大遠征〜爺ヶ岳東尾根ナイトハイク
- GPS
- 10:35
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,875m
- 下り
- 1,875m
コースタイム
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 10:07
現地は2月とは思えない暑さ。雪が腐りまくりアイゼンはダンゴだらけになった。10時00分以降は鹿島槍ヶ岳方面から雪崩の轟音を度々耳にした。今回はトレースバイパスがあった為にワカンはただの重り、ラクラク登山であったが日々コンディションは変化するだろう。
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
飛行機
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【鹿島山荘〜1,331mP】 斜面の直登り。トレース明瞭。ステップが刻まれている為階段登り&階段下りであったが、ラッセルを行った先行者はかなり大変であったことが見て取れる。またステップの為か高度感は皆無であったが斜面そのものはかなりの斜度である。転倒は絶対避けたい。転倒すれば取り付きまで滑落するかもしれない。立派なトレースありがとうございました。 【1,331mP〜JP(1,776m)】 樹林帯の尾根歩き。1,331mPからコルへ向けて多少下るがその後はアップダウンはほぼ無く緩やかに標高を稼いでいく。基本的に広い尾根だが時には痩せた部分も出現する。通過には注意。また、JP直前にちょっとした雪壁があるがトレースのお陰で階段昇降。ノートレースならアイゼン、ピッケルを使用したくなる斜度かもしれない。JPから先は眺望が素晴らしい。 【JP(1,776m)〜P1(矢沢の頭)】 鹿島槍ヶ岳方面の眺望が素晴らしい。2,198m以降のナイフリッジは距離こそ短いものの落ちたら停止できない斜度の為要注意。現地の状況やパーティのレベルに応じてはロープを使用するかもしれない。ダケカンバ等の支点は豊富にあった。ナイフリッジを過ぎ去りひと登りしたところが矢沢の頭。 【P1(矢沢の頭)〜爺ヶ岳(中峰)】 爺ヶ岳南峰はじめ主稜線側の眺望も開けるビクトリーロードである。山頂までもうひと頑張り。痩せた尾根や急傾斜等の難所は無いものの、ここから先は風の影響によって日々コンディションは変化すると思われる。最後まで油断せず。また、悪天時にルートミスしないよう方位を確認しておくこと。 |
その他周辺情報 | 大町温泉郷や道の駅といった観光名所多数。登山中も稀に温泉のような、硫黄の香りがした。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
輪カンジキ
アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
---|---|
備考 | アイゼンを新調。しかしながら登山靴にサイズ調整して来ることを忘れていた。やむを得ず現地で分解し調整。調整は忘れずに準備しよう。 |
感想
甲「9月1日から配属先は鹿児島ね。」
乙「はい?」
甲「シャレじゃないよ、鹿児島配属ね。」
乙「はい?」
衝撃の出来事から早くも半年近くが経過。ほぼ毎週末の恒例であった北アルプス通いが突然の幕引きとなってからも早半年近くということになる。
鹿児島の生活に慣れつつも、鹿児島のグルメに舌を唸らせつつも、桜島の火山灰に頭抱えつつも、スマホの画面はいつも天気図か山のライブカメラであった。
本来この季節であれば毎週末の行き先を考えてはワクワクしていた日々であったが、ここ最近はすっかりそれも無くなってしまった。
年末年始はご時勢柄無理して北アルプスへ行くことも出来ず断念、だが山へ行きたい願望は日々増すばかりであった。同時に今までは行こうと思えばいつでも行けた環境がとても恵まれていたことに気付かされた。
そしてこの週末は無理くり四連休ゲット。北アルプスへ行く今シーズン最初のチャンスであった。天候はバッチリ。今まで身近であったが離れ離れになった山仲間の後輩くんにも声を掛けてみる。彼は4連休でないところ同行してくれることに。本当にありがたい。お互いに雪山が久々ということもあり、爺ヶ岳東尾根の日帰りに行ってトレーニングということになった。マイカー、飛行機、電車、後輩くんの車と乗り継ぎやっとこさ爺ヶ岳東尾根登山口へ。こんな大移動したことを書いていると世の中から叩かれてしまいそうである。今までマイカー1つで登山口へ行っていたことを考えると本当に恵まれておりラクしていたことを思い知る。ぶっちゃけこの登山の核心部は鹿児島から登山口への道のりである。登山口から爺ヶ岳山頂まではすでにバイパス、ビクトリーロードが完成していた。今回はありがたくそのトレースを使わせていただく。ありがとうございます。しかもこの季節としては貴重な快晴無風の北アルプスが迎えてくれた。これらが揃ったこともあり登山するならは過去最高レベルの条件である。貴重な好条件じっくりと堪能し、全身で北アルプスを楽しんだ。ありがとう北アルプス、いつか身近に帰ってきたらまた毎週のように足を運びたいと心から思った。
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