雪の廃村散策
- GPS
- 06:19
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 413m
- 下り
- 410m
コースタイム
天候 | 曇り後晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪量が多いのでラッセルが大変ですが、危険な場所はありません。 |
写真
装備
個人装備 |
ワカン(スノーシュー)
軽アイゼン
ガスコンロ
軽スパッツ
携帯GPS
地図
|
---|---|
共同装備 |
ロープ6mmφ☓30m
|
感想
今回のハイキングは廃村散策に周辺の山をついでに登ろうかという考えのいい加減なものだ。積雪量は前日までのハイク記録から大したことはないと判断したものの、ワカンやスノーシューと軽アイゼンは必要だと考えていたので、持参を伝えていた。しかし、現地で不要なら車に置いてゆこうと話し合っていたが、落合到着して驚いた。かなりの積雪と除雪量に。除雪の終了地点まで行くと奥にスズキジムニーがポツンと胴を擦りながら上がったものと思われた。我々は除雪終了地の広場に車を置いてそこからスノーシューとワカンだ。更に柾板峠への入り口も判らず、GPS地図からやっと狭い谷の入り口を探した。
狭い谷だからか、ラッセルは中々シンドイ。小沢の側面をトラバース気味に倒木を避けて歩くので時間ばかりかかる。斜面が急になってきたので柾板峠だと登って休憩するものの、GPSの現在地は柾板峠の手前である。しかし目の前の西の尾根を登れば目指すミクネ555mだ。GPSの登路を無視して、直接尾根を登ると比較的直ぐにミクネ山頂に到着だ。標識があって確認できた。そこに、柾板峠は左と我々が来た道より左を差していた。
ミクネからは稜線歩きなのでラッセルだけなので楽勝だ。小1時間で634mの武奈山と言われているピークに達し、12時を過ぎたので昼食とした。丁度ここは樹林が切れた所で霊仙山が少し雲に隠れているがよく見えるいい場所だ。気温は低いが、陽ざしがあって暖かくて快適な休憩場所だ。
次のピークは620m程度の緩いピークであるが、キトラと呼ばれる山のようだ。何も山名表示もないのが残念である。すこし下がると小屋があって、その前に大きな杉の木がある。ものすごい大きさである上に柵があって、さい銭箱まであり、竜王台杉と表示がある。北浦竜王とかの説明版も直ぐそばにあったので、これがキトラの語源かもしれない。そこからは林道がクネクネと廃村武奈まで続いている。
武奈集落では積雪が凄い。今や誰もいないので新雪のままで、当然ながら踏み跡もない。5,6棟の家があるが、まだまだ住むことが出来るような佇まいだ。綺麗な家屋もあってここに住むのもいいかな?と思える建物もある。
本来はここで早い昼食の後に、男鬼山-比婆の山-高取山に登ってから廃村である男鬼集落を経て落合に戻る予定であったのだが、ラッセルに時間がかかったのだろうこの時間だ。今日はこれから落合集落に直接帰る以外に時間的にも方法はない。
武奈の集落から落合までは地図には道らしきものがあるようだが、この雪の状態でまともに歩けるのか不安なれど、歩かないと落合に帰れないのだ。深い雪の中を沢沿いの道らしき平地にスノーシューとワカン達が雪をかき分けて、渡渉や斜面の雪ボールの上を歩くが、倒木が最大の課題である。足裏道具付きでは倒木を跨ぐのも大変なのだ。
そんなこんなの内に右から大きな谷が合流すると廃村男鬼からの林道があった。武奈(我々の)方向には通行禁止の表示とロープが張ってある。林道がチャンと形を成していることは雪ボールや滑落はあり得ないのでホッと安心だ。
それから間もなく、落合の集落に到着して今回の廃村散策も無事終了した。汗拭き峠から下山してきた若者二人は山頂では快晴で良かったとご満悦であった。我々はラッセルの為だけに来たかのようだった。
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