雪の二王子さま
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- GPS
- 09:09
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,396m
- 下り
- 1,391m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
二王子岳登山道の入口の先を少し進んだ路肩に「駐車場」の看板あり。 かなり人気の山のため、長ーい縦列駐車となる。早めに行かないと駐車位置が後ろの方になる。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
時期的に登山者が圧倒的に多く、滑走目的の人は片手で数える程度。 <南俣〜二王子神社〜一王子避難小屋> 日当たりが悪い場所はカチカチ。林道は雪切れあり。しばらくシール登行となり、一王子手前からシートラアイゼン。時期的に滑走目的の人にはツライ区間。 <一王子避難小屋〜頂上> 頂上までシール歩行(クトー、アイゼン不要)で行けた。鴨池を越えると南寄りの強風。危険箇所は特になし。 下りは頂上からc510辺りまで滑走可能。それ以降は雪切れ箇所が多く、落ち枝や石も出ているため滑走するかどうかは個人の判断に委ねる。 |
写真
感想
本日は下越にある二王子岳へ。
二王子岳を知ったきっかけは、3年前の残雪期に飯豊連峰を縦走した時だ。稜線から西に見えた広い裾野の山は、どの山よりも目立っていた。
いつか登ってみたいと思っていたが、その機会はなかなか訪れなかった。
実は二王子さまとは先月の東北の旅の帰りにすれ違っている。
福島沖の地震の影響で利用することになった特急いなほから見えた二王子岳は、新発田から見えるどの山よりも白く大きかった。いつか厳冬期に滑りに行きたいね、なんてことを車内で相方と話していた。
当日は北海道を通過する高気圧の張り出しの影響で北に行くほど天気に恵まれる天気図、いわゆる北高型。そのいつかがやってきた(厳冬期ではないが)ため、前日のネコブとはしご登山とした。
早朝、登山口に着くとすでに長蛇の縦列駐車ができていた。これほど人気の山だとは予想していなかった。早々にパッキングを済ませ、出発するもこちらも下部の雪解けがかなり進行しており、一王子までは思うように進まなかった。
しかし、そこから頂上まではスキー登行で楽しい尾根歩きを満喫できた。強風が吹いていたが気にもならないほど楽しかった。麓から見ても広大な山域だが、山の中に入り森林限界を越えてから見える景色は豪雪地帯の山らしい起伏の激しい豪快な山容をしており驚きの連続だった。
山頂からの景色もとても素晴らしい。
全山縦走したことが懐かしい飯豊連峰が目の前に聳え立ち、北に目を向けると兄弟山地の朝日連峰も見えるという、東北アルプス好きには堪らない景色といえる。飯豊連峰の景色に関しては、奥ノ院跡に着くまでその山容が一切見えないため、かなりサディスティックなルート構成。登った人にしか与えられないご褒美なのか。
下りは雪質もよく、日本海を見ながらの贅沢な滑走タイムを満喫。厳冬期ならラッセルはあれど登山口まで一気に滑れると思うと、再訪したい気持ちでいっぱいだ。
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