編笠山から西岳（富士見高原より周回）

2021年02月06日(土) [日帰り]

• GPS: 08:27
• 距離: 11.5km
• 登り: 1,304m
• 下り: 1,288m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:48
• 休憩: 0:38
• 合計: 8:26

7:05 富士見高原リゾート駐車場
7:28 7:29 五叉路分岐
7:40 7:48 盃流し
8:19 8:19 臼久保岩小屋
11:07 11:08 編笠山
12:05 12:05 青年小屋
12:15 12:15 乙女の水
13:31 13:57 西岳
14:32 14:33 林道出合
15:04 15:07 不動清水
15:16 15:16 五叉路分岐
15:32 15:32 富士見高原リゾート駐車場
15:32 ゴール地点

天候

晴れ
午前強風　風速15〜20メートル
午後からは風も止み気温上昇　（不動清水で5℃）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

富士見高原リゾート駐車場を利用
※B駐車場が登山者に開放されている。トイレはA駐車場か工事現場の簡易トイレが利用可能

コース状況／危険箇所等

・登山口より編笠山
とにかく長い樹林下の道。コースタイム3時間程。
初めは斜度が緩めの道が続く為ツボ足かチェーンスパイクで行けるが、標高2,100m辺りから斜度が急になりアイゼンに着け替える人が多かった。
編笠山山頂付近のゴーロ帯でやっと森林限界を超える。
森林を出ると広大な展望と強風が待つ。
ゴーロ帯は風で飛ばされ雪が少ない為爪アリだと非常に歩きにくい。

・編笠山山頂から青年小屋
ゴーロ帯は踏み抜き危険な為か樹林側を直下降する踏み跡が小屋まで続いていた。
踏み跡に沿って歩けばOK
青年小屋は冬期閉鎖中

・青年小屋から西岳
雪は深く踏み抜くと膝から太ももだが、足跡はしっかりあるので大丈夫。

・西岳から登山口
上部では雪が深く下部は雪が薄いが、この日は午後から気温がグングン上昇し雪は緩みかけ、アイゼンにもモナカが張り付いた。難所無し。
長く退屈だが雪道の下りは早く、駐車場まで2時間かからなかった。
西岳までは斜度はあまりキツく無い。

その他周辺情報

道の駅信州蔦木宿　日帰り温泉つたの湯　大人700円

写真

2/6 6:47

朝6時20分位に富士見高原リゾート駐車場に到着。
眠気に勝てず20分程寝て起きると、周りの車の登山者も一斉に準備を始めていた。
車は自分以外に20台ほど停まっていた。

2/6 6:59

トイレを済ませると丁度甲斐駒ヶ岳に日が当たっていた

2/6 7:05

だいぶ遅くなってしまったが登山開始。
計画では権現岳まで行く予定だが、場合によっては編笠山で切り上げるつもり

2/6 7:10

ここから編笠山へ行くのは2年ぶりだ

2/6 7:11

富士山高原登山口。
登山届はコンパスで提出済みだ

2/6 7:28

五叉路分岐到着。
まだ爪とかは付けてない

2/6 7:34

編笠山が見えた

2/6 7:34

編笠山にも日が当たってるな

2/6 7:35

盃流しへ

2/6 7:39

盃流しの少し先からチェーンスパイクを装着した。
硬めの雪が良く爪を噛む

2/6 7:50

山頂まで続く案内標識。
まだ山頂まで3時間半！？マジか

2/6 7:57

登山道にも日が当たり始めた

2/6 8:15

これ2018年に下りで通った時見たなあ。
長い下り道にウンザリしていた記憶

2/6 8:31

標高2,000m超えた辺りから急激に斜度がキツくなる。
ここで12本爪へ履き替えた。
周りの登山者もここ付近でアイゼン装着していた

2/6 9:04

標高2,100m
登り始めて2時間経過。
代わり映えしない景色に正直もう飽きてきた。
やる気も急下降中…

2/6 9:25

やっと樹林が低くなり青空が見えて来た。
先程から風がゴーゴーと吹く音がする。
かなりの風速の様だ

2/6 9:49

下部で締まっていた雪だが標高を上げるに従い深くサラサラになってきた。

2/6 9:49

シャクナゲ公園→（左）
と案内があるが、雪に埋まり道は無い

2/6 9:55

遂に山頂まで残り1時間。
ここまで3時間近くかかってしまいもう権現岳へ行く気力は無くなっていた。
せめて10時に山頂に立てていれば…

2/6 10:03

森林限界近くに一張りのテントが…！

2/6 10:11

いよいよ山頂への最後のひと登りが始まる

2/6 10:17

視界が開けた〜！
相変わらずの絶景だ。
南アルプスが近過ぎる

2/6 10:17

入笠山と中央アルプス、御嶽山

2/6 10:18

あまりの強風のため戻って来た先行者の言を聞き、バラクラバ、ゴーグル、ウインターグローブに換装。
腹も減ったのでおにぎりを食したりなんやかんやで15分程停滞する。

2/6 10:18

富士山もよく見えてる

2/6 11:04

編笠山山頂到着。
休憩があったとはいえ4時間もかかってしまった。
タイム的にももう権現岳は無理だな

2/6 11:04

雲一つない絶景だが、とにかく風が強い。
2018年に来た時も強風だったが、それに匹敵する強さだな。
とてもじゃないがのんびりできる状況では無い。

2/6 11:04

蓼科山まで見えてる

2/6 11:04

富士山の右にあるのは毛無山や天子山地かな

2/6 11:04

撮影しているとソロ男性が1人やって来た

2/6 11:05

西岳と霧ヶ峰、後ろには乗鞍岳と北アルプスの山々

2/6 11:05

中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳が並ぶ

2/6 11:07

風が止む気配無し。滞在時間僅か5分で退散する

2/6 11:17

権現岳は行く気しないが青年小屋から西岳経由で下山する事にした。
ピストンであの退屈な道を帰るのは嫌だしな

2/6 11:30

樹林を抜けたあたりでまたまた小休止。
行動食をかじる

2/6 11:30

雪は結構深い

2/6 11:30

ああ…あれ登るの無理だなぁ。
そういえば此方から権現岳に行くのは危険なんだっけか。
前に冬季に権現岳アタックした時は天女山からだったわ

2/6 11:41

青年小屋前からの編笠山。
夏道とは違い樹林の間を縫う様に踏み跡があった

2/6 11:41

観音平から来てる人居るのかな

2/6 11:41

トイレは閉鎖中

2/6 11:41

青年小屋も冬期閉鎖中

2/6 11:42

小屋の前では6人ほどの登山者が休憩中だった。
ここまでの道ですれ違ったのは16人、西岳経由で富士見高原まででは11人とすれ違う。
結構人居るなあ

2/6 11:50

権現岳行かないことにしたので時間的に余裕アリな為小屋前て昼飯にした。

2/6 12:04

権現岳への足跡が一つ…
行った人居るのか〜

2/6 12:04

自分の進む道は此方

2/6 12:06

テン場には人っ子1人、テント一つ無し。
夏にテント張った場所も雪の下だなあ

2/6 12:06

さらば青年小屋

2/6 12:14

西岳遠いなあ

2/6 12:14

水場は雪で埋まってた

2/6 12:14

西岳の道も雪が結構深い。
すれ違い時に踏み跡を外すと太ももまで埋まる

2/6 12:23

気温上昇中
帰り道は危険も無いので気楽なもんだ

2/6 12:32

西岳迄は比較的平坦

2/6 12:41

木々の隙間から編笠山

2/6 12:41

輝いてる

2/6 12:52

15時までに下山は無理かな

2/6 12:53

編笠山はマダラ模様なんだな

2/6 12:53

権現岳方面
権現岳本体は見えないが東西ギボシと狼煙台確認

2/6 12:53

時々ピンクテープ

2/6 13:29

13時半に西岳山頂着いた。
山頂には3人の先行者が。
休憩中に更に2人来た。

2/6 13:29

風も弱まりすっかりポカポカ陽気に。
午前中の強風はなんだったのか…

2/6 13:32

権現、編笠を見ながらしばし休憩。
ドリップコーヒーとクリームパンで腹ごしらえ

2/6 13:41

お湯が冷めていてぬるま湯コーヒーに

他の登山者の方に撮影してもらった。
暑いので下山時ハードシェルは脱いだ。

2/6 13:54

西岳よりパノラマ

2/6 13:54

ギボシの左に見えるのは阿弥陀岳か？

2/6 14:06

下山開始。
こんな時間なのに登ってくる登山者が2人もいた。
暗くなる前に降りれるのかな

2/6 14:16

気温上昇で雪も緩みモナカとなりアイゼンに張り付く。
木々からも落雪し始める。
すっかり春の様相

2/6 14:59

林道と交錯する

2/6 15:05

不動清水到着。
2018年時は凍結していたが今日は流れていた。
温度計を確認するとなんと5℃。
暖かいわけだ。

2/6 15:08

漏れそうだったので便所に寄る

2/6 15:16

五叉路分岐まで戻って来た

2/6 15:32

西岳山頂から1時間半で駐車場まで戻った。

2/6 17:06

道の駅の温泉で汗を流す

2/6 17:17

飯を食って高速で帰路についた

撮影機器：

iPhone 7 Apple

感想

kukaminn

平日仕事が忙しく余裕が無かった為、あまり計画を煮詰めないまま勢いで雪山高峰へ行こうとしてしまったのが反省点。
山仲間maruta27が体調不良で来れなくなまた事もありソロ雪山となったのだが、当初の計画の青年小屋から権現岳ピストンは色々問題があった。

まずコースタイムが長い。
次にギボシ付近のトラバースで雪崩の危険がある事。
最後に出発時間が遅かった。

そもそも無理がある計画だったが、編笠山目指して歩く樹林帯の登山道、眺めも無く、単調に続く3時間の道のりにスッカリ気力を失ってしまった為権現岳へ行く計画は破棄。
西岳経由での周回コースへ変更した。

2018年に来た時とは逆回りとはいえ、全て既知のルートだったので盛り上がりはイマイチ。

とは言えやはり編笠山や西岳山頂からね眺めは良く、南北中央アルプスや周辺の山々、富士山などの眺望を楽しめた。
午前の強風と冷え込みが嘘の様に午後は暖かかったが、こんな陽気が続くと花粉が心配になってくる。

願わくばもう少し冬の陽気が続きます様に！
まだ今シーズン、何回か雪山行きたいしね。