藤原岳
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- GPS
- 06:37
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,189m
- 下り
- 1,136m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
整備された登山道 但し、前日までの雨天や雪解けによるぬかるみが多少有る。 |
写真
感想
コロナの状況を少し気にしながら乗った日曜日の早朝の列車、乗客が少ないとは言え、黒・紺・灰色の多いモノトーン調の車内では、カラフルな服装の登山者達は嫌でも目立つ。
舗装路を小一時間ほど歩いて、孫太尾根登山口まで到着するのに体はほんのりと汗模様、程よい準備体操になる。50台ほどは詰め込めると思われる登山口の駐車場は既に一杯で、付近には路駐車が溢れかえっており、まだ次々と到着している。流石に人気のある山だ。
藤原岳にも春の雨が降り、山の雪も殆ど解けていたが、登山道の泥濘(ぬかるみ)は思ったよりも少なく、歩くのに不都合は殆ど感じられない。ただ、昨夜来の嵐模様の名残りか、尾根の上には強い風が吹いていて肌寒さを感じさせた。
重ね着をする程では無いが、それでもウインドヤッケにしっかりと身を包んで一歩一歩歩を進める。
暖冬のせいで、今年の山の春は早いのではないかと言われている様だが、この花の名山では春の花の訪れはどうかと心を躍らせながら登る。
標高300m付近の藪椿を楽しんだ後は、暫くはトリカブトの若葉があちらこちらに咲き続く道を進む。
標高を上げて行くと、陽当たりの良い場所の馬酔木の花が先急いでいるのを見つけた。標高650mの丸山辺りでは、まだ数は少ないが幾つかの春の花にも出逢えた。
丸山辺りで、目的のセツブンソウの群生に出会う事が出来た。ヒトアタリ巡って写真に収める。
標高1000m付近になると、山頂直下の斜面の所々に、フクジュソウの咲きかけの黄色いツボミがあちこちに目立つ様になった。皆んな思い思いに斜面に広がって散策している。
よく見ると、セツブンソウも負けじと咲いている。こちらはまさに今が見頃と言うところか...。何枚も何枚も写真に収める。
来て良かったと一息ついた時、斜面上から「落石!」の大きな声...。拳ほどの石ころが私めがけて1個降って来た。何とか横に逸らして難を免れると、続いてまた、「落石!」の大声...。また上から同じような大きな石が私めがけて転がって来た。体のそば1-2mを勢いよく落ちて行く石は、一歩間違えば大きな事故になりかねない。皆んな、最新の注意を払って欲しいものだ。人が多いのも良し悪しだ。キモを冷やして上を見つめ続けた。
暫くの後ようやく気を取り直して、山頂に向かって登り始める。
藤原岳の山頂は、相変わらずの賑わい...。展望を確認した後、そそくさと山頂小屋の方角の下山路に向かう。
帰路、大貝戸道には9合目のあちこちに未だ開き始めてもいない硬いツボミのフクジュソウを小さくいくつも見つける事が出来た。
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