空木岳 白銀の山と青い空 切り立った稜線
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,770m
- 下り
- 1,770m
コースタイム
5:30 登山口
6:30 池山小屋手前分岐
7:10 尻無 上部稜線分岐
7:20 マセナギ
8:05 急峻やせ尾根注意の看板
10:45 駒石
11:15 駒峰ヒュッテ
11:25 空木岳山頂
11:35 駒峰ヒュッテ
11:45 駒石
14:00 急峻やせ尾根注意の看板
14:40 尻無 上部稜線分岐
15:15 池山小屋手前分岐
15:50 登山口
16:05 林道途中に駐車登山終了
天候 | 快晴のち少し雲が出る |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
林道終点の登山口までは通行止めになっていて行けないので、手前の林道横断地点に多少車が停めれるのでそこに駐車する。林道は落石があるのでパンクしないように注意する。そんなに悪路ではない。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは登山口にある。ここにトイレもある。 今の時期に限ることではあるが、危険な個所は大地獄・小地獄。 急峻で残雪が凍りついているので本当に注意が必要。 高度感もメッチャある。 切り立った残雪の上の通過もある。 滑ったらかなり下まで落ちて行ってしまいそうな雪の壁の登攀もある。 非常に危険なのでピッケルとアイゼンの12本爪は必携。 ザイルとかお助けロープのようなものを持っていると降下するときに安全だと思う。 雪がなくなれば登山道もしっかりしているようなので大丈夫。 |
写真
感想
今日は夜の7:00から自冶会の会議。5月4日に来ようと思っていたが天気の具合が5月3日のほうが良い感じだったので決行。
早朝から登らないと会議に出席できないので早くから登ることにした。
尾張パークウエーの小牧東インターから乗り駒ヶ根インターで降りる。信号を左折。
途中で左折し林道に入るまでが標識も無くわかりにくい。ここで20分位うろうろ探した。
林道を車でかなり登る。約標高1200mの地点で登山準備をしていた人がいたので聞いたら登山口だった。林道は途中通行止めになっていて終点の登山口まで行けない。
登山準備をし5:10登山開始。
このあたりには全く雪がない。
池山小屋手前分岐あたりから残雪が彼方此方にあり始める。
残雪は凍結し氷のようになっている所が多々あったので早々にアイゼンを着ける。
ジグザクに登り稜線に出る。ここからしばらくはそんなに大したことない稜線だった。
しかし、急峻やせ尾根の稜線で十分注意の看板以降は本当に険しく、残雪が凍りつき登っていくのに勇気がいった。
階段はまったくの氷の塊になってカチカチに凍っていてアイゼンとピッケルで何とか登ったが本当に怖かった。
稜線は急峻で本当に切り立っていて下を見ると地図に書いてあるように本当に大地獄・小地獄といった感じだった。
切り立った稜線の上の尖った残雪の上を渡らなくてはいけないところもあった。メッチャ怖かった。
何とかクリア。
とにかく凄い。トレースは落ちたら下まで行きそうな斜度のある雪の壁を登る。これを登る???
気合を入れピッケルを横向きに突き刺しアイゼンの出刃を利かせて慎重に登攀。
メッチャ怖かった。
これをクリアすると快適な尾根歩きが始まる。
白銀の空木岳が見え始める。まだだいぶ遠い。上部にはまだしっかり雪がある。
新しく雪も降ったようだ。
振り返ると南アルプスの絶景。北方向には駒ヶ岳が白銀に輝いている。
風が強く吹き寒い。
快適な尾根をアップダウンを繰り返しながら登っていく。
空は青く白銀の山が一層生える。
駒石の側面を通り駒峰ヒュッテに出る。
あと少し!
山頂への斜面をやっとの思いで登る。
やったぁ!!!
空木岳山頂!!!
本当に苦労してここまでたどり着いた。
メッチャ達成感があった。
今日山頂に立ったのはただ一人だった。
山頂からの見晴しはとても良く本当に絶景。
塩見岳の後方に富士山。南アルプスの山並み。
御嶽山そして後方に白山連峰。白山は本当に白い。
中央アルプス北側の駒ヶ岳までの稜線。
南側の南駒ケ岳から越百山。そして恵那山までの稜線。
本当に素晴らしい景色だ。
風は強く吹きとにかく寒い。
早々に下山開始。
登りは時間がかかったが一気に快適な尾根を降りていく。
問題はまた、大地獄・小地獄....
ここをいかにクリアするか....
幸い暖かくなってきたので多少ガチガチに凍りついたところは緩くなっているのではないかと思った。
途中でテン泊の人と話とした。
ガチガチの凍りついた階段で帰った人がいたらしい。
途中で稜線の右側にトレースがあった。これを行けば雪の壁を行かなくて済むのかと思い下っていったら途中で無くなってしまった。
仕方ないので登り返し雪の壁に向かう。
とにかく滑落しないように慎重に下っていく。
雪の壁にに到着。
気合を入れて雪の壁を降下していく。
かなり下まで切り立っているので本当に怖かった。
ピッケルとアイゼンを利かせ登攀する格好で慎重に降下。
やっとの思いでクリア。
次に待っているのが急峻に切り立った残雪の上を通過する箇所。
メッチャ怖い。 何とかクリア。
最後に凍りついた階段。多少ガチガチではなくなりアイゼンピッケルが利いて難なくクリア。
本当に大地獄・小地獄だった(汗)
この難所をクリアすればあとは何ということもない。
ただ、残雪のトレースが分かりにくく先行者も何度か間違えたようでその足跡につられ何度か間違える。
16:10 無事登山終了。下山できて本当に良かった。
19:00からの自冶会の会議にギリ間に合った。
今回の登山は大地獄・小地獄付近の残雪の状態が凍りついたりしていて本当に怖かった。
これを過ぎてからの上部稜線歩きはメッチャ快適で絶景で、とても素晴らしかった。
この登山ルートを登るのは今回が初めてでいつもは木曽側から登っていた。ただこのように早い時期には登ったことは無かった。
この山行は凄い怖かったことが記憶に残る山行であった。
はじめまして。
大地獄抜けた後のルートわかりにくいですよねぇ。
夏道はヤバいし…
本当に大変でした。
大地獄・小地獄のあたりは残雪が凍っていて階段はピッケルとアイゼンが利かないくらいカチカチでした。
また、底なしに切り立った稜線の上を平均台の上を歩くように渡らなくては行けなくて本当にビビりました。
挙句の果ては底なしの斜面の登攀。本当に怖かったです。
もう少し時期がたてば通過しやすくなるのではないかと思います。また、もう少し早い時期ならこのあたりにも雪が多くあり、多少は良いのではないかと思いました。
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