栂峠・新三郎
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- GPS
- --:--
- 距離
- 2.8km
- 登り
- 238m
- 下り
- 233m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
北相木村の県道124号線加和志ダム脇から栂峠林道(ほとんどの地図には載っていない道)に入り、3キロ位走ると林道が栂峠沢から離れ右岸を大きく高巻く。右カーブに送電線巡視路「西群馬幹線103←・104→」の標識のある地点が登山口で、よく見ると階段の上部に「栂峠→」と道標がある。 |
写真
感想
栂峠から新三郎に登ってみた。
栂峠林道は、国土地理院の地形図や昭文社の登山地図には載っていないが、かなり栂峠に近いところまで登っているのでこれを使わせてもらった。
林道を進み、栂峠沢から離れ右岸を大きく高巻くようになると右に大きくカーブする地点に登山口がある。道路脇には「西群馬幹線103←」「西群馬幹線104→」の標識があり、そこから階段が始まっている。その5mほど上部に「栂峠→」の道標がある。
階段を5分ほど登ると同じ道標が倒れていて、矢印は右を指しているが、階段はそのまま左手のほうに続いている。右側には薄い踏み跡があるだけなので、間違ってそのまま階段を上がってしまうと、尾根上の鉄塔に出てしまうようだ。その薄い踏み跡を辿ると次第に明瞭になり、尾根を巻くところには小さな祠があった。尾根を巻いて少し下り気味になり、沢の源頭を過ぎると道幅も広くなった。これが本来の栂峠街道だろう。そこからひと登りで栂峠に着いた。
栂峠は古いお地蔵さまが鎮座するだけの静かなところだったが、群馬側には古い林道が登ってきていた。これは地形図にも載っている道だ。そこには場違いと思われる様な、道路標識みたいな立派な道標があった。一方が「ぶどう峠」を指している。その方向に少し進んでみると林道は尾根から離れて行くので、そこから尾根に上がった。尾根上に境界の赤い杭が打ち込んであったので、これが県界の印と思い込んで地形図もよく確かめずに登り始めた。少し登ると、どうもおかしい。右手の尾根のほうがどう見てもこっちより高くなっている。そこで地形図を取り出して見て、東の支尾根に登っていることに気がついた。要所での確認を怠るとこういうことになる。
地形図を見ながら本来の県界尾根に戻る。そこは栂峠の南側で峠より少し低くなっている場所だったが、平坦で迷いやすい場所でもあった。その平坦の南の端からいきなり急登がはじまった。シャクナゲの密生するヤブとなっていた。県界標識がポツポツとあるが、ヤブで見つけづらい。ほぼ直登すると岩場に突き当たったが、右手に踏み跡を見つけ回り込んで上部に出た。そこからは岩稜となり、若干のアップダウンののち、山頂に着いた。三角点と手製のプレートがあるだけの自分好みの場所だった。南西側が開けていて、目の前に北相木の谷を挟んで御座山が、その右奥には南アルプス、そして西側には八ヶ岳と素晴らしい眺めだった。
しばらく眺めを楽しんで下山にかかった。道は不明瞭なので、慎重に道を確かめて下ったが、それでも何度か間違えそうになった。無事栂峠まで戻り、そこから栂峠林道まではあっという間だった。
往復2時間半ほどだったが、面白い山だった。今度はシャクナゲの季節に来てみようと思った。
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