になるとのこと。他の宿では明日の平ヶ岳登山は中止したとのこと。これらの情報を聞いて我々ももう1組も明日の平ヶ岳は断念した。
ご主人にプリンスルートについて聞くと、元々あった林業用の林道と玉子石周辺の管理のための登山道との事で、皇太子を登らせる為に造った近道では無いとのこと。ご主人は皇太子の為に無理矢理造った近道と言われるのが心外のようだった。
明日の登山は中止になったので、食後はログハウスに戻って純子さんが宿から持って来た1升瓶の地酒「緑川」を飲みながら歓談。日本酒は飲んだ分だけの料金を払うシステムで合理的だ。酒に弱い長島さんは途中で寝てしまった。21:30就寝。
10月10日(土) 雨
平ヶ岳登山なら3時起床だが、中止になったので6時起床。天気は曇りだがすぐに雨が降り出した。
7時から朝食。登山の時はおにぎり弁当なので、食堂で食べる朝食は初めてだ。焼き鮭、目玉焼き、納豆、きんぴらなど素朴だが美味しい。ご飯は魚沼産コシヒカリの新米だ。
越後駒に登る5人組は早立ちで山に向かったとのこと。
会計は宿泊料8,000円×4に生ビール580円×4、日本酒420円×3(合)、入湯税150円×4で合計36,180円からGoTo割引11,410円(32,000×35%)を引いて24,770円。1人あたり6,192.5円と格安。GoToはありがたい。さらに地域共通クーポンも5,000円(1,000円×5枚)貰った。有効期間は昨日と今日で利用エリアは新潟県、山形県、福島県、群馬県、長野県、富山県だ。
平ヶ岳が中止になったので、近場でお勧めの観光スポットをご主人に聞いたところ、推薦されたのが小出IC近くの「西福寺」。そこには「日本のミケランジェロ」と言われる彫工の「石川雲蝶(うんちょう)」の作品が多数あって見事らしい。西福寺も雲蝶も聞いたことないが、良さそうなので行ってみることにした。
西福寺の拝観は10時からだが、9時前に小出に着いたので道の駅・湯ノ谷深雪の里でお土産を購入。地域限定クーポンはここで使った。キノコの他に廣子からリクエストのあった冷凍ではない笹団子を買った。
西福寺のパンフレットには9:30〜と記載があったので9:30に行ってみると、コロナ対策で拝観時間が短縮されており、やはり10時からだった。
西福寺は予想外に立派なお寺で、開山堂という茅葺きのお堂が大きな鉄製の覆い屋根で囲われている。雪から建物を守るためらしい。
10時まで時間があるので本堂の裏手にある大庭園を見る。庭園の奥には巨大な石の男根が「子授け神」として祀られている。
10時に受付に行くと観光バスで来たツアー客が来ていた。結構有名らしい。拝観料は500円で券売機で買うシステムだ。館内は撮影禁止だった。
本堂には石川雲蝶の絵画や襖絵があるが、彫工ながら絵画の腕も一流だ。そして圧巻なのは開山堂の吊り天井に透かし彫りで施された大彫刻「道元禅師猛虎調伏の図」だ。彩色された緻密な彫刻が素晴らしい。雲蝶はもっと有名になっていても良いと思う。
西福寺を見てそのまま帰路に着く。小出は曇り空だったが、関越トンネルを出ると大雨になった。その後も事故で1時間位渋滞にはまった。君津まで無給油で余裕で帰れる見込みだったが、この渋滞が響いたのかギリギリになり、航続可能距離の表示を見ながらドキドキしつつ走り、港南台の出光に着いた時の航続可能距離は僅か10kmだった。給油量は47リットルだった。タンク容量は52リットルなので5リットルあればあと90kmくらい走れるはずなのだが?
今回は天候に恵まれず残念だったが、石川雲蝶の彫刻を見ることが出来たのが収穫だった。
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