牛伏寺から鉢伏山〜二ツ山 往復
- GPS
- 08:55
- 距離
- 18.9km
- 登り
- 1,360m
- 下り
- 1,366m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な場所はない 鉢伏山は360度の大パノラマが楽しめるアルプス展望台で、山頂直下の鉢伏山荘まで車で上がれるため、登山者と観光客やライダーが半々というところ。 鉢伏山荘駐車場は有料(500円) 牛伏寺から登る場合も管理料の名目で一人100円の入山料が必要なので注意。 鉢伏山はかつてはニッコウキスゲの山として知られたが、最近は笹の繁茂でキスゲの数もずいぶん減少しているようだ。 鉢伏山〜二ツ山は笹原の稜線歩きが大半で、素晴らしい展望を楽しみながら山歩きができるが、これまた『山と高原お地図』から外れているせいかゴールデンウィークでも歩く人はまばらだった。 |
写真
感想
諏訪に宿泊しての連チャン登山二日目は松本と岡谷境界にある(厳密には山頂は岡谷市)鉢伏山に登ることに。
鉢伏山は松本盆地東側に鎮座し抜群の展望を誇る山だが、何せ北に美ヶ原、東に霧ヶ峰があるためその重厚な山容に対して人気はいま一つ。
またかつては夏場にはニッコウキスゲが山頂一帯を覆っていたが、シカの食害や笹の繁茂でその数もずいぶん減ってきてるようだ。
連泊している諏訪のルートインを午前4時に発ち、高速の塩尻インターから登山口の牛伏寺へ。午後5時前の時点で駐車場には我が家のBMWだけ。
駐車場わきに登山道を示す道標があり、のっけからトラロープの急登。
登山口から山頂まで標高差1000メートル以上で、こりゃハードな登りが続きそうだと身を引き締めるが、きつい登りは最初だけ。
防獣フェンスを抜けると照葉樹林の緩やかな登りが続き、厳しい斜面もジグザグを切りながらの登りで歩きやすい。
一ヶ所標高1450メートルを超えたあたりでトラロープのついた急登があるが、ここをこなせば白樺混じりの林。やがてブナの大木が立つブナノキ権現を過ぎれば一息で1610メートル独標地点で高ボッチ山から来る車道へと飛び出す。
ここから鉢伏山荘までは車道歩きを覚悟するが、実際には車道をショートカットする形で登山道が続いておりアスファルトを歩くのは大した距離ではない。
車道は鉢伏山北西の鉢伏山荘までであり、山荘先に有料の駐車場がある。
牛伏寺から歩いて登ってきた場合も管理料の名目で一人100円の入山料が必要である。
山荘の裏手を登り二ツ山への道を分けるとすぐに山頂。
山頂は広い台地状になっており登山道の脇に三角点がぽつんと置かれている。
山頂南西には神社と鳥居がありその先に展望台が作られており、山頂標識も設置されている。
松本盆地を挟んでちょうど槍穂と対面しており文字通りアルプス展望台である。
後立山までの北アルプスを一望でき、槍穂の南には乗鞍、南の高ホッチ山の背後には中央アルプスが聳え、北には空母のような美ヶ原の高原台地が広がっている。
やや春霞がかかっているものの、素晴らしい展望は息を飲むばかりだ。
二ツ山へは笹原の気持ちのいい稜線歩き。
左に美ヶ原、正面に昨日登った三峰山を見ながら緩やかな登降を繰り返す。
前二ツ山からの下りを登り返せば二ツ山。、山頂三角点は登山道から唐松の立ち枯れが並ぶ笹薮の中を5分ほどのところにあるが、展望も効かず周辺はシカの糞だらけなのでそそくさと引き返す。
帰路は往路を戻るが、太陽の位置が変わり朝は逆光だった八ツや三峰山がきれいに見えるようになる。
食事場所を探しながらの帰り道だが、前二ツ山は風が強く、ほかもシカの糞が多くなかなかいい場所が見当たらない。
結局鉢伏山東側の露岩帯に落ち着き、ここで美ケ原を見ながら1時間ほど食事大休止。
休憩後鉢伏山荘まで戻ると駐車場は車とバイクでいっぱい。登山者というよりは観光客が大半。
昼を過ぎて急に雲が広がってきたので、登山口までそそくさと下山した。
山頂直下まで車道が通じているので、大半の登山者は鉢伏山荘からのお手軽登山、また二ツ山まで足を延ばす人もまれで、鉢伏山から二ツ山の間は帰路に3組10人と出会ったのみ。
今日も素晴らしい展望と静かな山歩きを楽しむことができた。
体力があれば二ツ山から三峰山まで足を延ばしてもいいが、二ツ山から300メートル下って350メートルの登り返しは往復で4時間の追加。
牛伏寺から登って三峰山までの往復はかなりハードで三峰山を目指すなら鉢伏山スタートが無難だろう。
下山後は諏訪のルートインに戻り、汚れたウエアを洗濯、入浴して夜の9時には床に就いた。
翌日は三城から美ヶ原に登る予定。
コメント
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の例に漏れず、5〜6年前?に、岡谷ICから高ボッチ→(クルマ)→鉢伏山と、頂上タッチだけしてきました。
アルプスの展望台、とりわけ北アルプスの大展望台ですね
初めて山登りする人を山の虜にするには、ここのお手軽登山はお勧めコースですね
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