孫太尾根から藤原岳へ
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 1,216m
- 下り
- 1,123m
コースタイム
伊勢治田駅(6:10)〜新町配水場(7:10/7:15)〜神武社殿跡(7:35)〜丸山(8:30/8:35)〜草木(9:30/9:45)〜
多志田山(10:15/10:25)〜治田峠分岐(10:35)〜藤原岳展望台突端:昼食後展望台往復(11:00/11:50)〜
頂上台地周遊し、藤原山荘(12:30/12:35)〜八合目(13:00/13:15)〜四合目(13:45/14:00)〜大貝戸登山口(14:30)
天候 | 午前中は曇り 午後より晴れ (午前中は気温も上がらず、風も強かった) |
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過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
伊勢治田駅から国道306に出て新町地区の案内に従って右へ、水路の有る小さな舗道に入ります。 駅から配水場(墓地)までは、徒歩で約1時間かかります。(10分程のタイムロス含み) |
コース状況/ 危険箇所等 |
新町の墓地入口の電柱に「孫太尾根へ」の小さなプレートが架かっています。 配水場からすぐの踏み跡分岐に注意して、左の薄い踏み跡へ入ります。 (分岐に気づかず直進し、すぐに谷道になるので引き返しました) 孫太尾根の踏み跡は薄く、時々不明瞭になります。出来るだけ尾根芯を外さず歩きました。 展望台に上がる最後のガレ場急登は、落石を起こさぬよう注意しましょう。 |
写真
感想
遠足尾根を辿る度に眺めていた孫太尾根。
藤原岳を支える長大な尾根に魅力を感じていたが、登山口が分からず計画が残ったままだった。
新町の配水場(墓地)の場所がわかったので、時期も新緑だ。早速出掛けよう。
伊勢治田駅から、地図を片手に新町の配水場に向かう。
孫太尾根が近づいてきたので、油断したのか道を間違えてしまった。民家で道を尋ねると親切に教えてくれたが、
口ぶりでは時々私のように道を尋ねる人が居るようだ。
墓地の前の10数台停められるスペースには、時間も早いのかまだ車は無かった。
配水場から山道に入るとすぐに踏み跡が分かれるが、気づかず直進し薄暗い谷道に入ってしまった。
間違いに気づいて分岐を、踏み跡の薄い左へ向かう。
山腹に絡んでしばらくすると左手が開ける。眼下には整備された青川峡キャンピングパークが広がっている。
尚も滑りやすい急登を喘いで行くと間もなくして尾根に乗る。(気温は9℃だが、曇り空で風が強い)
青川を隔てた竜ヶ岳の尾根を見ながら、静かな尾根を辿っていると急に物音が聞こえたので見回すと、
山腹を駆け上がる鹿のせいだった。
石灰岩と苔の尾根になると踏み跡は薄いが、尾根芯を外さず高度を稼ぐと石灰岩に覆われたピークに出る。
プレートは無いが、標高からするとここが丸山らしい。
丸山を過ぎると、しばらくはゆるやかなブナの尾根になり、快適な尾根歩きが楽しめる。
梢越しに藤原岳を望みながら行くと、たいした登りも無く草木のピークに登り着く。
尾根のコブにすぎない草木を過ぎ、スミレやツツジが咲く気持ちの良い尾根もしばらくすると傾斜を増し、
尾根最後のピーク、多志田山に出る。
(気温も上がらず9℃、ますます風が強くなる。)
冬は雪庇が張り出す痩せた尾根をしばらく行くと、小さなコル?となり、縦走路、治田峠の分岐になる。
足元にはバイケイソウが多くなり傾斜も増してきて、ぬかるんだ足元は滑り易くなる。慎重に足を運ぶ地面から
バイケイソウが消え、岩累の急斜面に変わると、いよいよ孫太尾根のフィナーレだ。胸を突くような急登なので、
落石に注意して登りきると藤原岳展望台の肩に出て傾斜が尽き、頂上台地の広大な眺望が広がる。
更に孫太尾根を振り返ると、県境縦走路から竜ヶ岳を越えて、釈迦ヶ岳〜御在所岳〜雨乞岳が一望できる。
石灰岩が乱立するこの場所は、賑やかな藤原岳とは思えない程静かで誰も居ない。
岩陰に腰を据えて、ゆっくり昼食タイムを摂ろう。
天気も回復してきたので空身で展望台を往復した後、予定通り頂上台地〜袴腰周辺を散策する事にしよう。
突端から南端に沿って下り、頂上台地を自由に歩き回る。天気が良く視界が利くので迷う心配はない。
カルスト台地や、日本庭園の様に広がる草原、昨日?の雨で池に変わった窪地、
気ままな散策を楽しんで山荘へ向かうと、周辺には人が溢れている。
山荘裏の台地で小休止した後、大貝戸コースで下ろう。
やはり人気の山だ。この時間でも次々と人が上がってくる。
福寿草の消えた九合目を過ぎ、八合目に出ると数は少ないがカタクリが見られた。
陽当たりの良い場所は大きく開いた花が見られるので、しばし花探しの時間を過ごして、心地良い疲れと共に
ゆっくり下山の途に就く。
念願の孫太尾根踏破おめでとうございます。
無茶苦茶気になっている尾根ですが、道がわかりにくい。距離がある。おまけに頂上直下は急登だ。というネガティブ情報ばかりですので二の足を踏んでいます。
以前紹介して頂いた「袴腰」にも行ってみたいので一度挑戦してみようかな。
sugi-chanさん、 今晩は。
久し振りに三岐鉄道に揺られて、徒歩で登山口へ向かいました。
ピークを越える度、藤原岳が近づく感覚は、長大な孫太尾根だからこそ味わえるものでしょう。
鈴鹿の山らしい雰囲気に満ち、尚且つ花の尾根を辿って、G/W初日とは思えない程静かな藤原岳頂上台地を気ままに歩き回り、楽しい一日でした。
登山口と下山口が違うので、車を分散駐車できればベストでしょうが、sugi-chanさんも、ぜひ・・・。
期待を裏切らないと思いますよ。
私も、孫太尾根から登ってみたいと思っておりました。
詳細なレコありがとうございました。
コメント有難う御座います。
孫太尾根の登山口となる、新町の墓地が少し分かりづらいですが、コース自体は爽快な尾根歩きを楽しめると思います。
是非お出掛け下さい。
孫太尾根、北鈴鹿らしい、独特なカルスト地形の
庭園みたいな景観がいいですね。
自然の豊かさを感じます。
電車利用の登山、ちょっとした、旅気分も
味わえていいですね。
komakiさん 今晩は。
交通機関で山に入るのも、時には良いですね。
単調な林道歩きとは違い、知らない山間の道は一寸したハイキング気分です。登山口が段々近づく高揚感も久し振りのものでした。
孫太尾根は花も見られて、長い距離も飽きさせず楽しい一日でした。
onetotani 様 こちらへの書き込みご容赦ください。
4/27藤原岳に登りました。
13:30頃、山頂にデジカメの忘れ物があったので、交番に届けてあります。
お心当たりの方は、引き取りに行ってください。
私が展望台を訪れた時は、10名程度の方が食事をされていましたが・・・。
大休止の後には、特に気を付けたいと思います。
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