白馬岳
- GPS
- 07:34
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,850m
- 下り
- 1,842m
コースタイム
天候 | 快晴 標高2,000m付近より弱風、稜線は弱〜強風 日差しと照り返しで大変暑い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・駐車場は、早朝は閑散としていたが、昼に戻った時には八割方埋まっていた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・猿倉の駐車場から白馬岳山頂まで雪は途切れることなくつながっている。が、白馬尻までの林道区間はそろそろ途切れる箇所がでてきそう。 ・大雪渓は各所から雪崩れてきたデブリで覆われている。特に標高2,000m以下ではほとんどがデブリに覆われていて、歩く分には何とかなるが、非常に狭いエリアでしか滑ることができなかった。また、登り下りの途中でも両側から新たに雪崩れてきていて、歩いていても気持ちのいいものではなかった。 ・雪質は全般的に水気の多いザラメ。標高の高いところ(小雪渓付近)は雪が硬く、シールでの登りも滑りも難儀した。 ・白馬山荘から白馬岳山頂までは夏道が一部出ている。 ・登山者は例年に比べると少ないようにも感じた。何らかのスキーやボードを持っている人が多い。 |
写真
感想
深夜に埼玉の自宅を出たときは土砂降りの雨。好天になる予報を信じてクルマを飛ばすが、一向に天気は良くならず、予報ははずれか?とも思ったが、猿倉の駐車場に着く頃には少なくとも雨はない状態に。明るくなった頃に駐車場に着き、準備をしているうちにガスが少しずつ取れていくのが見えた。それでも白馬尻に着くまではまだ雲が出ていたが、この辺りで雲は完全に退いて快晴の青空が見えるようになった。山はやはり天気でなくては。
好天になったのは良かったのだが、大雪渓を下から見てみて唖然。あちこち雪崩れていてデブリが出ている。広いはずの大雪渓末端もほぼデブリで埋まっていて、歩ける箇所は非常に限られている。連休中の季節はずれの積雪の影響だろうか。白馬尻から登っても登っても横にはデブリ。そのうち、歩いている側からも雪崩れている箇所をいくつか見て、これは帰るべきか?とも思った。実際、2,000m辺りまで登って滑る準備をしている人も見られた。
傾斜がきつくなる2,300mあたりまでくるとデブリは減ったのでそのまま様子を見ながら先へ進む。以前来た際はシールで最後まで登ったが、思った以上に時間がかかったので、今年はさっさとアイゼン歩行に切り替える。また、ここでアウターを着てグローブも防水・防風のものに換える。積雪は例年よりも多く、まだしまっていない箇所もあり、時折潜る箇所も見られた。30分ほどアイゼン歩行をして急傾斜地を乗り切ったが、このあたりは風が時折吹いていて、ザックに固定したスキーに風が当たり煽られる始末。ダブルストックで歩いたが、ピッケルに持ち替えれば良かったかも。
平坦地へ出たところで再度シール歩行に切り替えた。が、これは失敗だった。稜線に上がる最後の登り区間の雪質が硬く、シールで登っていると滑りそうになる。スキーを背負ってアイゼンで歩いた方が良かった。スキーが滑り、何度か冷や汗をかきながら無事白馬山荘に到着。スキーをデポして山頂を往復する。山頂までは夏道が一部出ているが、スキーブーツなので雪を拾いながら歩く。
快晴の山頂からは周囲の山々が全て見渡せた。できればのんびりしたいところだったが、風が思いの外強くて寒いのと、下りも大雪渓を通るので、雪崩の心配が頭を離れず、10分程して下山開始。下山途中に1羽の雷鳥に遭遇。また、板を背負ったスキーヤー・ボーダーもちらほら。2号雪渓などを狙うのだろうか。
白馬山荘に戻って滑る準備。正面に剱岳、右手に旭岳を見ながら滑走開始。が、雪が硬くてターンが決まらない。しばらく硬い雪面が続いたが、小雪渓の下部まで降りてくると適度に緩んだ良い雪に変わってきた。ここから2,000m付近までは快適な滑だった。が、途中で一度左足が攣って急斜面で立ち往生。何とか立ち直ってそのまま滑り続ける。雪質は高度を下げるに連れ水気が多くなったが、それでもまあ何とか滑ることはできた。
問題のデブリ地帯はデブリに突っ込まないようコントロールして高度を下げるので精一杯。滑っている時も時折パラパラと落石などもあり、白馬尻までが大変長く感じた。白馬尻に着き、安全なところでアウターを脱いで林道へ向かう。快晴の日差しと雪面からの照り返しで大変に暑かった。林道を滑り、時々漕いで猿倉駐車場へ。朝は空いていた駐車場だが、この好天を逃すまい、という人はやはり多かったようで、昼の時点では8割ほど埋まっていた。
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