人形山〜大滝山
- GPS
- 10:40
- 距離
- 22.2km
- 登り
- 1,799m
- 下り
- 1,806m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
以前から白川郷エリアの北部で存在感を放っていた山並みが気になっていたが、最近五箇山の相倉合掌造り集落から見える姿で一気に惹かれてしまった人形山。春先になると、手をつなぎ合った姉妹の人形の雪形が山の斜面に現れることが、山名の由来になっているらしい。
田向集落から人形山までの尾根は登山道があるが、積雪期は人の気配がなく、静かな山歩きが楽しめる。出発してしばらくは曇り空で小雪もぱらつき、眠気に誘われながらの登行。標高を上げると自然林の森となり癒される。
森に淡く光が差し込む様になると、やがて空は青く晴れ上がり、眼下に一面の雲海が広がる。目指す人形山の姿も眼前に飛び込んでくるが、思った以上にカッコいい山容。
半分埋まった鳥居が出てくれば稜線到着。北アルプスもくっきりと見え、最高の展望。立ち止まっては写真を撮りの繰り返しで中々先に進めない。
少し下って登り返し、三ヶ辻山の分岐にくれば、白山がお出迎え。今日も神々しいお姿。パートナーによると北アルプスがアイドルグループだとしたら、白山は渋いイケオジ俳優らしい。まさに両手に花状態。
ゆるやかな稜線をかみしめながら歩き、出発から6時間で人形山の山頂に到着。ここまでは静かな山歩きだったが、山頂には大滝山からの登山者の姿がある。当初はピストンの予定だったが、天気がよく縦走日和なので、我々も大滝山まで縦走することとする。稜線は一部細かったり、細かいアップダウンがあったりと、カラモン峰までスキーが使いづらいが、白山エリアの山々を眺めながら歩けるのが魅力。しばらくはスキーの着脱も面倒なので板を担いでアイゼンで歩く。
カラモン峰からはスキーで下って、コルから再びシール歩行。ひと踏ん張りで大滝山に到着すると猿ヶ山や五箇山集落の展望が素晴らしい。
ここからはスキートレースもあり、後はこれに従って快適に滑るだけと思いきや、下部は賞味期限切れ気味で、横滑り多用のかなりなアドベンチャーだった。急斜面も多く中々の手強さだったので、むしろこの条件で登ってこられた山スキーヤーが凄い。最後は杉の枯れ葉で真っ黒な雪面を滑って集落に到着。後は車道を歩いて田向の集落で車を回収する。
充実の周回ルートで大満足の一日であった。東面のマルツンボリ山も周回ルートで行かれている様なので、次回はこちらの尾根も散策してみたい。
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