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記録ID: 3025672
全員に公開
ハイキング
霊仙・伊吹・藤原

【鈴鹿】今畑登山口から行く怪我から復帰後の霊仙山

2021年03月27日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
02:39
距離
11.7km
登り
926m
下り
917m
歩くペース
とても速い
0.40.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:01
休憩
0:07
合計
3:08
10:51
32
11:23
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25
11:48
11:51
6
11:57
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16
12:13
12:19
4
12:24
12:25
8
12:33
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35
13:09
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3
13:12
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9
13:30
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4
13:37
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5
13:42
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5
14:01
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4
天候 天気:晴れ時々曇り
気温:9℃(昼頃、山頂付近)
風:下部は穏やか、上部では南東の風やや強く(8〜12m/s)
過去天気図(気象庁) 2021年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
名神高速彦根ICから国道306号経由、県道17号線を河内風穴方面に向かい、今畑・落合周辺の駐車場に着いたものの、軒並み満車。来た時間が11時近かったので当然なのだが。ということで、来た道を戻りつつ路肩の邪魔にならないような所になんとか駐車。場合によっては登山口からかなり離れた所に車を置かなくてはならない、最悪は断念せざるをえないということは十分起こり得る。確実に登山口の近くに駐車したいならば、やはり朝早めの到着が望ましいだろう。
コース状況/
危険箇所等
今畑登山口から笹峠までは土の明瞭な登山道。雨後や雪解け水が流れるような状況だと、路面グチョグチョが予想されスリップに注意が必要となると思われるが、この日は乾いていて極上のトレイルであった。

笹峠から山頂まではカレんフェルトの道で足元が不安定になる。南霊山までは急勾配なため、落石を起こしたり起こされたりすることに注意が必要。また、道筋が若干不明瞭でガス等の視界不良の際は道迷いとなる恐れアリ。この日は晴れていて視界良好であったために見えているピークを目指せばいいだけなので問題なかった。急勾配を登り切れば高山帯の雰囲気が良く感じられる素敵な稜線歩きが楽しめ、しかも福寿草の群落が稜線上に点在し目を楽しませてくれる。ただし石だらけのトレイルのため、美しい花に気を取られ過ぎるなどして、転ばないように注意しないといけない。

霊仙山最高点から霊仙山三角点に向かう際、稜線を西側に巻いていく道を進むと、三角点山頂直前に短いながらも雪渓を直登できる部分があるが、自分はドロドロが嫌だったので避けて通った。

霊仙山三角点から経塚岳経由の避難小屋までは短いとはいえ、カレンフェルトの足元が不安定な登下降であるため、転倒などへの注意は引き続きしていく必要がある。

帰りの汗拭峠方面については、台地上では高山の雰囲気がよく感じられる素晴らしいトレイルが楽しめる。その先は急勾配と緩勾配を繰り返しながら降りていくのだが、汗拭峠から落合・今畑方面へ降る最初の部分が細く急勾配。短いがただでさえ滑りやすく、これが濡れていたりすれば、かなりの危険が予想される。その先、渡渉をする場面が2回ほどと、脆い丸太橋が1箇所あるので、ドボンに注意。
その他周辺情報 国道306号を外れると、コンビニなどは一切無く、もちろんお食事処も無い。そのため食料や飲料水は事前に準備するのが望ましい。今回はあらかじめ前日に準備しておいたため、行き帰りとも、登山口から自宅までの間で車から降りることは無かった。このご時世もあるのでちょうどよかった。
今畑登山口から入ります。1ヶ月前の御嶽山での膝のケガから復帰後最初に選んだのは霊仙山。リハビリも兼ねているとはいえ、やっぱり景色の良い山に登りたい! 受傷箇所の様子を窺いながら最初は慎重にゆっくり歩くことを心がけた。異変が生じたらその時点で登山を中止することを心に決めてハイクアップしていく。
2021年03月27日 10:50撮影 by  SO-51A, Sony
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3/27 10:50
今畑登山口から入ります。1ヶ月前の御嶽山での膝のケガから復帰後最初に選んだのは霊仙山。リハビリも兼ねているとはいえ、やっぱり景色の良い山に登りたい! 受傷箇所の様子を窺いながら最初は慎重にゆっくり歩くことを心がけた。異変が生じたらその時点で登山を中止することを心に決めてハイクアップしていく。
水場のような所に到着。ちょっと飲もうとは思わないな。ハイクアップ7分経過の段階では受傷箇所に問題は発生していない。とりあえずここまで問題なく歩けてうれしいがまだまだ不安。引き続き慎重にゆっくりとハイクアップ。
2021年03月27日 10:57撮影 by  SO-51A, Sony
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3/27 10:57
水場のような所に到着。ちょっと飲もうとは思わないな。ハイクアップ7分経過の段階では受傷箇所に問題は発生していない。とりあえずここまで問題なく歩けてうれしいがまだまだ不安。引き続き慎重にゆっくりとハイクアップ。
近くには福寿草の群落が広がっていた。ケガからの復帰を祝ってくれているような気がして、なんだかうれしい気分になってきた!
2021年03月27日 10:59撮影 by  SO-51A, Sony
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3/27 10:59
近くには福寿草の群落が広がっていた。ケガからの復帰を祝ってくれているような気がして、なんだかうれしい気分になってきた!
これから向かう山頂方面の姿が見えてきた。こうして見るとナカナカの山容で登高意欲が湧いてくる。ここまで30分ほど意図的にゆっくり慎重に歩いてみたが、受傷箇所には何の問題も発生しないため、この先は次第にスピードを上げて負荷をかけていくことに。
2021年03月27日 11:17撮影 by  SO-51A, Sony
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3/27 11:17
これから向かう山頂方面の姿が見えてきた。こうして見るとナカナカの山容で登高意欲が湧いてくる。ここまで30分ほど意図的にゆっくり慎重に歩いてみたが、受傷箇所には何の問題も発生しないため、この先は次第にスピードを上げて負荷をかけていくことに。
ほどなくして頭上が開けてきて、爽快なトレイルとなってくる。ワタクシの大好きなトレイルの典型的な光景!霊仙山は初めて来る山で、素晴らしいとは聞いていたが、それに違わぬ実に美味しそうなトレイル!
2021年03月27日 11:21撮影 by  SO-51A, Sony
3/27 11:21
ほどなくして頭上が開けてきて、爽快なトレイルとなってくる。ワタクシの大好きなトレイルの典型的な光景!霊仙山は初めて来る山で、素晴らしいとは聞いていたが、それに違わぬ実に美味しそうなトレイル!
笹峠を越えて勾配の緩い箇所では駆け足を試みたが、膝に異常は見られなかったので、ここからはいつもと同じ調子で速いスピードでハイクアップしていくことにした。
2021年03月27日 11:22撮影 by  SO-51A, Sony
3/27 11:22
笹峠を越えて勾配の緩い箇所では駆け足を試みたが、膝に異常は見られなかったので、ここからはいつもと同じ調子で速いスピードでハイクアップしていくことにした。
カレンフェルトの急勾配をいつもと変わらないスピードでハイクアップ!落石を犯さないように注意して歩く。この辺りで膝に異常が生じるのではないかと内心不安に思っていたが、その思いとは裏腹に何の問題も出ない。受傷前と同じように歩けるとは思っていなかったので、拍子抜けした感もあるが、喜びもジワジワと湧いてきた!
2021年03月27日 11:31撮影 by  SO-51A, Sony
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3/27 11:31
カレンフェルトの急勾配をいつもと変わらないスピードでハイクアップ!落石を犯さないように注意して歩く。この辺りで膝に異常が生じるのではないかと内心不安に思っていたが、その思いとは裏腹に何の問題も出ない。受傷前と同じように歩けるとは思っていなかったので、拍子抜けした感もあるが、喜びもジワジワと湧いてきた!
カレンフェルトの急勾配をガシガシ歩く!歩ける喜びを爆発させてどんどん登る!調子に乗っても落石防止にはちゃんと気を配ってますよ(^^;
2021年03月27日 11:41撮影 by  SO-51A, Sony
3/27 11:41
カレンフェルトの急勾配をガシガシ歩く!歩ける喜びを爆発させてどんどん登る!調子に乗っても落石防止にはちゃんと気を配ってますよ(^^;
急勾配を登り切って来た道を振り返ってみる。実に爽快。同時に感謝にも似たような気持ちも去来。歩けることがこんなにも嬉しいと思ったことはこれまで無かった。歩けるということが当たり前だと思っていた。ケガをしてそれが当たり前ではないということに気づいた。そんなひととき。
2021年03月27日 11:45撮影 by  SO-51A, Sony
3/27 11:45
急勾配を登り切って来た道を振り返ってみる。実に爽快。同時に感謝にも似たような気持ちも去来。歩けることがこんなにも嬉しいと思ったことはこれまで無かった。歩けるということが当たり前だと思っていた。ケガをしてそれが当たり前ではないということに気づいた。そんなひととき。
まるで高山帯のような素晴らしいトレイル! またお気に入りの山が1つ増えた。
2021年03月27日 11:50撮影 by  SO-51A, Sony
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3/27 11:50
まるで高山帯のような素晴らしいトレイル! またお気に入りの山が1つ増えた。
稜線上には福寿草の群落が所々にある。今が最盛期だろうか? 冬が終わり本格的な春がやってくるのを感じさせる光景。季節を感じられるって素晴らしい!
2021年03月27日 11:59撮影 by  SO-51A, Sony
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3/27 11:59
稜線上には福寿草の群落が所々にある。今が最盛期だろうか? 冬が終わり本格的な春がやってくるのを感じさせる光景。季節を感じられるって素晴らしい!
カレンフェルトの稜線はやや歩きにくいが気持ちイイ!しっかしこの霊仙山の山頂部は広大で雄大!つい駆け出したくなるが、これだとちょっと無理やね。
2021年03月27日 11:59撮影 by  SO-51A, Sony
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3/27 11:59
カレンフェルトの稜線はやや歩きにくいが気持ちイイ!しっかしこの霊仙山の山頂部は広大で雄大!つい駆け出したくなるが、これだとちょっと無理やね。
雄大な台地上に僅かばかりの残雪。ここまでちょっと調子に乗り過ぎたが、喜んでばかりはいられない。この後、イチバンの懸念材料である下山が控えているのだから。
2021年03月27日 12:06撮影 by  SO-51A, Sony
3/27 12:06
雄大な台地上に僅かばかりの残雪。ここまでちょっと調子に乗り過ぎたが、喜んでばかりはいられない。この後、イチバンの懸念材料である下山が控えているのだから。
先にある高みにハイカーたちが集まっているのが見える。あそこが霊仙山最高点(標高1094m)と思われる。
2021年03月27日 12:06撮影 by  SO-51A, Sony
3/27 12:06
先にある高みにハイカーたちが集まっているのが見える。あそこが霊仙山最高点(標高1094m)と思われる。
振り返って、辿ってきた稜線上のトレイル。この辺りにテント張ってのハイクもやりたいな
2021年03月27日 12:14撮影 by  SO-51A, Sony
3/27 12:14
振り返って、辿ってきた稜線上のトレイル。この辺りにテント張ってのハイクもやりたいな
霊仙山最高点から振り返っての歩いてきたトレイル。近場にこのような素晴らしいトレイルがあるのはラッキーなことだ。
2021年03月27日 12:14撮影 by  SO-51A, Sony
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3/27 12:14
霊仙山最高点から振り返っての歩いてきたトレイル。近場にこのような素晴らしいトレイルがあるのはラッキーなことだ。
霊仙山最高点から見る霊仙山三角点山頂。山頂直下にはトレースが付いた雪渓が見える。
2021年03月27日 12:15撮影 by  SO-51A, Sony
3/27 12:15
霊仙山最高点から見る霊仙山三角点山頂。山頂直下にはトレースが付いた雪渓が見える。
霊仙山最高点から北東方向にの尾根には小屋らしきモノが見える。霊仙山三角点山頂のあとに、あちらにも寄ることにしよう。
2021年03月27日 12:16撮影 by  SO-51A, Sony
3/27 12:16
霊仙山最高点から北東方向にの尾根には小屋らしきモノが見える。霊仙山三角点山頂のあとに、あちらにも寄ることにしよう。
所々に雪渓が残っている。積雪期にも行ってみたい。
2021年03月27日 12:18撮影 by  SO-51A, Sony
3/27 12:18
所々に雪渓が残っている。積雪期にも行ってみたい。
霊仙山三角点に向かって稜線の西側を巻いていくと山頂の直下に雪渓の斜面が現れる。雪解け水が斜面を伝い落ちて泥道っぽく、靴が泥まみれになるのが嫌だったので右から回り込んで山頂へと向かった。
2021年03月27日 12:22撮影 by  SO-51A, Sony
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3/27 12:22
霊仙山三角点に向かって稜線の西側を巻いていくと山頂の直下に雪渓の斜面が現れる。雪解け水が斜面を伝い落ちて泥道っぽく、靴が泥まみれになるのが嫌だったので右から回り込んで山頂へと向かった。
霊仙山三角点山頂(標高1083.5m)に到着!360°の大展望!春らしくやや霞んでいるが琵琶湖や伊吹山も見える。混雑していたので早々に次の目的地である避難小屋へと向かう。
2021年03月27日 12:25撮影 by  SO-51A, Sony
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3/27 12:25
霊仙山三角点山頂(標高1083.5m)に到着!360°の大展望!春らしくやや霞んでいるが琵琶湖や伊吹山も見える。混雑していたので早々に次の目的地である避難小屋へと向かう。
広大なカレンフェルトの台地。複数のトレイルが刻まれている。朝や夕方の表情も見てみたい。今度はテント泊で是非!
2021年03月27日 12:28撮影 by  SO-51A, Sony
3/27 12:28
広大なカレンフェルトの台地。複数のトレイルが刻まれている。朝や夕方の表情も見てみたい。今度はテント泊で是非!
経塚岳方面の眺望。奥の方には避難小屋も見える。さっきから下り道での膝の様子を注意していたが、引き続き痛みや違和感は出てこない。
2021年03月27日 12:28撮影 by  SO-51A, Sony
3/27 12:28
経塚岳方面の眺望。奥の方には避難小屋も見える。さっきから下り道での膝の様子を注意していたが、引き続き痛みや違和感は出てこない。
霊仙山避難小屋。緊急時はここに駆け込めば命をつなぐことができる。中の様子を見ようとドアを開けようとするが開きまへん。壊すとイヤラシイので今回はやめておいた。
2021年03月27日 12:38撮影 by  SO-51A, Sony
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3/27 12:38
霊仙山避難小屋。緊急時はここに駆け込めば命をつなぐことができる。中の様子を見ようとドアを開けようとするが開きまへん。壊すとイヤラシイので今回はやめておいた。
広大な台地の様子をしばらく眺める。実に雄大。自宅から程々に近いので、これは行き場に困ったらの定番にしよう!
2021年03月27日 13:17撮影 by  SO-51A, Sony
3/27 13:17
広大な台地の様子をしばらく眺める。実に雄大。自宅から程々に近いので、これは行き場に困ったらの定番にしよう!
下山開始。雄大な台地上に刻まれたトレイルを行く。雄大な景色を楽しみながら歩きたいところだが、今回いちばんの懸念材料である下山時の膝の状態を見ることに集中する。
2021年03月27日 13:17撮影 by  SO-51A, Sony
3/27 13:17
下山開始。雄大な台地上に刻まれたトレイルを行く。雄大な景色を楽しみながら歩きたいところだが、今回いちばんの懸念材料である下山時の膝の状態を見ることに集中する。
霊仙神社にてここまでの無事を報告。この先急坂を降りる今回最大の試練が待っている。何も問題が出ないことを祈る。さらば!霊仙山!また会う日まで!
2021年03月27日 13:21撮影 by  SO-51A, Sony
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3/27 13:21
霊仙神社にてここまでの無事を報告。この先急坂を降りる今回最大の試練が待っている。何も問題が出ないことを祈る。さらば!霊仙山!また会う日まで!
いきなり下山完了(^^; 帰りはピストンではなく、汗拭峠方面への道を使った。最初は慎重に歩いたが、引き続き受傷箇所に問題は生じないので、受傷前と同じ感覚で下山を試みたが、最後まで問題は出なかった!
2021年03月27日 14:05撮影 by  SO-51A, Sony
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3/27 14:05
いきなり下山完了(^^; 帰りはピストンではなく、汗拭峠方面への道を使った。最初は慎重に歩いたが、引き続き受傷箇所に問題は生じないので、受傷前と同じ感覚で下山を試みたが、最後まで問題は出なかった!

感想

前回の登山で転倒した膝のケガが思いのほか重傷だったので、その顛末を書いておくことにする。

1ヶ月前、御嶽山への冬山ハイクで不注意からの転倒で、左膝を強打。継子岳と継子2峰の間の平坦でなんでもない場所ということで油断があったことに疑いの余地はない。いつも転倒に注意なんて書いておきながらの体たらくに恥ずかしく思う。この時は転倒直後から膝は問題なく動き、歩くのに支障は無かったので、打撲程度だろうと深刻には捉えておらず、ハイクを続行していつもと変わらない調子で問題なく無事下山。

しかし下山完了から数時間後、自宅に戻って車から降りると、左膝はパンパンに腫れ上がり、まともに歩くことが出来なくなっていた。山の中でこの状態なら間違いなく行動不能、遭難事故ということになっていたかと思うと背筋が凍るような恐怖を感じた。これはただ事ではないと思い、翌日に医療機関を受診することを決意。

受診の結果、あらゆる角度からのレントゲンでは骨折は見られないということで、少しホッとしたのも束の間、膝の腫れ上がりに針を刺し抜き取って見ると、その正体は出血であった。この時点での診断は靭帯断裂か損傷の疑い。受傷直後からあれだけ歩けたのだから断裂ということはないだろうと内心では思っていたが、靭帯の状態はMRIで調べないとわからないということで、この日は帰宅。後日MRI検査を受けることに。

MRI検査の結果は【左膝蓋骨骨挫傷】ということであった。靭帯の損傷具合はハッキリとした所見は見られなかった。この頃には膝は痛いながらもしっかりと曲がるようになっていたので、靭帯については損傷があったとしても軽微なものであろうと考えられる。骨挫傷について、骨折ではないが骨の内部が損傷している状態であるとのこと。治るのに2〜3ヶ月かかると言われショックを覚え、もうこのまま今までみたいな登山は出来なくなるのではないかと、不安と落胆に苛まれた。

しかし思いのほか回復が早く、受傷後3週間で歩行時の痛みや腫れは消失。膝蓋骨の圧迫痛だけは残るが、歩くのに何の支障もなくなったので、トレーニングを再開しつつ、さらに1週間の様子見の後、今回のハイクとなった。結果、予想外に受傷箇所の回復が進んでいて、これ位の距離・標高差のハイクであれば以前と変わらない感覚で行うことができた。

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これまでの人生、大きな怪我をしたことがなく、登山を含めて、歩いたり運動したりということに何の問題も疑問も感じず、今まではそれが当たり前であるという感覚であった。それがこうして割と大きな怪我をすると、それが当たり前ではないということに気付かされる。このまま今までのような状態には戻らないのではないかと不安や落胆に苛まれたここ数週間であった。

しかし冷静になって考えてみると、とにかく怪我を治さないことには何をするにも始まらないし、しっかりと治せば、今までと同じとはいかないまでも、再び山に行くことができると思うし、それに向かって努力のし甲斐もあると前向きに捉えることにした。怪我はしないことに越したことはないが、自分の場合、怪我をしたことによって今まで気付かなかった大切な部分に気付かされたということでは、意味があることだったのかなと思う。

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