第33回定例山行 長野から埼玉へ・十文字峠越え
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- GPS
- 12:36
- 距離
- 24.7km
- 登り
- 1,428m
- 下り
- 2,392m
コースタイム
信濃川上駅からタクシー約40分8000円で新三国峠まで上がる
新三国峠10:30−1055三国山−11:30新三国峠・昼食12:00−1440のぞき岩−1540十文字峠・十文字小屋泊。
【26日】
十文字小屋6:00-0950白泰山避難小屋-11:10一里観音・昼食11:30-1250栃本関所跡。栃本関所跡から13:34発市営バスで14:04「大滝温泉遊湯館」着、運賃300円。入浴料600円+ロッカー代100円
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
往路=新幹線・佐久平駅〜小海線・信濃川上駅〜タクシー〜新三国峠 復路=秩父市営バス・栃本関所跡〜大滝温泉・遊湯館〜バス〜西武秩父駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
入門者、初心者には向いていません。道もわかりにくく、危険な個所も随所に、連続して出てきます。地図読みができる、岩場の通過に問題がない中級者以上が歩くべき場所です。ベテランが同行しても、入門者、初心者は、行程の長さもあり、難しいかなと思いました。 【新三国峠〜十文字峠】四時間の歩程ではありますが、かなりのきつさ。平たんなところはほとんどなく、登りか下りか。事前の地図読みでも厳しいと思っていましたが、25000図では表現されない十メートル以下のピークも随所にありました。体力を相当削られました。 一方、厳しい登山道ということもあって、出会った登山者は0。我々以外だれも歩いていませんでした。そういう意味では静かな山行ですね。 危険な場所はありません。 【十文字峠〜白泰山避難小屋】アップダウンと危険な場所のオンパレードです。三点確保で登るという場所は数か所ですが、巻き道がとりわけ厳しい。道幅数センチ、もしくは道はない、さらに片側はきれきれ。落ちたら死なないまでもただでは済まないところばかりです。靴が滑りそうな岩場、コケ、枯れ葉が疲れた足を苦しめてくれます。 白泰山避難小屋の手前は岩稜の巻き道になりますが、取りつきに小さな岩場があります。高さ二メートルほど。三点確保としては難度は高くないのですが、岩場の手前で登山道がほぼなくなっています。わずかな路面から身を乗り出すように慎重に取りつかないといけません。失敗して勢い余って転げ落ちるとそのまま谷底です。 【白泰山避難小屋〜栃本】これまでとは打って変わって、安心して歩ける道が続きます。ただ一か所、人工林をすべて切り倒して、斜面に切り株が露出したところがあります。乾燥してざれた巻き道なのですが、道幅はほぼありません。クズクズの砂に足を取られないように慎重に進む必要があります。もし、転落したら登り返すのは大変+大けが、です。 いずれにしても七時間以上歩ける体力と、疲労時でも集中することができる能力が必要です。結構な山です。 |
写真
感想
起伏の多いロングコース。正直体力を奪われたが、その分達成感も大きかった。シャクナゲや新緑が疲れを癒してくれた。このコースを探し出してくれた会長に感謝。埼玉の山は自宅からアプローチが長くなかなか訪れる機会がない。いい山がいっぱいと見直した。体力に自信のある方はお薦めのコース。ランプの十文字小屋は雰囲気があり、メシもよかった。僕より一つ年上の橋本さん(小屋のシャクナゲ祭りにギターを抱えて登ってきた)の歌声に往時を思い起こした。「坊がつる讃歌」を歌ってくれたので、よし、今年は久住山に行ってこようかな。
最終点近くになって遠雷が聞こえるまで、ずっと好天に恵まれました。新緑のきれいなこと、森の深いこと。秩父の奥の地図の茶色いところがどうなっているのか、よーく分かった山行でした。十文字小屋の3段ベッドは各1人占有で実に快適。満月で星空は楽しめなかったけれど、山域を十二分に深呼吸できました。
人里に近い丹沢、登山者の憧れ・北アルプス。そのどれとも違う雰囲気をたたえた山域を歩きました。長野から埼玉・奥秩父へ。
ツツドリの鳴き声やキツツキ類の気をつつく音、ハルゼミのやかましいほどの声の中、ひたすら歩きました。2日間で24祖供8鏡故咾涼罎了確垢蓮∧事を考えながらある国はうってつけでした。
ただし、足元は危ないところが随所にありました。初日の新三国峠〜十文字峠は平坦なところがほとんどなく、登るか降りるか。みんな無口になり、黙々と歩きました。登山者にはまったく会いませんでした。こんなにきつければ当然かもしれません。
十文字小屋は、落ち着きのあるどっしりとした山小屋です。ランプの明かりも雰囲気がありとてもよかった。また、行きたいですね。ただし、今回のコースは歩きたくありませんが…。
2日目、十文字峠〜奥秩父は、江戸時代から歩かれていた場所です。といっても、登山道は整備されているとは言い難いものがありました。巻き道がたくさんあるのは楽と言えば楽なのですが、道が細かったりなかったり。転げ落ちると大変なところばかりです。また、地図読みも必須です。
とはいえ、こちらも出会った登山者は数組のみ。静かな山歩きとなりました。
奥秩父の栃本集落も、山里の雰囲気いっぱい。思わず郷愁に浸りました。
餃子屋です。
昨年は体調を崩していたこともあり、ちょうど1年ぶりの山行となりました。
1泊ということで、日本酒1リットル、料理の準備もして出かけました。その分、ザックが重かったけど。
豚キムチを作ろうとしていたとき、手が滑って大変なことになりました。詳細は書きませんが、手の切れそうな冷たい沢水でキムチを洗ってくれたYouさんに感謝です。
山の会の定例登山では珍しい山小屋1泊の山行です。天気にも恵まれて、奥秩父の山々を堪能しました。十文字小屋の1泊3食で8500円はお得です。夕食も朝食も昼のおにぎり弁当も大満足です。次回は、甲州(山梨県)、武州(埼玉県)、信州(長野県)の境、甲武信ガ岳を登るしかありませんね。
コメント
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皆様ご無沙汰しております
とりあえず、24kmのロングコースもお疲れ様でした。
十文字小屋とても良い雰囲気ですね
自分も甲武信ヶ岳に登った時に休憩で寄ったことがあ
ります。水洗トイレなどの設備がある近代的な山小屋にはない風情ある山小屋ですね。北アルプス等にあるメジャーな山には絶対にない山小屋ですね。自分も一回泊まってみたくなりました。夜は、ランプなんですね。良いですね。
次の日のお仕事大丈夫でしたか?
皆様との再会を楽しみにしております
KOMA0314
スナメリさんには釈迦に説法でしょうが……。
41枚目はヤブデマリ、93枚目はギンリョウソウですね。
トチノキを見ていたら、福島で昔食べた栃餅が食べたくなりました。
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