奥穂高岳 (厳冬期ワンデイ昼飯前)



- GPS
- 10:21
- 距離
- 20.2km
- 登り
- 2,300m
- 下り
- 2,306m
コースタイム
- 山行
- 8:24
- 休憩
- 1:51
- 合計
- 10:15
天候 | ピーカン |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
新穂から白出まではトレースばっちり。 白出沢はノートレース、自分でラッセルしていくしかない。条件、状況を見極めないと雪崩に巻き込まれてしまう。 2600mから上は氷化斜面でアイゼンの前爪しか刺さらない、滑落は許されない。 |
その他周辺情報 | 中崎山荘日帰り入浴 900円は高い |
写真
感想
今日はビッグデイ、しかし足の指が痛くてスキーブーツが履けないからスキーに行けない。ツボしかない。多分記録が無い厳冬期奥穂高岳ワンデイをしよう。先週頑張ってくれた若者をまたもや連れ出しチャレンジしてきた。
決戦の日は睡眠時間が短くても問題ない。3時間寝れたので十分だ。新穂に集合して0時にスタートした。暖かい満月の夜、薄着でガシガシ林道を歩いていく。やっぱ登攀具は重いっす。それでも1時間半かからずに白出出合に到着、予定の涸沢岳西尾根に向かう。白出沢を渡るとスベスベではないか、ちょっと待てよ…。今日は条件が良さそうなので白出沢を詰めて奥穂に行こう。
ビーコンのスイッチを入れて行くぜよ、ツボでブーツラッセルが続く、しんどい…。しかし、わかんはいらないと言った手前僕がラッセルしていくしかない。おバカでした…。若者は代わろうかと言うが男ならラッセルするしかない。やっと大滝手前まで来た、ここから尾根に取付いて滝上に行く。案の定尾根は膝ラッセルだった、きついけど僕がラッセルして滝上に出た。1時間位かかったんじゃないか。
滝上からはラッセルが解放された、でもここから筋トレが始まる。アイゼンは前爪しか刺さらないからふくらはぎがきつい。月明りで上部の小屋が見えているがメチャ遠いし中々近寄らない、筋トレと割り切って行くしかない。小屋の下100m辺りで明るくなってきた、長野側からは猛烈な風が吹き荒れていた、聞いてないっす。コルに登り上げるとちょうどご来光であった。これはご褒美でした。
さあ山頂アタック、稜線は雪が少ない。サックっとピークに立ち2人で記念写真を取り合った。厳冬期奥穂は初めてなので良かった。360度の大絶景、これを見たかったんだ。満足したのでさあ帰ろう。帰りは慎重に、バックステップで下降していく。今日は登攀道具は使わないから重荷だった。時間が早いから白出沢も安全、全く雪崩る心配もなく下降していた。あっという間に出合、そしてあっという間に新穂。今日は誰もやっていない厳冬期奥穂ワンデイを昼飯前で終わりました。条件が良ければ昼飯前なんです。若者も体力が付いたので◎、この先も鍛えてあげよう。。。
あちら(赤牛)も凄いですが、こっちも凄過ぎです‼️
今では厳冬期槍ヶ岳は多くの登山者、スキーヤーが訪れますが、奥穂は誰もいない貸切で良かったです。
暗闇の白出沢は五感を研ぎ澄ます緊張の登りでした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する