遠い飲み屋でちょっと一杯!?編笠山・権現岳登山
- GPS
- 08:55
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 1,358m
- 下り
- 1,349m
コースタイム
観音平6:50−雲海7:40−押手川8:20−編笠山山頂9:40−休憩−
青年小屋10:15−権現岳山頂11:45
【下り】
権現岳12:30−青年小屋13:25−押手川14:30−雲海15:05−
観音平15:45
天候 | ☀ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
無料で広々 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・観音平〜雲海展望台 のんびり山歩きできます ・雲海展望台〜押手川 岩ゴロがでてきます ・押手川〜編笠山山頂 日当たりの悪い場所には雪が残ってます 氷になっている場合もあるので油断しないように アイゼンは不要でした 山頂近くは急坂 登りはキツイが青年小屋からの応援メッセージで頑張れる ・編笠山山頂〜青年小屋 雪が残ってます アイゼンは不要でした 青年小屋近くは岩ゴロ ○印に従い進みます ・青年小屋〜権現岳山頂 樹林帯には雪が残ってます アイゼンは不要でした ギボシに取り付くと核心部 鎖も出てきますが、慎重に行けば問題ありません 山頂へは少しばかりの岩登り ・青年小屋〜押手川 雪が残ってます アイゼンは不要でした 全線、踏み跡・赤テープがしっかりあるので道迷いの心配はないと思います |
写真
感想
権現岳の雪もそろそろ少なくなってきたようなので、観音平から編笠山とセットで登ってきました。
観音平の駐車場に到着したのは6時30分頃。
予定より30分程遅れましたが、まだまだ許容の範囲内。
平日の割にはそこそこ車が停まっていましたが、広々なので余裕の駐車です。
天気は良いですが霞が掛かっていたので南アルプスは少々見難く感じました。
急いで準備を済ませ、まずは編笠山へ向けて登り始めます。
若葉の鮮やかな緑を楽しみながら、ゆるゆると進んでいきました。
雲海展望台からは雲海を期待していましたが快晴になってしまいました。
快晴で愚痴る訳にはいかないので、景色を見ながら一休み。
明るい森の中は少しずつ急になってきます。
更に大きな岩もゴロゴロ出てきたりして、ワイルドな雰囲気になってきました。
押手川では小さな沢があり涼しげです。
ここからは編笠山山頂へ向かうルートと、編笠山を巻いて青年小屋へ向かうルートがありますが、もちろん編笠山山頂を目指します。
登山道は岩ゴロに変わり、その岩ゴロに根を張った樹木。
凄いなぁ・・・。自然の生命力を感じます。
しかし、感心ばかりして足元を疎かにするわけにはいきません。
日当たりの悪い岩の間には雪(と言うよりは雪が一旦解けた氷)が残っています。
滑らないように注意が必要です。
次第に開けてくると背後には南アルプスが。登り始めより霞が取れてきたようで、よりきれいに見えています。
編笠山山頂への最後の登りは急な直登。
道幅も狭く、雪があるとかなり邪魔です。
そこへ青年小屋からの応援メッセージボードが・・・。
「山頂まで本当にホントにあとちょっと」「頑張って」
休み休み後ろを振り返りながら、森林限界を越えます。
そして間もなく編笠山山頂へ到着!
正面には、赤岳や阿弥陀岳、これから向かう権現岳がきれいに見えていました。
南アルプス、中央アルプスもきれい!北アルプスは少し霞んでます。
富士山の方は曇って見えませんでした。残念!
ザックを下ろし行動食をつまみ、しばし絶景を楽しみました。
青年小屋へは狭い登山道を下ります。
こちらは残雪たっぷり。アイゼンを出そうかとも思いましたが、そのまま進みます。雪はザクザクなのでアイゼンはあまり利かなさそうです。
樹林帯を抜けると次は岩ゴロ。
○印に従い進みます。岩の間に落ちないよう注意しましょう。
岩ゴロを越えると青年小屋です。
有名な「遠い飲み屋」の赤提灯が吊るされた、あの山小屋です。
もちろん営業中。
ベンチに座り休憩していると、わざわざ窓を開けて「こんにちは」と優しく声をかけていただきました。
天気もいいし、絶景だし、ビールの一杯も飲みたいところではありますが、まだまだ先があるので持参した水で我慢です。
鞍部に建っている青年小屋。
ここから権現岳へと登ります。
と、すぐに残雪がまたまたたっぷり。
ここでもアイゼンを出そうか考えましたが、そのまま進みました。
時々滑るような場面もありましたが、結局アイゼンは不要でした。
樹林帯を抜けると、道はすっかり乾き歩き易くなっています。
背後にはきれいな景色が広がり、心を和ませてくれます。
そして、正面にはギボシの荒々しい山肌が見えてきました。
ノロシバ辺りで先行されていたご主人に追い付きしばし談笑。
ギボシは更に大きく聳え立ち、迫力の姿を見せ付けています。
先行されていたご主人とは一旦お別れし、先を目指します。
スラブ状のガレた岩場になるといよいよ核心部。
トラバース道や鎖も出てきますが、慎重に行けば全く問題ありません。
稜線へ出ると再び赤岳や阿弥陀岳とのご対面!
編笠山で見た時よりも更に近く、迫力も増して見えています。
権現岳の山頂もすぐそこ。
ギザギザのてっぺんへと向かいます。
稜線にも雪は残っていますが、ここは難なく越えられます。
権現小屋へは寄らず真っ直ぐ山頂へ。
ギザギザの岩場を気を付けながらよじ登り権現岳山頂に到着!
新しく設置された山頂標にタッチ。かっこいいです!
見晴らしも良好で360度の絶景を楽しむ事ができました。
山頂は狭い岩場なので、後続の方が来られる前に移動します。
赤岳へと向かう分岐の辺りに腰を下ろしお昼にします。
ここでも見晴らしは良好。
絶景を見ながらのコンビニおにぎりもおいしく感じられました。
しばらくすると、先程追い越したご主人が登ってこられました。
写真を撮られてから、同じ場所に腰を下ろし一緒にお昼となりました。
千葉から来られたご主人。
前日に発ち、双葉SAで仮眠をとったまでは良かったが、痛恨の寝坊。1時間程遅れてのスタートとなったようです。
お蔭で(?)ご主人とお会いでき、楽しく談笑させていただきました。
またどこかの山でお会いした時はお声掛け下さい。
風も弱くポカポカ陽気でしたので、まだまだ景色を眺めていたいところではありますが、来た道を下る事にします。
ご一緒させていただいたご主人は、三ッ頭を下るようなのでここでお別れです。
「お気を付けて!」
稜線から外れる前に、もう一度赤岳、阿弥陀岳の姿を目に焼き付け下りました。
鎖をスルスルとこなすと、正面になだらかな編笠山と遠くには南アルプスや御嶽山が見えているので退屈はしません。
青年小屋まで下り、ベンチをお借りして一休み。
この先、編笠山を登り返す元気はないので巻き道を下ります。
巻き道の入り口からはまたまたたっぷりの残雪。
三度アイゼンを出そうかとも思いましたが、そのまま進みました。
緩い坂道なので滑ることはありませんでしたが、踏み抜きには注意が必要です。
深い森を抜け押手川に戻ってきました。
ここからは登ってきた道を下るのみ。
明るさの残る森の中をゆるゆると下り、無事に観音平へと帰ってきました。
駐車場には大型のバスが3台。
そういえば押手川で賑やかな笑い声が聞こえていましたが、学生が遠足(?)にきていたようです。
2年半振りに同じルートを辿ってみました。
季節が違うので、また別の表情を見る事ができました。
次回来るときには、遠い飲み屋でほんとにちょっと一杯やってみよう!?
lifter175さん
コメントありがとうございます。
天気も良くてポカポカ陽気の登山日和でした。
ただ、富士山が見られなかったのは残念!
八ヶ岳も平日に行けばそれほど混んでいません。
静かな山歩きが楽しめます。
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