赤谷川源流 万太郎山BCスキー
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- GPS
- 09:46
- 距離
- 23.9km
- 登り
- 2,058m
- 下り
- 2,202m
コースタイム
- 山行
- 9:14
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 9:45
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
🚃土樽駅(15:24)〜土合駅@240円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
トレースあり |
その他周辺情報 | 鈴森の湯@800円 |
写真
装備
個人装備 |
Backland85
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感想
先日行った万太郎越えBC。西黒から登ったこともあり14時間越えのロング山行となった。ただ万太郎への登り返しがスキーで登りきれなかったこと、万太郎からの滑り出しでひとつ隣の斜面から滑り出してしまったこと、があり自分の中でもやもやしていた。早いうちに再訪してもやもやを消化したいと思っていた。快晴予報の木曜日、月〜水で仕事を消化して行くしかないでしょう、ただ今回は田尻沢アップで。ここのところほとんど降雪がなく、気温が高い日が多く、ヤマレコのBC記録を見ても斜面が固く滑りに苦労しているような記録が目につく、先週の巻機山もそうだった。滑りに自信はないので、遅めスタートで斜面が緩むのを狙いたいが、電車の時間もあるので出発時間に悩む…。西黒回避で2時間は短縮できると見込み、12時間行動で計画、5時出発で17時の電車狙いとした。
2時起床でみなかみへ。谷川岳ロープウェイが臨時休業中なので駐車場は利用不可らしい。土合駅にも停められないので、車をどこに駐めればいいか不安だった。谷川岳ロープウェイ手前に車2台分程の除雪スペースがあり、1台とまっていたのでお隣に駐車、ラッキー。田尻沢はスタートからカチカチ。踏み跡はたくさんありボコボコ、今日のトレースは無さそうだ。中腹の傾斜が強まるところでクトー装着。固い斜面で雑な歩き方をしていたらスリップし肝を冷やす…。荒れた雪面にクトーをしっかり効かせて登る。無人の天神平スキー場を通過し、田尻尾根へ登り上げる急斜面。吹き溜まりにには柔らかい雪が堆積していて、シールがききやすい。それを利用してスキーのまま尾根に乗り上げでき一安心。天狗の留まり場手前の尾根が狭くなるあたりはツボ足トレースでボコボコ、スキー諦めアイゼンにチェンジ。雪面の硬さがちょうど良く、踏み抜きもほとんどなく登れた。肩の小屋に荷物をデポしてトマオキピストン。計画よりもかなり早いペース、だが雪の緩みが気になる。ツボ足のままオジカ沢頭へ。前日までのツボ足とスキーのトレースあり、この稜線をスキーで行くのは自分には無理だ…。前回巻いた小ピークは南側の雪面が大きく崩壊していたので今日は直登。鎖場は鎖が半分ほど露出、利用して登る。オジカ沢ノ頭着いて、避難小屋まで降りてスキーにチェンジ。雪面固いが斜度が緩いので丁寧にターンして谷底目指す。基本カリカリ斜面なのであまり高度を落とさずトラバースして進む。トラバース途中で柔らかいパウダー斜面が出てきたので、美味しくいただき高度を落とす。時々カリカリも出てくるのでスピード注意。谷底をトラバースして手漕ぎがきつくなったところでシール装着。万太郎へ取付き、前回尾根から登ったが固そうなので沢筋から登る。沢ルートの方が斜度ゆるく楽チン。台地にでて最後の尾根に取付く。前回よりも笹が多く出ている印象、雪が緩みシールがよく効く。ジグを切り丁寧に登って行く。前回は主脈側の稜線方面にトラバースして苦労したので、万太郎直登尾根を忠実に登って行く。斜度のきつくなる箇所もなく、雪の状態にも助けられ、スキーのまま万太郎ピーク到着。一休みして滑走、万太郎からの滑り斜面はカチカチ、全く緩んでいない。カチカチの斜面を大きく斜滑降&横滑りで少しずつ高度を落として行く。危うい箇所は止まって板を回転させターン。300mほど試練の滑りが続き、だんだん柔らかい斜面が混じるようになる。雪面をよく見て柔らかい斜面を狙って滑る。大笹台近づくと斜度緩み一安心。大笹台から下は樹林帯になるが固い斜面が続く、斜度はきつくないので、大回りで丁寧にターン。ターンにミスり木に衝突…怪我なくよかった。沢筋を下まで滑り毛渡沢合流。前回渡渉になってしまったので、早めに左岸に渡ろうとGPS地形図をよく見ながら進む。渡るタイミングが早すぎて2度ほど右岸に戻されるが、渡渉回避して群大ヒュッテ到着。予定よりも1本早い15時半の電車に余裕で間に合うのでゆっくり休憩、カップラーメンでも持ってくればよかった。林道の雪はシャバシャバで滑りがいまいちなので、片足シールが調子が良い。高速道の下で板を脱いだが、それ以外は雪が繋がっていた。毛渡橋着いてシートラで土樽駅へ。駅着くとスキーヤー1名、白毛門・朝日岳から湯檜曾川滑って登り返して土樽まで日帰りで滑ってきたとのこと。スゴイ!スキーの機動力と自由度、そして体力。土合駅着くとパトカー停まっていて、登山者の駐車の取り締まりをしているようだった。ロープウェイまでのアスファルト歩きを終え無事クルマ到着。万太郎からの滑走は前回と違ってカチカチの痺れる滑りだったが、もやもやが少し解消されただろう。
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