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Yamareco

記録ID: 3013916
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

田子の浦〜富士山

2013年08月24日(土) ~ 2013年08月25日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
50.2km
登り
3,816m
下り
2,377m

コースタイム

1日目
山行
10:40
休憩
1:50
合計
12:30
5:30
160
田子の浦
8:10
8:20
65
西富士本橋
9:25
9:45
90
村山ジャンボ
11:15
11:30
70
?
16:15
16:30
90
18:00
2日目
山行
6:00
休憩
1:50
合計
7:50
5:25
30
7:05
30
8:35
9:20
45
富士宮口頂上
10:05
10:35
115
12:30
13:05
10
天候 8/24:曇り時々雨、25:雨のち曇り
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
田子の浦に駐車。御殿場口に下山後バスで御殿場駅へ。御殿場駅から御殿場線と東海道線を乗り継ぎ吉原駅へ。吉原駅から田子の浦まで2kmなので歩く予定だったが、その気力が残っておらず、タクシーで車を回収。
コース状況/
危険箇所等
危険箇所はありませんでした。
その他周辺情報 富士宮市内・花の湯
予約できる山小屋
八合目池田館
御殿場口七合四勺・わらじ館
あてにしていた田子の浦の「みなと公園」はなんと夜間閉鎖だった。やむえず堤防の中段に駐車。
2013年08月24日 05:33撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 5:33
あてにしていた田子の浦の「みなと公園」はなんと夜間閉鎖だった。やむえず堤防の中段に駐車。
遙かな富士山目指して出発式。ローアングル過ぎて富士山がちょっと小さい。
2013年08月24日 05:23撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 5:23
遙かな富士山目指して出発式。ローアングル過ぎて富士山がちょっと小さい。
まずは田子の浦の海水に触れて海抜0mをスタート!
2013年08月24日 05:28撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 5:28
まずは田子の浦の海水に触れて海抜0mをスタート!
まずは田子の浦の海水に触れて海抜0mをスタート!
2013年08月24日 05:29撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 5:29
まずは田子の浦の海水に触れて海抜0mをスタート!
田子の浦から富士山。天気は曇りだが、歩くのには丁度良い。
2013年08月24日 05:30撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 5:30
田子の浦から富士山。天気は曇りだが、歩くのには丁度良い。
田子の浦
2013年08月24日 05:30撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 5:30
田子の浦
田子の浦漁港。スタート直後は漁港沿いに富士市の市街地を目指す。
2013年08月24日 05:48撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 5:48
田子の浦漁港。スタート直後は漁港沿いに富士市の市街地を目指す。
コース上のどこからでも富士山が見える。贅沢な気分だ。
2013年08月24日 05:49撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 5:49
コース上のどこからでも富士山が見える。贅沢な気分だ。
富士市街に入ると富士山がひときわ大きくなる。
2013年08月24日 06:08撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 6:08
富士市街に入ると富士山がひときわ大きくなる。
7/12〜9/1はマイカー規制中。徒歩なので関係ないが・・・・
2013年08月24日 06:13撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 6:13
7/12〜9/1はマイカー規制中。徒歩なので関係ないが・・・・
祝世界遺産登録。今年世界文化遺産に登録された富士山。いたるところに幟や看板が掲示されている。
2013年08月24日 06:13撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 6:13
祝世界遺産登録。今年世界文化遺産に登録された富士山。いたるところに幟や看板が掲示されている。
昨年4月に開通した新東名。意外に空いている。
2013年08月24日 07:18撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 7:18
昨年4月に開通した新東名。意外に空いている。
田子の浦から1時間50分、9km。標高は189.9mしか稼いでいない。
2013年08月24日 07:21撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 7:21
田子の浦から1時間50分、9km。標高は189.9mしか稼いでいない。
茶畑と富士山。静岡らしい景観だ。宝永山が顕著になってきた。
2013年08月24日 07:48撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 7:48
茶畑と富士山。静岡らしい景観だ。宝永山が顕著になってきた。
西富士本橋で最初の休憩。ここまで12.7kmなので、時速約4.8kmとまずまず。標高は428m。
2013年08月24日 08:09撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 8:09
西富士本橋で最初の休憩。ここまで12.7kmなので、時速約4.8kmとまずまず。標高は428m。
2時間以上コンビニはおろか自販機も無い地帯があった。これは事前の調査不足。
2013年08月24日 08:35撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 8:35
2時間以上コンビニはおろか自販機も無い地帯があった。これは事前の調査不足。
国道469号。ようやく幹線道路?に出たが、依然として自販機すらない道が続く。
2013年08月24日 08:40撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 8:40
国道469号。ようやく幹線道路?に出たが、依然として自販機すらない道が続く。
水が切れてしまい、この会社の事務所で水を分けて頂いた。感謝!
2013年08月24日 09:10撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 9:10
水が切れてしまい、この会社の事務所で水を分けて頂いた。感謝!
富士宮市に突入。
2013年08月24日 09:12撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 9:12
富士宮市に突入。
水道とトイレのある野球場「村山ジャンボ」で2回目の休憩。ここまで17.7km、標高は520m。あとで知ったが、ここには宿泊施設もあり、村山古道を辿る人が利用するそうだ。
2013年08月24日 09:26撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 9:26
水道とトイレのある野球場「村山ジャンボ」で2回目の休憩。ここまで17.7km、標高は520m。あとで知ったが、ここには宿泊施設もあり、村山古道を辿る人が利用するそうだ。
村山付近から富士宮の市街。
2013年08月24日 09:51撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 9:51
村山付近から富士宮の市街。
2時間ぶりに見た自販機。この先あるか判らないので多めに仕入れる。
2013年08月24日 10:02撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 10:02
2時間ぶりに見た自販機。この先あるか判らないので多めに仕入れる。
この先の交差点を右折すると、いよいよ富士山スカイラインに続く登りになる。
2013年08月24日 10:19撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 10:19
この先の交差点を右折すると、いよいよ富士山スカイラインに続く登りになる。
標識はすべて富士山関係!今日のゴールは27km先の富士宮口のさらに先の六合目。
2013年08月24日 10:24撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 10:24
標識はすべて富士山関係!今日のゴールは27km先の富士宮口のさらに先の六合目。
100mで10m登る10%勾配。車道としてはかなりの急勾配。歩いても見た目以上にきつい。
2013年08月24日 10:33撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 10:33
100mで10m登る10%勾配。車道としてはかなりの急勾配。歩いても見た目以上にきつい。
九十九折りのカーブが延々と続く。心が折れそう!
2013年08月24日 10:48撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 10:48
九十九折りのカーブが延々と続く。心が折れそう!
一合目。スタートしてから約6.5時間。ようやく1,000m登った。今日はあと1,500m登らねば!
2013年08月24日 11:53撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 11:53
一合目。スタートしてから約6.5時間。ようやく1,000m登った。今日はあと1,500m登らねば!
表富士グリーンキャンプ場。ここが最後の補給ポイント。
2013年08月24日 12:42撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 12:42
表富士グリーンキャンプ場。ここが最後の補給ポイント。
キリンレモン、キリンフリーで喉を潤し、富士山アイスで涼を味わう。
2013年08月24日 12:48撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 12:48
キリンレモン、キリンフリーで喉を潤し、富士山アイスで涼を味わう。
1,000台収容の水ヶ塚駐車場が満車になったときの予備駐車場で、400台収容の西臼塚駐車場。
2013年08月24日 13:30撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 13:30
1,000台収容の水ヶ塚駐車場が満車になったときの予備駐車場で、400台収容の西臼塚駐車場。
富士山スカイライン案内。もう少しで登山区間に突入する。
2013年08月24日 14:18撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 14:18
富士山スカイライン案内。もう少しで登山区間に突入する。
ここでやっと二合目(1,460m)。ここから富士山スカイライン・登山区間が始まる。
2013年08月24日 14:23撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 14:23
ここでやっと二合目(1,460m)。ここから富士山スカイライン・登山区間が始まる。
有料道路だった頃の名残・旧料金所。マイカー規制中はここが関所になる。ここでしばらく休憩させて貰った。
2013年08月24日 14:30撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 14:30
有料道路だった頃の名残・旧料金所。マイカー規制中はここが関所になる。ここでしばらく休憩させて貰った。
登山道入口。ここからいよいよ登山道に突入。あと1,000mだ!
2013年08月24日 14:30撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 14:30
登山道入口。ここからいよいよ登山道に突入。あと1,000mだ!
五合目より下を歩く人は少ないので、登山道は荒れている!
2013年08月24日 14:45撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 14:45
五合目より下を歩く人は少ないので、登山道は荒れている!
こんな感じの道が続くが、ときどき不明瞭になるので、GPSで現在地をチェックしながら進む。
2013年08月24日 14:49撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 14:49
こんな感じの道が続くが、ときどき不明瞭になるので、GPSで現在地をチェックしながら進む。
道はやや怪しいが、標識はしっかりしている。
2013年08月24日 15:05撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 15:05
道はやや怪しいが、標識はしっかりしている。
樹林帯は比較的緩やかな道が続く。
2013年08月24日 15:16撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 15:16
樹林帯は比較的緩やかな道が続く。
苔に覆われた倒木。原生林の雰囲気。
2013年08月24日 15:25撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 15:25
苔に覆われた倒木。原生林の雰囲気。
ガラン沢。コースタイム1時間25分のところを1時間で到着。なかなか良いペースだ。
2013年08月24日 15:45撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 15:45
ガラン沢。コースタイム1時間25分のところを1時間で到着。なかなか良いペースだ。
二合五勺の御殿庭下。ガラン沢から50分のところを30分で登った。
2013年08月24日 16:14撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 16:14
二合五勺の御殿庭下。ガラン沢から50分のところを30分で登った。
二合五勺(2,000m)で最後の休憩。あと500mだが、ここから傾斜がきつくなる!
2013年08月24日 16:28撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 16:28
二合五勺(2,000m)で最後の休憩。あと500mだが、ここから傾斜がきつくなる!
森林限界が近づくにつれ、傾斜が急になる。
2013年08月24日 16:39撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 16:39
森林限界が近づくにつれ、傾斜が急になる。
三合目にあたる「御殿庭中」。2,160m。
2013年08月24日 16:59撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 16:59
三合目にあたる「御殿庭中」。2,160m。
ガスが晴れて山頂が見えて来た。
2013年08月24日 17:12撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 17:12
ガスが晴れて山頂が見えて来た。
六合目から山頂にかけての富士宮ルート。点在する山小屋とたくさんの登山者が見える。
2013年08月24日 17:13撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 17:13
六合目から山頂にかけての富士宮ルート。点在する山小屋とたくさんの登山者が見える。
どこが田子の浦かは判らないが、駿河湾が見える。とにかくあの辺りから歩いてきたのだ。偉いぞオレ!
2013年08月24日 17:14撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 17:14
どこが田子の浦かは判らないが、駿河湾が見える。とにかくあの辺りから歩いてきたのだ。偉いぞオレ!
グズグズの急登。足下が不安定で消耗する。今回のコース中ここが最もキツかった。
2013年08月24日 17:16撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 17:16
グズグズの急登。足下が不安定で消耗する。今回のコース中ここが最もキツかった。
宝永山が大きく聳えて来た。遠目にはちょっとしたコブのようだが、なかなか立派なピークだ。
2013年08月24日 17:16撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 17:16
宝永山が大きく聳えて来た。遠目にはちょっとしたコブのようだが、なかなか立派なピークだ。
2,200m付近から五合目駐車場(2,400m)。200m上のはずだが、下に見える?
2013年08月24日 17:17撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 17:17
2,200m付近から五合目駐車場(2,400m)。200m上のはずだが、下に見える?
宝永山第二火口の縁に到着。急登はここまで。
2013年08月24日 17:28撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 17:28
宝永山第二火口の縁に到着。急登はここまで。
宝永山(2,693m)と第二火口。
2013年08月24日 17:28撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 17:28
宝永山(2,693m)と第二火口。
第一火口に向かう。残念ながらガスってしまった。
2013年08月24日 17:29撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 17:29
第一火口に向かう。残念ながらガスってしまった。
第二火口縁
2013年08月24日 17:34撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 17:34
第二火口縁
宝永山と第一火口。
2013年08月24日 17:46撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 17:46
宝永山と第一火口。
火口底の登山道を歩く登山者。
2013年08月24日 17:47撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 17:47
火口底の登山道を歩く登山者。
ついに六合目に到着。あとは山小屋まで300mトラバースするのみ。
2013年08月24日 17:51撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 17:51
ついに六合目に到着。あとは山小屋まで300mトラバースするのみ。
今夜の宿、宝永山荘が見えてきた。あと少し!
2013年08月24日 17:54撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 17:54
今夜の宿、宝永山荘が見えてきた。あと少し!
宝永山荘は六合目(2,500m)に建つ100人収容の山小屋。
2013年08月24日 17:55撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 17:55
宝永山荘は六合目(2,500m)に建つ100人収容の山小屋。
富士宮ルートは富士山の最短登頂ルートなので人気が高い。
2013年08月24日 17:55撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 17:55
富士宮ルートは富士山の最短登頂ルートなので人気が高い。
ガスが少し晴れて雲海が見えた。
2013年08月24日 17:56撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 17:56
ガスが少し晴れて雲海が見えた。
富士山の高所では珍しいお花畑。
2013年08月24日 17:57撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 17:57
富士山の高所では珍しいお花畑。
田子の浦から12時間30分、距離40km、標高差2,500m。一日で2,500m登ったのは人生初!
2013年08月24日 18:01撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 18:01
田子の浦から12時間30分、距離40km、標高差2,500m。一日で2,500m登ったのは人生初!
なにやらTVのロケをしていると思いきや、イモトアヤコさんが「24時間TV」の生中継をしていた。彼らは一合目の須山口(1,448m)から登って来たそうだ。
2013年08月24日 18:00撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 18:00
なにやらTVのロケをしていると思いきや、イモトアヤコさんが「24時間TV」の生中継をしていた。彼らは一合目の須山口(1,448m)から登って来たそうだ。
宝永山荘の隣に建つ雲海荘。イモト隊はここに宿泊していた。
2013年08月24日 18:00撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 18:00
宝永山荘の隣に建つ雲海荘。イモト隊はここに宿泊していた。
ウェルカムドリンクの昆布茶でほっと一息。
2013年08月24日 18:07撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 18:07
ウェルカムドリンクの昆布茶でほっと一息。
いやはやお疲れ、お疲れ!
2013年08月24日 18:32撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 18:32
いやはやお疲れ、お疲れ!
富士山の山小屋はどこに泊まっても、毎日カレー。いくら嫌いな人が少ないとは言え、いまだにカレーを出す山小屋は富士山くらいなものだ! でも、お代わり自由なのは嬉しい。二人とも2杯頂く。
2013年08月24日 18:49撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 18:49
富士山の山小屋はどこに泊まっても、毎日カレー。いくら嫌いな人が少ないとは言え、いまだにカレーを出す山小屋は富士山くらいなものだ! でも、お代わり自由なのは嬉しい。二人とも2杯頂く。
部屋というより寝床。富士山の山小屋はどこもこんなもんだ。
2013年08月24日 19:31撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 19:31
部屋というより寝床。富士山の山小屋はどこもこんなもんだ。
182cmの二人にはとても窮屈な寝床。160cmくらいしか無い。
2013年08月24日 19:34撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/24 19:34
182cmの二人にはとても窮屈な寝床。160cmくらいしか無い。
夜明け前の宝永山荘。客はほとんど出発しているが、小屋の人達はまだ起きていない。
2013年08月25日 04:29撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/25 4:29
夜明け前の宝永山荘。客はほとんど出発しているが、小屋の人達はまだ起きていない。
富士山の物価にはビックリさせられるが、ここは駐車場から近いせいか、そんなに高くない。
2013年08月25日 04:19撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/25 4:19
富士山の物価にはビックリさせられるが、ここは駐車場から近いせいか、そんなに高くない。
朝食弁当。普通の山小屋では前夜に手渡ししてくれるが、ここはテーブルの上に置いてある弁当を勝手に持っていく方式。お味はまずまず。
2013年08月25日 04:16撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/25 4:16
朝食弁当。普通の山小屋では前夜に手渡ししてくれるが、ここはテーブルの上に置いてある弁当を勝手に持っていく方式。お味はまずまず。
スーパーおじさん。こちらの先輩はなんと89才とのこと。世界中の山に登っており、宝永山荘の常連らしい。昨日登頂したが、今日も登るらしい!
2013年08月25日 04:29撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/25 4:29
スーパーおじさん。こちらの先輩はなんと89才とのこと。世界中の山に登っており、宝永山荘の常連らしい。昨日登頂したが、今日も登るらしい!
出発時は本降りの雨。登山道入口でイモト隊が中継しているので、しばらく待機。
2013年08月25日 05:19撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/25 5:19
出発時は本降りの雨。登山道入口でイモト隊が中継しているので、しばらく待機。
イモト隊を追い越して山頂を目指す。
2013年08月25日 05:23撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/25 5:23
イモト隊を追い越して山頂を目指す。
新七合目・御来光山荘(2,780m)。30分で約300m登ってしまった。富士山は登り一辺倒なので効率が良い。
2013年08月25日 05:57撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/25 5:57
新七合目・御来光山荘(2,780m)。30分で約300m登ってしまった。富士山は登り一辺倒なので効率が良い。
元祖七合目。40分前にも七合目(2,780m)を通過したが、200m以上登っても依然としても七合目なのだ!
2013年08月25日 06:32撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/25 6:32
元祖七合目。40分前にも七合目(2,780m)を通過したが、200m以上登っても依然としても七合目なのだ!
八合目・池田館(3,250m)。30分で470m登った!
2013年08月25日 07:05撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/25 7:05
八合目・池田館(3,250m)。30分で470m登った!
九合目・万年雪山荘(3,460m)。
2013年08月25日 07:37撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/25 7:37
九合目・万年雪山荘(3,460m)。
九合五勺・胸突山荘(3,590m)。
2013年08月25日 08:04撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/25 8:04
九合五勺・胸突山荘(3,590m)。
九合五勺・胸突山荘(3,590m)。あと550m、30分。
2013年08月25日 08:05撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/25 8:05
九合五勺・胸突山荘(3,590m)。あと550m、30分。
ついに登頂!富士宮口山頂は3,740m。六合目から3時間10分、田子の浦から通算15時間40分。
2013年08月25日 08:34撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/25 8:34
ついに登頂!富士宮口山頂は3,740m。六合目から3時間10分、田子の浦から通算15時間40分。
ついに登頂!富士宮口山頂は3,740m。六合目から3時間10分、田子の浦から通算15時間40分。
2013年08月25日 08:34撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/25 8:34
ついに登頂!富士宮口山頂は3,740m。六合目から3時間10分、田子の浦から通算15時間40分。
山頂郵便局。日本一高所にある郵便局は今日で今年の営業は終了。気温5℃、震える手で残暑見舞いを書いた。
2013年08月25日 08:45撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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山頂郵便局。日本一高所にある郵便局は今日で今年の営業は終了。気温5℃、震える手で残暑見舞いを書いた。
下山は大砂走りのある御殿場ルート。
2013年08月25日 09:18撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/25 9:18
下山は大砂走りのある御殿場ルート。
最短距離で大人気の富士宮ルートに比べて、最長距離の御殿場ルートにはほとんど人がいない。
2013年08月25日 10:01撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/25 10:01
最短距離で大人気の富士宮ルートに比べて、最長距離の御殿場ルートにはほとんど人がいない。
八合目・赤岩八合館(3,300m)。ここでしばらく休憩。
2013年08月25日 10:04撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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八合目・赤岩八合館(3,300m)。ここでしばらく休憩。
八合目・赤岩八合館(3,300m)。ここでしばらく休憩。ワンカップ入りのコーヒーとココア(400円)を頂いた。
2013年08月25日 10:35撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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八合目・赤岩八合館(3,300m)。ここでしばらく休憩。ワンカップ入りのコーヒーとココア(400円)を頂いた。
驚異的な価格だが、これが富士山価格だ!ヘリでなくブルで輸送できる事を考えると高すぎるが、年間で2ヶ月弱の営業期間を考えると仕方が無いのかも?
2013年08月25日 10:35撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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驚異的な価格だが、これが富士山価格だ!ヘリでなくブルで輸送できる事を考えると高すぎるが、年間で2ヶ月弱の営業期間を考えると仕方が無いのかも?
七合五勺・砂走館(3,100m)。
2013年08月25日 10:55撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/25 10:55
七合五勺・砂走館(3,100m)。
いよいよお楽しみの大砂走り。
2013年08月25日 10:57撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/25 10:57
いよいよお楽しみの大砂走り。
果てしなく続く「月の沙漠」のような「大砂走り」。これは楽しい!
2013年08月25日 11:29撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/25 11:29
果てしなく続く「月の沙漠」のような「大砂走り」。これは楽しい!
まだまだ続く大砂走り。五合目が見えてからも結構長い!
2013年08月25日 11:52撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/25 11:52
まだまだ続く大砂走り。五合目が見えてからも結構長い!
スイス・ツェルマットで買ってきたペアルックのTシャツだが、雨で残念!
2013年08月25日 12:11撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/25 12:11
スイス・ツェルマットで買ってきたペアルックのTシャツだが、雨で残念!
雨の砂走りで靴はこの有様!
2013年08月25日 12:15撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/25 12:15
雨の砂走りで靴はこの有様!
無機質な月の沙漠でフジアザミだけが生命力を誇示している。
2013年08月25日 12:19撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/25 12:19
無機質な月の沙漠でフジアザミだけが生命力を誇示している。
御殿場口五合目の駐車場が大きくなって来た。
2013年08月25日 12:24撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/25 12:24
御殿場口五合目の駐車場が大きくなって来た。
駐車場の少し上にある大石茶屋(1,500m)。駐車場には何も無いので、ここで昼食。
2013年08月25日 12:30撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/25 12:30
駐車場の少し上にある大石茶屋(1,500m)。駐車場には何も無いので、ここで昼食。
ビールとオロナミンで乾杯!
2013年08月25日 12:35撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/25 12:35
ビールとオロナミンで乾杯!
ゴールまであと400m。
2013年08月25日 13:07撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/25 13:07
ゴールまであと400m。
御殿場口五合目(1,400m)に到着。富士宮口よりも標高が1,000mも低い!
2013年08月25日 13:16撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/25 13:16
御殿場口五合目(1,400m)に到着。富士宮口よりも標高が1,000mも低い!
SEA TO SUMMITチャレンジ完遂! 53km、16時間40分でした。
2013年08月25日 13:19撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/25 13:19
SEA TO SUMMITチャレンジ完遂! 53km、16時間40分でした。
駐車場の一角で観光協会の皆さんが足洗い場と足湯を提供していた。
2013年08月25日 13:21撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/25 13:21
駐車場の一角で観光協会の皆さんが足洗い場と足湯を提供していた。
駐車場の一角で観光協会の皆さんが足洗い場と足湯を提供していた。
2013年08月25日 13:21撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/25 13:21
駐車場の一角で観光協会の皆さんが足洗い場と足湯を提供していた。
極楽!極楽!
2013年08月25日 13:36撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/25 13:36
極楽!極楽!
御殿場ルート。下りの所要時間は合計3時間で、距離が長い割には短時間。我々は2時間50分、平凡な記録だった。
2013年08月25日 13:57撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/25 13:57
御殿場ルート。下りの所要時間は合計3時間で、距離が長い割には短時間。我々は2時間50分、平凡な記録だった。
御殿場駅までのチケットをプレハブの事務所で購入する。駐車場とトイレ以外の施設はこれだけ。
2013年08月25日 13:54撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/25 13:54
御殿場駅までのチケットをプレハブの事務所で購入する。駐車場とトイレ以外の施設はこれだけ。
14:00発の御殿場駅ゆきのバス。所要時間は45分、運賃は1,080円。
2013年08月25日 13:58撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/25 13:58
14:00発の御殿場駅ゆきのバス。所要時間は45分、運賃は1,080円。
バス、電車、タクシーを乗り継いで田子の浦の海岸に戻って来た。
2013年08月25日 16:39撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/25 16:39
バス、電車、タクシーを乗り継いで田子の浦の海岸に戻って来た。
我ながら良く頑張った! と思う。
2013年08月25日 16:40撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/25 16:40
我ながら良く頑張った! と思う。
富士宮市内の「花の湯」で汗を流す。
2013年08月25日 17:30撮影 by  DSC-HX10V, SONY
8/25 17:30
富士宮市内の「花の湯」で汗を流す。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも ザック ザックカバー 行動食 飲料 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ

感想

8月24日曇り時々雨

 君津20:50-21:55足立22:35-0:35足柄SA 3:40-4:20田子の浦(238km)

 田子の浦5:30(2:40)8:10西富士本橋8:20(1:05)9:25村山ジャンボ9:45(1:30)11:15 ? 11:30
 (1:10)12:40グリーンキャンプ場13:10(1:15)14:25旧料金所14:45(1:30)16:15御殿庭下16:30
 (1:30)18:00宝永山荘 (計10:40)

 富士山は過去6回登っているが、登って楽しい山ではない。山は殺風景だし、人は多いし、山小屋は居心地悪いし。やはり富士山は程よい距離から眺める山だ。
 しかしながら「海抜0mから登頂」には心惹かれるものがあり、いつかやりたいと思っていた。
 来年1月には還暦を迎え、体力がどこまで続くか判らないので今のうちにやっておくことにした。
 心配なのはその標高差だ。海抜0mの田子の浦から富士宮五合目の2,400mまでの約40kmの距離はどうって事ないが、標高差2,400mのきつさが想像つかない。まあ、なんとかなるだろう。
   出発前に荷物の重さを量ると8.25kg、水が2函▲好肇奪0.5kg、カメラ0.3kg、傘0.2kgで合計11.25kg。小屋泊まりなので軽い。登山靴がなければ10kgを切ると思うが、下りに大砂走りを下るので、下り用に担いで行く必要がある。
 20:50出発。首都高は少し渋滞したが、65分で聖のアパートに着いた。
 荷造りと休憩をして21:55に出発。首都高は千住新橋から東京料金所までずっと渋滞したが、東名に乗ってからは順調に走行。田子の浦で仮眠する予定だったが、サービスエリアの方が朝食も食べられるので、足柄SAで夜食のうどんを食べた後、そのまま車中泊。ステップワゴンの2,3列目を倒して、登山用のマットを敷いて仮眠した。外は小雨が降っている。

 1〜2時間仮眠。SA内のコンビニで買ったパンを食べて3:40に出発。曇り、気温24℃。
 4:20富士市田子の浦の「みなと公園」に到着。広い駐車場があるので余裕で駐車可能と思っていたが、なんと夜間はゲートが閉鎖されていた。30分くらい周辺を走り回って駐車場所を探したが良い場所が見つからない。仕方ないので、公園の外側の堤防土手の中段の行き止まりのデッドスペースに駐車した。
 身支度をした後、海水を触ってから出発しようとしたが、海岸はかなり遠いうえテトラポットで埋め尽くされて近づけない。なので、漁港側の堤防を下ったところの海岸で海水を触り、記念撮影をした。天気は曇りだが、富士山は良く見える。
 5:30出発。4:00発の予定だったが、駐車場探しなどで遅くなってしまった。
 最初の2時間は富士市の市街地。天気は曇りだが、かなり暑い。晴天でなくて良かった!
 今年富士山が世界遺産に登録されたので、街のあちこちに登録を祝う幟が立っている。
 郊外になると茶畑が多く、静岡らしくなる。茶畑ごしの富士山がいかにも静岡だ!
 2.5時間歩いたところの「西富士本橋」で最初の休憩をとる。ここまではほぼ平坦で、12.7km歩いたが、標高は428mしか登っていない。周囲は森に囲まれ、人気が無い。
 富士山スカイラインに続く登り道にさしかかるまではお店や自販機に不自由しないと思いきや2時間以上もコンビニはおろか、自販機も無い。予想外だが、事前の調査不足だ。途中で水が切れてしまい、「みらい」という産廃処理工場の事務所で水を分けてもらった。
 富士宮市に入って少し行くと「村山ジャンボ」という野球場とサッカーグランドのある施設があり、トイレと水飲み場があったので、2回目の休憩をした。ここで水を飲み、給水をした。
 あとで判ったが、村山ジャンボには宿泊施設もあり、近くにある村山浅間神社から始まる村山古道を歩く人が泊まるところらしい。
 村山ジャンボを出て15分くらいで久しぶりに自販機を発見。この先あるかどうか判らないのでスポーツドリンクを補給する。
 10:25頃富士山スカイラインに続く県道180号線に入るといよいよ登り勾配がきつくなる。道路脇の標識は「10%」を示している。これは車道としてはなかなかの傾斜だ。延々と続く上り坂を登るとやがて九十九折りとなり、心が折れそうになる。「一合目・標高1000m」の標識には励まされる一方で、まだそんなものか?という気持ちになる。
 時折小雨が降るがたいした事はなく、ザックカバーだけでしのげる。
 九十九折りをクリアして30分くらいで表富士グリーンキャンプ場に到着。この先五合目駐車場まではなんの施設もないので、ここで休憩する。
 キャンプ場の食堂で休憩させてもらい、売店でノンアルビールと富士山アイスを買ってクールダウンと行動食チャージを行う。
 キャンプ場の食堂には女子大生らしい集団が続々と到着し、何かイベントの準備が行われている。キャンプ場のスタッフに聞いたが、何のイベントかは不明とのこと。
 キャンプ場スタッフに村山古道について聞いてみたが、やはり判りづらく迷う人も多いとのことで車道を辿ってきて正解だったようだ。
 キャンプ場を出て1時間15分で旧料金所に到着。この旧料金所が夏のマイカー規制のゲートになっており、ガードマンがチェックしていた。マイカー規制は周知の事なので、だれも行かないと思っていたが、結構突入する車がいて、ゲートで追い返されていた。
 丁度この料金所が二合目(1,460m)になっており、ガラン沢コースの登山口にもなっている。
 警備のお姉さんに声を掛けて、料金所の屋根の下で休憩をさせてもらった。
 14:45出発。いきなり崩れた階段が出現し、あまり手入れされていない雰囲気を感じる。トレースもそれほどはっきりしていない。やはり富士山は五合目から登る山なので、二合目からのルートを歩く人は少ないのだろう。時々GPSで確認しながら登る。
 傾斜はそれほどきつくはないが、登りっぱなしなので効率よく高度を上げていける。
 宝永山の第二火口縁の手前のガレ場の傾斜が最もきつく、足下が不安定なこともあって今日一番の難所だった。
 宝永山は遠くから見ると小さなコブのようだが、近くで見るとなかなか迫力がある。
 火口も迫力があり、別世界のようだ。第一火口の底を歩く登山者が見えた。宝永山を経て御殿場ルートに至るコースだ。
 第二火口縁に着いた頃は山頂まで良く見えていたが、まもなくガスが出て見えなくなってしまった。
 18:00富士宮ルートの六合目に建つ宝永山荘に到着した。田子の浦から40.13km、標高差2,493m、12時間30分だった。出発が予定より1.5時間遅れたが、ゴールは30分遅れで1時間挽回した。
 宝永山荘の隣の雲海荘の前に人だかりが出来ているので、見るとイモトアヤコさんがTVのロケをしていた。後で聞いたが、24時間テレビの生中継で、福島の小学生と須山口一合目から登って来たそうだ。
 宝永山荘に入ると、こぶ茶を出してくれた。これは美味しい!
 受付をしても部屋には案内してくれず、まず食事とのこと。食事は一斉ではなく、着いた都度に食べるシステムらしい。
 ビールを買って乾杯後、出て来た食事は案の定カレー。今時カレーを出す山小屋は富士山くらいなものだ。カレーは嫌いな人が少ないというのが理由だそうだが、ほぼ全ての山小屋が毎日カレーだけ、というのは頂けない。
 富士山以外の山小屋では20〜30年前からカレーなんぞ出さなくなり、色々と美味しい食事を工夫と努力で出しているのに、富士山の山小屋は客の多さにあぐらをかいている感じがする。
 富士山の登山者の殆どは観光客のようなもので、他の山は知らないと思うが、山にしろ山小屋にしろ、富士山のそれを一般的なものだと誤解されるのが残念だ。
 まあ、カレーはそれなりに美味しく、お代わり自由だったのは良かったが・・・
 食後2階の部屋に案内される。部屋というよりすし詰めの寝床で、我々のスペースは一番奥で長さが160cmくらいしかなく、足を伸ばす事が出来ない。
 部屋に荷物を置くスペースがなく、階下の隅に置くように云われたが、我々は一番奥だったのでちょっとした空間があり、荷物を持ってきてしまった。
 トイレは屋外で、300円入れないとドアが開かない、オートロックの強制課金システムだが、宿泊者はカギを持っていき無料で使えるシステムだった。小屋の二階奥に男性用トイレがあった。
 20:00就寝。

8月25日 雨のち曇り

 宝永山荘5:25(30)5:55新七合5:55(35)6:30元祖七合6:30(35)7:05八合7:05(30)7:35九合7:35(30)
 8:05九合五勺8:05(30)8:35富士宮頂上9:20(45)10:05八合10:35(1:55)12:30大石茶屋13:05(10)
 13:15御殿場口五合目 (計6:00)

 御殿場口五合目14:00-14:45御殿場駅15:10-15:47沼津駅16:00-16:14吉原駅16:20-16:30田子の浦
 16:50-17:25花の湯19:40-23:40足立0:20-1:15君津(256km)

 4:00起床。雨!
 寝床には結局誰もこなかった。脚は伸ばせないが、良く眠れた。宿泊客の大半は既に出発していた。
 1階の食堂に降りるとまだ灯りが点いていない。小屋の人はまだ起きていないようだ。テーブルに置いてある朝食弁当を勝手に食べる。そうゆうシステムなのだ。
 4:30頃小屋の人が起きてきてお茶を入れてくれた。
 さらに起きてきた年配の客と話をしたら、彼はなんと89才とのこと。昨日登頂したが、天気が悪く展望が無かったので、今日もう一度登るとのこと。でも今日の方が天気悪そうなので考え中とのこと。彼は世界中の山に登っているらしい。すごい人だ。自分も89才で登れるだろうか?
 米寿の祝いを剱か槍の山頂で出来たら良いと思うが・・・・ 頑張ろう!
 小屋の人によるとイモト隊関係者からの情報として、強風のため9.5合から上は通行止めらしい。
 我々が登頂する頃には解除になっている事を願う。
 5:00過ぎにイモト隊が小屋の前を通った。小屋のテレビをつけると宝永山のほうに少し行った場所から24時間テレビの生中継をしていた。
 イモト隊のガイドは実川さんという、富士山に1,400回以上登頂し、世界7大陸最高峰6座に登頂している強者。出発前に宝永山荘にも顔を出していた。
 水筒の残りの水は約1函小屋の売店でアクエリアスを1人2本づつ買った。
 5:15に出発しようとしたら、山頂への登山道の途中でイモト隊が中継しており、10分ほど足止め。でも応援しているイモトだからか、まったく腹が立たない。
 中継が終わり5:25にスタート。イモトを追い抜くときに「頑張って下さい」と声を掛けたが、雨のせいか浮かない感じの顔だったが、やはり眉は太かった。
 雨はときおり強くなるが、風はそれほどでもない。後から追いつく人は誰もいないが、上から降りてくる人がものすごく多い。狭い所ではすれ違いのため待つ事が多いが、譲ってくれる人はほぼいない。やはり富士山は山ノボラーの常識は通用しない。それどころか、ザックカバーはおろか、雨具すら持たない人も多い。流石に富士山だ!
 約30分おきに小屋があるが、外で立ち止まって水を飲むだけで通過した。
 上に行くにつれ、気温が下がりTシャツ+カッパでは少し寒いが、着替えるのが面倒なのでそのまま登る。トムラウシの大量遭難は強い風雨の中で防寒や着替えをちゃんとしなかった事による疲労凍死だったので、今日のような状況で無理をしてはいけないが、富士山には山小屋が多数あるので大丈夫だ。
 下山してきた人から、9.5合で止められたと聞いたが、我々が行く頃には解除されていた。
 8:35富士宮口山頂に到着。宝永山荘から3時間10分だった。コースタイムは5時間なので、なかなか良い調子だ。
 富士山登頂は通算7回目、聖は3回目の登頂だが、海抜0mから登ったのはもちろん初めてだ。
 達成感はあるが、寒いしガスで展望は無いので、爽快感は無い。
 まずは浅間神社奥宮の鳥居で記念撮影。頂上富士館で熱いコーヒーでも飲もうとしたら、売り切れで、カップめんしか無いとのこと。なんと800円のカップめんが飛ぶように売れているが、とうてい買う気がしない。
 神社の隣りにあった郵便局は御殿場口の頂上に引っ越ししていた。残暑見舞いを出したが、寒さで手がかじかんで酷い字になってしまった。果たしてちゃんと届くか心配だ。山頂の気温は5.5℃。冬なら0℃でもへっちゃらなのだが、身体が慣れていないせいか、5℃でも震えてしまう。
 山頂は全キャリアOKのはずだったが、ソフトバンクは圏外だった。LTEもOKのはずだが、3Gさえ繋がらないとは!やはり山ヤはドコモに限る。早くドコモからiPhoneを出して欲しいものだ。
 9:20下山開始。下山は大砂走りのある御殿場ルート。標高1,440mの御殿場口五合目までの標高差実に2,300mだが、豪快な大砂走りが魅力だ。
 悪天候でも大賑わいの富士宮ルートに比べて御殿場ルートは距離が長いせいか、ほとんど人がいない。
 3,300mの八合目赤岩八合館で休憩。コーヒーとココアを注文すると、ワンカップのカップに入って出てきた。特に文句はないが、なかなか珍しい。
 3,100mの七合五勺で登山道と下山道が分岐し、しばらく下るといよいよ大砂走りが始まる。
 荒涼とした月の沙漠のような砂走りは程よい傾斜と柔らかさで、とてもスピーディーに下れる。これは楽しい!雨が降っているので埃も立たず、用意してきた防塵マスクも不要だった。
 大砂走りの下りは1時間以上続くが、調子に乗り過ぎたのか、五合五勺を過ぎたところで膝が笑い出し、ペースダウン。やっとの思いで大石茶屋に到着。五合目の駐車場まで10分ほどだが、五合目には売店も食堂もないので、大石茶屋でビールを買って乾杯し、ラーメンを食べた。
 大石茶屋から五合目までの400mは足が動かず、かなり辛かった。
 13:15五合目着。「SEA TO SUMMIT」のチャレンジ完遂だ。合計53km、正味16時間40分だった。
 マイカー規制されているわりには駐車場には車が多かった。
 駐車場の一角で観光協会の人が靴洗い場と足湯のサービスをしていた。泥んこの靴を綺麗にして、足湯に入るととても気持ち良い。晴れていれば足湯から正面に富士山が見えるらしいが、今日は残念だ。
 14:00発の御殿場行きのバスに乗り、御殿場から御殿場線と東海道線を乗り継いで吉原駅へ。
 当初計画では吉原駅から田子の浦まで約2kmを歩こうと思っていたが、とてもそんな気力が湧かず、タクシーに乗った。
 車に戻ってから出発時に海水に触った海岸に降りて海水に触り、全行程を完了した。
 富士宮市内のココスで夕食を食べ、「花の湯」で温泉に浸かって汗を流してから帰路についた。
 聖のアパート経由で君津に着いたのは1:15だった。
 今回はかなり疲れたが、達成感は非常に大きい。富士山は登るより眺めるべき山だが、こうゆう挑戦はななかなか楽しい。来年はさらに大きな達成感を求めて、1日で完成させる「1DAY SEA TO SUMMIT」をやってみようか?

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