手間要害山・新山要害山・粟島・湊山 〜米子市近辺低山巡り〜
- GPS
- 05:11
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 679m
- 下り
- 655m
コースタイム
- 山行
- 5:28
- 休憩
- 2:01
- 合計
- 7:29
新山要害山 13:51〜15:55 距離4.3km 累計高度±281m
粟島 16:26〜16:47 距離0.5km 累計高度±43m
湊山 17:08〜17:58 距離1.9km 累計高度±122m
天候 | 曇/晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
【新山要害山】観音像の所まで車で行くことができます。そこに車を停めて歩きます。 【粟島】県道47号線(内浜産業道路)沿い粟島神社参道のすぐ隣に米子水鳥公園の第2駐車場があるのでそこに車を停めました。 【湊山】鳥取大学附属病院の南の道に入り,大学病院を巻きながら狭い道を北西に進むと湊山の無料駐車場があります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【手間要害山】登山口前の堤の脇に登山者用駐車場があります。概ね整備された登山道で、危険な箇所はありません。地図に載っていない分岐道がありますが、地図や標識で確認すれば問題ありません。 【新山要害山】標高約240mの母塚山観音の前まで車で行くことができます。母塚山三角点はそこから北方向へ、母塚山・要害山へは南東方向へ進みます。稜線と林道を歩くので、道に迷うことはないでしょう。若干アップダウンはありますが、概ね歩きやすいコースです。山頂広場は展望抜群です。 【粟島】粟島神社の鳥居をくぐって真っすぐな石段を上るだけです。上ったら本殿の周りを一周してみましょう。裏手から少し進むとに中海の見える伐採地があります。 【湊山】いろいろな歩き方があると思いますが,とにかく高い方へ進めば山頂天守閣へ行くことができます。途中に標識もあるので色々見て回ると良いかもしれません。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ジャンパー
ズボン
タイツ
靴下
日よけ帽子(キャップ)
登山靴
サブザック(19L)
行動食(飴)
予備食(魚肉ソーセージ他)
飲料(お茶600mL)
iPhone(GPS)
iPad mini
サブバッテリー
カメラ
携帯電話
腕時計
ドローン(MavicMini)
手拭い
ティシューペーパー
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感想
鳥取県の天気予報が晴れとなっていたので,今回は鳥取県内の雪の降っていない山を探して歩いてみることにした。分県登山ガイド「鳥取県の山」に載っている鳥取県東部地方の山はほぼ制覇しているが,西部地方はまだ登っていない山が多い。ただ,標高の高い山には雪がありそうなので,標高の低い山を探してみた。米子の近くに「要害山」というのがあって,「そういえば,一等三角点で要害山というのがあったな」と調べてみると,一等三角点の要害山とは違う山だった。直線距離で6kmほどの所に同じ「要害山」という名前を冠した山があるのは何か曰く因縁がありそうだ。この二つの「要害山」に上ることにした。ついでに,「鳥取県の山」に掲載されている米子市近辺の「粟島」と「湊山」も歩いてみることにした。
最初の「要害山」は「分県登山ガイド鳥取県の山」に載っている「要害山」(334m)だ。登山口の解説板には,この山は「古事記」に手間山として記載されているとのことで,駐車場の案内板にも「手間要害山」との表記がある。登山道は常緑樹の中の細道だが,踏み跡は明瞭で傾斜もそれほどきつくはない。道の脇の木に樹木名と簡単な解説を記した説明板が取り付けられている。家族でハイキングするのに良さそうな山だった。実際山頂の広場には3組ほどの親子連れがいて,シートを広げてお弁当を食べたりくつろいだりしていた。展望は,西方向の一角と東方向を見渡すことができた。
ドローン映像(1分58秒)
次に訪れたのは鳥取県と島根県の県境にある「要害山」,ここには一等三角点がある。登山口はいくつかあるようだが,今回は鳥取県側からアプローチすることにして,東側の南部町から「母塚山(はつかさん)展望台」の案内に従って進んだ。展望台は要害山から母塚山につながるアーチ状の稜線の先にあり,そこには巨大な母塚山観音が設置されている。観音像が向いている方向には霊峰大山があるのだが,この日は雲の中に隠れていた。そして観音像の背中側にはこれから上る要害山の山頂が見える。こちらの要害山は,鳥取県(伯耆国)側からは「新田要害山」,島根県(出雲国)側からは「安田要害山」と呼ばれているらしい。先ほど上った「手間要害山」との関連は現地の案内板にも特に記されていなかった。
母塚山展望台が既に標高240mぐらいあるので,母塚山(275m),要害山(281m)への道は稜線伝いで,多少のアップダウンはあるものの軽快に歩くことができた。こちらの要害山山頂も,城跡らしく平坦に整地されていて周囲の展望も素晴らしい山だった。ただこの日は空が少し霞んでいたため東は孝霊山ぐらいまで,北は弓ヶ浜半島の途中ぐらいまでしかはっきり見えなかった。
ドローン映像(1分56秒)
「粟島」は2018年発行の「鳥取県の山」には掲載されているが,ヤマレコの「山岳マップ > 鳥取県の山(分県登山ガイド)」リストには登録されていない。簡単に上れそうな山なので,ここまで来たついでに上ってみることにした。粟島神社の社叢の杜が一つの山で,以前は中海に浮かぶ島だったらしいが,江戸時代の灌漑事業により弓ヶ浜半島と陸続きになったということだ。鳥居をくぐってまっすぐな187段の石段を登れば海抜38mの山頂となり,そこには本殿が鎮座している。社叢の木は大切にされているので,眺望はあまり良くない。本殿の裏に南西方向に中海を望める場所がある。日が差していれば夕方は湖面の光のきらめきが美しいのかもしれない。登山というよりは,神社参拝だった。
最後に訪れたのは「湊山」,米子城跡だ。湊山は以前軟式野球部の顧問をしていた時に麓の球場でおこなわれた試合に訪れたことがあるのが唯一の記憶だ。私の中では城山であるという認識もあまりなかった。けれども今回歩いてみて,かなりしっかりした立派な城跡であることを知った。公園としても整備されていて,標識もきちんと設置されている。細い道がたくさんあって方向を迷うこともあったが,いずれにしても高い方へ進めば山頂天守閣へ,低い方へ進めば市街地か湖畔へ下りることができる。山頂(90.5m)天守閣からは広く米子市や大山,中海や日本海を展望することができる。桜の季節になれば桜の花を,秋には紅葉を楽しめる,米子市民憩いの場となっているようだ。
鳥取県東部に住んでいる私にとって,これまで米子近辺の山にはそれほど関心が無かったのだが,実際歩いてみると展望が良く寛げる山がいろいろあることがわかった。岡山県の南へ行くのと,鳥取県西部の山へ行くのとでは時間的にほとんど変わらない。今年はもっと鳥取県の山を歩いてみようと思った。とりあえずヤマレコの「登った山リスト」で「挑戦中の山」に登録をした。この一年であと15座のコンプリートを目標としよう。
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