岩殿山〜旅猿気分で、稚児落としの巻
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 555m
- 下り
- 560m
コースタイム
コースタイム合計4:55
天候 | 快晴/25℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登りのクサリ場が二回(巻道があります。)とスリリングな稚児落としが危険個所か。 |
写真
感想
社内山岳同好会の山行第5弾。残念ながら特攻隊長take-box欠席により、今回は3人パーティー。
近場でピリッとしたハイキングルートがよいだろうということで、自分が数年前に登ってとても印象深かった、大月の岩殿山に案内してきました。
朝、渋谷駅の火災の影響で集合が遅れてしまう。でも今回はバスを使わなくてもアクセスできる駅からの周遊ルートなのであわてない。
のんびり次のあずさ号までまち出発。車中、ORBITAL氏のもつトートバックから巨大なパンが二つ差し入れとして提供された。最近個人的にトレランなどのシビアな山行きばかりだったので、こういうピクニック気分がたまらなくたのしい。
大月駅からは岩殿山の登山口をめざして歩きます。本日快晴、日差し強烈。すぐに汗が吹き出してくる。今回はあえてメジャーな大月駅から近い登山口ではなく、ひとつ奥の岩殿上バス亭近くから入山しました。
こちらのコースあまり展望はないのですが、途中いわれのある岩窟にたちよることができます。たいして期待してなかったこの岩窟、いってみると予想以上に立派で驚く。山腹が大きくえぐれ洞窟状になっており、中ほどに祠が鎮座していた。見て損はないと思います。
岩窟から先は最高地点の本丸跡地に直登するルートをとりました、これがザレめ、ヤブめ、急登の3悪要素のそろったハードセクションでした。634m、スカイツリーと同じ高さの岩殿山最高地点はとくに展望は利きません。かつての領主のおわした本丸跡も現在はテレビ局の電波塔がどんっ!とそなえてありました。
そこから少ししたの展望広場からの眺めは絶景で、鉄分多めのORBITAL氏はうれしそうに中央線の写真をとっておられました。今回はみなに合わせて要所、要所で楽しい景色があれば立ち止りながら歩く。ソロでハードな山ばかりやってるとこういうテンポを忘れてしまいがちになる。いやー楽しい。
岩殿山から先は今回のコースの一番の特徴でもある鎖場の続く稜線だ。鎖場は二回、短めの直登一回目と、ザレた斜面のトラヴァースから長い直登の2回目。
最初の方は問題ないと思います。ただ後の方は鎖場に苦手意識のある人などは結構怖いかもしれません。長い直登部分はそれなりに腕力を要するし、トラヴァース部分もなかなかの高度感があります。(ただ数年前はこのトラヴァース部分がもっとザレていておそろしかったような記憶がある。)
今回のわれわれパーティーのお二人も予想以上の身軽さで余裕のクリア。さすがです。ついでにスリングを使った簡単なセルフビレイの取り方も練習してみた。
ともかくこのハイキングコースは里から近いのに展望良好、富士山目の前、スリリングな鎖場、ブナやナラなどの新緑(植林部分がほとんどない!)と歩いていて飽きない。こういうメリハリの利いたコースってなかなかないですよね、自信をもっておすすめできる。
最後の最後に誰もが驚く稚児おとしの断崖絶壁があらわれる。足もすくむその高度感。そして前方の絶景。堪能していただけたでしょうか?
稚児おとしを渡りきったところでランチタイム。今回はわたくしcappによるチリビーンズ、orbital氏奥様による海苔巻二種、kesuider氏によるみそはちみつすき焼き、の3皿。どれも最高であっという間に皿をからにしました。みなさんごちそうさまでした。
しばらくのんびりとする。全身の垢だか、滓だかが流れ落ちていくようですね、やっぱりたまにはこういうふうにoffにしなければいけませんね。
ゆるみきったところで、ゆっくり下山する。途中藤の花がきれいだった。あんな花、子供のころには咲いていることにもきづかなかったのに妙にこころを打つのはやはりわれわれがおっさんになったということか、と納得しあう。
里におりてからはビール片手にゆっくりと駅まで歩いて帰った。気の合う山仲間と歩くとひとりのときはめんどくさい下山口から駅までの集落歩きも楽しくあるけました。
今回、このパーティーで5回目の山行ということもあってなかなか足並もそろってきた。なかなかいいチームになったのではないでしょうか?またよろしくお願いします。
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