記録ID: 290316
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積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
明神岳5峰南西稜
2013年04月28日(日) [日帰り]
長野県
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 11:38
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 1,358m
- 下り
- 1,354m
コースタイム
6:45 上高地発→7:45 7号標識(アイゼン、ピッケル、ハーネス、ヘルメット装備)/8:03発→10:25頃 トラロープ帯通過開始→13:10 5峰(2725mピーク)着/13:40発→14:55 トラロープ帯(懸垂下降×2ピッチ)→17:35 7号標識(着用装備はずす)/17:45発→18:20 上高地
天候 | 晴れ 稜線上にたまにガスあり 風はほぼなし |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
片道7000円。 車内は以前よりバージョンアップして、各座席に携帯電話用の充電コンセントが備え付けられていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山口〜7号標識 一般登山道。特に危険箇所なし。 ・7号標識〜トラロープ帯 急登の連続。尾根の幅は比較的広い。 ・トラロープ帯 トラロープとその他2本の固定ロープあり。 あるのは助かりますが、古びていつ切れるかわからないような心もとないものもあるので、頼りきらないように。 岩を巻く時は足元が非常に狭く、更に雪質が悪いと崩れて落ちる可能性がかなり高いです(実際崩れてあわや滑落するところでした)。 また、草木の生えた急な岩場は、下り時特に注意です。懸垂下降で降りた方が安全。長いのでロープは60mのものが欲しいです。 ・トラロープを越えてから5峰ピーク 広い斜面をひたすら登ります。 足元は岩と土と草と雪のmixです。アイゼンの引っ掛けに注意。 ・今回の山行日の前日に、この時期には珍しい大量の雪が降りました。 40cm程積もったようです。雨で滑りやすくなった層の上にこの新雪が積もったので足元がとても不安定でした。更に午後になると積雪が溶けてシャーベット状になり、もっと滑りやすくなりました。初夏の時期に差し掛かったとはいえ、まだまだ冬山を登る心構えが必要でした。 |
写真
感想
上高地を起点に、日帰りで行けるバリエーションルートに挑戦しよう!
というテーマのもと、明神岳5峰を南西稜経由で行ってみることにしました。
一般登山道ではないものの、基本的に尾根に沿って登り続けるルートで、所々にリボンの目印もついていたのもあり、道迷いの心配はほとんどありませんでした。
先行パーティーも数組いたのでトレースもしっかりついていました。
とは言えやはり一般登山道ではないだけあって、ルートの大半が急勾配で(直線距離で約1500mに対して標高差は約1000m)、高度を上げるにつれて岩や藪が混じって登りにくくなりました。
トラロープ帯以降は足場が非常に狭く、足を置いただけで足元の雪が崩れてしまうんじゃないかとヒヤヒヤするようなトラバースや、左右の切れ落ちたリッジの通過などもあり、かなり神経を使いました。ロープを掴んでいたお陰で谷底に滑り落ちる事はありませんでしたが、そのロープもかなり朽ちかけていて、足を滑らせたと同時にいつブチッと切れてもおかしくないかと思われます。。。
不安なら持参のロープを使用した方が良いかと思います。
下山は隣の沢に入ってシリセードでもして下りたいという誘惑にかられましたが、雪崩の可能性が高かったので断念。
実際、行程中に何度か雪崩の音を聞いたり雪崩の瞬間を目撃したりしました。
5峰からの展望はとても良かったです。
なかなか見る事のできない角度から四方八方の山々を見渡す事ができました。
今度は泊りがけで明神岳主峰への縦走もできればいいなと思います。
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