やればできる〜奥多摩三山(大岳山・御前山・三頭山)日帰り周回ハイキング


- GPS
- 12:20
- 距離
- 38.5km
- 登り
- 3,140m
- 下り
- 3,130m
コースタイム
3:21払沢の滝駐車場 ― 3:37千足 ― 4:42つづら岩 ― 5:01富士見台 ― 5:37大岳山5:40 ― 6:28鋸山 ― 6:35大ダワ ― 6:56鞘口山 ― 7:10クロノ尾山 ― 7:36避難小屋7:41 ― 7:48御前山7:49 ― 7:59惣岳山 ― 8:27小河内峠 ―8:57月夜見第2駐車場 ― 9:07月夜見山 ― 9:33風張峠 ― 10:04鞘口峠 ― 10:49三頭山東峰 ― 10:51中央峰 ― 10:54西峰11:01 ― 11:07ムシカリ峠 ― 11:09避難小屋 ― 11:14大澤山 ― 11:14大沢峠 ― 11:53槇寄山 ― 11:55西尾峠 ―12:33仲の平 ―13:31人里 ― 14:12人里峠 ― 14:33浅間嶺14:41 ― 15:10峠の茶屋 ―15:41駐車場
※今後の参考のため細かく記載しました。
天候 | 快晴、三頭山付近のみくもりのときあり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◆千足〜大岳山 最初は舗装道で集落の中を歩き、登山道からしばらく沢沿いの道となります。あと0.5kmの標識から急坂となり、その後馬頭刈尾根に合流します。つづら岩から鉄の階段があるなど岩場を通過しますが、その他は緩やかな尾根を歩きます。大岳山の直登コースは急坂でした。 ◆大岳山〜御前山 鎖のある坂を下った後は、気持ちの良い尾根歩きとなります。鋸山はガレ場の山なので落石に注意。大ダワから先はアップダウンが続きます。雨の後は滑りやすい土質です。 ◆御前山〜三頭山 惣岳山から足場の悪い急坂を一気に下り、その後は、広い尾根と片側が切れたヤセ尾根を歩き、登り返すと奥多摩周遊道路に突き当り、並行する登山道を経て、風張り峠から登り降りをし、鞘口峠からひたすら登りになります。 ◆三頭山〜浅間嶺〜払沢の滝駐車場 笹尾根は都民の森分岐までは緩やかな道、そこから先は急な下り坂となります、緩やかな登り返しで槇寄山に至り、西原峠から歩きやすい下山道となります。人家の中を通り、バス通りをしばらく歩き、人里から浅間尾根までは集落の中を通過し、林業の作業道と交錯する登山道を標識どおり、林の中の急坂を歩きます。浅間尾根は緩やかで歩きやすい。浅間嶺からの下り道は、沢沿いになるとげんこつ大の石がごろごろしているので、スピードの出しすぎでねんざにならないよう注意したいものです。峠の茶屋から先は、舗装道路になります。 |
写真
感想
3月の奥多摩三山ハイキングでは、スタミナ切れとなり、気持ち的に達成感が味わえませんでした。
そこで、GWを利用して、「来たところに戻る」周回ハイクにチャレンジすることにしました。天気も安定しているということで、絶好のタイミングです。
でも、山道を走れない私にとって、ロングコースでできることと言えば、「早く出立する」この一つです。
新聞配達員のバイクが動く時間に、駐車場をスタートし、あとはひたすら歩くのみです。ご来光を馬頭刈尾根に出てから見れたのは幸先の良い証拠です。
天気は快晴。風も弱く、気温も適当に低い。体力十分、気力も充実、障害事由は全くなく、こまめに水分とエネルギー補給をして、同じ轍を踏まないように、オーバーペースに気を付けて淡々と歩きます。花を見る余裕も今日はあります。
大岳山には、白倉から上がるのが最短コースと思っていたのですが、ヤマレコの記事を参考に千足から歩いてみることにしました。結果は、白倉の方が近いです。
大岳山直下で、分岐しています。右は大岳山荘、神社経由で頂上へ。左は鋸尾根を経て頂上へ。大岳山荘方面に少し歩くと、ん?少し左に道がある?
神社下あたりに合流するのかな?なんて軽い気持ちで歩き進むと、どんどん急な登りになってくる・・よもや・・・そう、頂上への最短コースだったのです。
でも、大岳山荘経由のような岩場がある訳でもなく、鋸尾根経由のような鎖場がある訳でもない、ただの急坂で、ぽこっと、頂上に出てしまいました。そう、頂上で富士山きれいだねなんて、見ているその真下あたりから「こんにちは」をする訳です。
この日は、朝早いので、頂上は無人。他の登山客をビックリさせることもなく、頂上に登ることができました。
大岳山から見る富士山は、いつみてもきれいです。富士山の裾野がかすんでいて、浮いているように見えました。美しいです。
頂上からは、御前山と三頭山がはるか彼方に見えました。
ここからは、淡々と尾根歩きになります。ヤマレコ記事を真似て鋸山に登るという、身の程知らずで、無駄なエネルギーを費消したりしながら、ひたすら御前山、三頭山を目指します。
御前山では、カタクリの花が見れて良かったです。今年は遅いのか、早いのか分かりませんが、避難小屋付近の尾根道にそれなりの数のカタクリが群生していたので、ラッキーでした。
避難小屋もすでに無人で、しずかに水分補給ができました。
御前山頂上でも無人でした。ここまでにすれ違ったのは、数人といところです。
富士山のビューポイントは、惣岳山方面にちょっと歩いた場所にあります。
ここの富士山も美しいです。
ここから三頭山までも距離が長い上、小さなアップダウンがあって、結構、大変です。小河内峠までは、滑りやすい岩の急坂やヤセ尾根などもあり、慎重さも必要です。でも、尾根歩きが結構楽しいです。この時間になると、月夜見第2駐車場から御前山に向かう人にもすれ違うようになってきます。
時間が進み、陽射しが強くなるものの、標高が1000m以上もあるので、爽やかです。水分とエネルギーをこまめに補給しながら、ハイキングを続けます。
3月では、風張峠あたりでスタミナ切れの感じがありましたが、この日は、大丈夫そうです。風張峠から先は、こんなに急な登り坂だったかなぁ・・などと考える余裕もありました。
鞘口峠に来ると、都民の森駐車場から上がってくる登山客がたくさんいます。年齢も高齢者から若者まで幅広いです。でも、登りだすと、なかなか譲ってくれないし、追い越すと、追い返そうと、騒がしいし・・。静かに歩かせて欲しいのに・・。まあ、観光地だと思えばいいのですよね。
三頭山だけは、なぜか、雲がかかっていました。頂上は、東峰、中央峰、西峰がありますが、大勢の皆さんでにぎやかです。でも、笹尾根に行くと、また、静かな山歩きになります。槇寄山頂上にいるハイカーには、余裕が感じられるのは、気のせいでしょうか?。
同じルートを歩いてヤマレコ記事では、笹尾根をしばらく進むのですが、私は「大人の事情」で、西原峠から数馬に下ります。1時間足らずで、数馬に着き、浅間尾根に登り返す予定でしたが・・・登山口が良くわからない・・・
浅間尾根登山口バス停付近から浅間尾根の猿石方面に登るはずだったのですが、川を渡る右が分かりません。気温は暑いし、面倒臭いので、人里までバス通りを歩くことにしました。でも、バス通りって、車の通過で気持ちは萎えるし、第一、暑いですね。
バス通りを1時間も歩き、ようやく人里に到着。時刻は午後1時半。残された時間はわずかです。
標高差400mを一気に登ります。途中、5、6人の山ガールさんが、林業の方の作業用道路上で、マットの上に横になって、ゴロゴロ、ゴロゴロしていました。こういう山の楽しみもあるんだなと感心して、疲れたカラダにムチを打ちながら登り続けます。
樹林帯の中に入ってしばらく進むと、何やら黒い物体が登山道の先にいて、道をふさぐようにして、こちらを見ています。大きくて、丸いカタチをしています。全身黒いのに、顔の下あたりだけ三日月のように白くなっている、ように見えます。
すわっ、クマか〜っ?リュックの後ろに付けた鈴を手に持ち、必死に鳴らします。
登山道を2、3歩、後ずさりします。
その物体は、鈴の音に反応するように、両耳が、水中からカバが顔を出したときにするように、くるっくるっして、反応しています。
ん?あんなカワイイ動きをクマがするか?
じっと、人間と黒い物体のにらみあいが続きます。鈴の音VS耳クルックルッの対決です。
と、そこに、もう一頭が黒い物体に近寄ってきます。ん?四足で動いているぞ。
そうか、カモシカかぁ・・・よく見ると、小さいツノらしきものもクルックルッのそばにくっついています。
カモシカと分かれば、先を急ぐ私としては、前に進むしかありません。
カモシカさんの方が、谷底にスゴイ勢いで降りて行きました。
おかげで疲れが一気に吹き飛び、興奮した気持ちで、浅間尾根に至り、あっという間に浅間嶺に到着しました。
浅間嶺は、見晴らしがよく、御前山、大岳山が良く見えました。感動の瞬間です。
八重桜も咲いていて、気持ちいいです。
あとは、淡々と下って、駐車場に戻りました。
ようやく奥多摩三山を、馬蹄形に周回ハイキングすることができました。
この経験を、谷川岳の馬蹄形ハイキングにつなげられたらいいと思います。
私の山仲間が現在谷川岳付近のルートを調査中ですので、一緒に行けるよう頑張っていきたいと思います。
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