三岩岳でスノーシューを楽しむ
- GPS
- 08:26
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,404m
- 下り
- 1,388m
コースタイム
- 山行
- 6:31
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 8:06
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所なし。この日はスノーシューでもアイゼンでも問題なく歩けた |
写真
感想
【日付】2021年3月27(土)
【山域】南会津
【メンバー】橋本
【天候】曇り時々晴れ
【ルート】
三岩岳登山口7:26‐--9:08P1308―――10:50避難小屋---11:36三岩岳---11:48CA2070 12:57---13:26P1816
---14:44P1308---15:36国道---15:42登山口
栃木の山も雪が少なくなった。今回は天候のせいで敬遠していた会津に来てみた。もうすっかり残雪期の山のはずだ。
車を走らせて桧枝岐が近づいてくると道のわきには雪が現れる。路肩は1m以上の雪。やはり多い。前方に真っ白な山も見えてきた。今日登る三岩だろうか。天気も上々。いい登山になるかなあ。今日は当初の目論見では三岩岳―窓明山−巽沢山の周回である。果たして行けるだろうか。
小豆温泉のスノーシェードの直前で路肩にたくさんの車が止まっているのが見える。もしかしてここが駐車場か?シェードはひょっとして雪に埋もれている。そう思いつつシェードまで行ってみるとやはり雪で駐車は不可。Uターンして先ほどの駐車地に戻る。10台ほどが止まっていて空きわずか。こんなに人気があるのだろうか。同じように駐車している人に確認するが間違っていないようだ。
早速準備をして出発。登山口はシェードそばのはず。ちょうどバスが止まって登山者が降りてきたところに国体登山口の標識がある。そういえばそうだった。ルートを見てもここから尾根にとりつくらしい。国道のわきはもう雪なので迷うことなくスノーシューを装着。スキーを履く人、アイゼンの人いろいろである。
取りつきは結構急な斜面であるがアイゼンがよく効き順調に上がっていく。それでもかなりしんどいが。そして上がりきったところにスキーを履いた団体がいた。路肩の車はこの人たちのだったのだろうか。しんどいですねーといって先に行く。
今日の雪は適度に柔らかい。アイゼンでは時々踏み抜きをするかもしれない。それにしても雪が白いし柔らかい。最近降ったんかなあと思いつつ行くともうスキーで降りてくる人がいる。早いですねえというと避難小屋泊りだったとか。そして昨夜は吹雪だったという。そうかそれでこの雪なんだ。でもスキーをする人にとってはありがたいだろうなあ。
CA1550当たりは真っ白な雪原だ。ふと気づけば大きなブナもたくさんある。このコースはもっと急かと思ったがスノーシューでも普通に行けるいいコースだ。そしてこのあたりから真っ白なピークが見えるがあれはまだ三岩の前衛だろう。本峰はまだその先だ。
地形が緩やかになってくると、どこでも歩けるようになる。ワカンのトレースもあるがここは適当に歩くだけ。ガスっていたらわからなくなるほど緩やか。そう言えばこのあたりに避難小屋があるはず。そう思って注意深くいけば屋根だけ出ていた避難小屋を見つける。2階から出入りするようになっているその小屋をのぞき込むと真っ暗で何も見えない。ストロボを焚いて何枚か写真に収める。無雪期に来た覚えがあるが普通の山小屋だったような気がする。
さあここから登頂まであと少し。今日は周回を考えていたがかなりしんどい。先週の大佐飛のほうが距離的にも長かったような気がするがいかんともしがたい。もうちょっと出発が早ければそれでも行く気になったろうが、もうやめたという気分になっている。そして登頂。前方にここより高いピークが見えたので休んでいる人にここが頂上ですよねと確認する。
でもあちらのほうが高いな。最初はこのあたりでランチするつもりだったがどうせなら展望のいいところへと思いそのピークに向かっていく。そこまで来るとまた素晴らしい展望が待っていた。新潟方面はものすごい量の雪。南の日光や尾瀬はイマイチの積雪。そんな印象だ。それでも素晴らしいことには変わりがない。ちょうど一人の男性が休んでいたのでちょっとお話。東京の人で夜中に車を走らせてきたとか。会津の山はよく来るらしい。この近辺の山の話を伺う。越後駒は素晴らしかったとか。会津朝日岳も結構いいらしい。結局その人のそばでランチとなり長く話し込んでしまった。そのあと一人になって珍しく山の上からFBを発信する。皆に伝えたい山だ。
さて帰るか1時間以上も滞在した。窓明け山のほうを偵察がてらに注視しながら降りる。周回コースはちょっと未練もあるが窓明山の登り返しもあるいやっぱり今日はやめておこう。避難小屋のほうで声がするので近づいてみると朝見かけたたスキーの団体がここでどうも雪洞を掘るらしい。明日の天気はイマイチだがこれは訓練なのだろう。大変だなあ。
今回はどこまでスノーシューで行こう。いけるとこまでと思っていたがCA1430でチェーンスパイクに変更。ちょっと急だったし最後の急坂はどうせ脱ぐのだしと思って。そして脱いで降りるとこれは楽だ。踏みぬきもほとんどない。この時期は登りはスノーシューでも下りはアイゼンやチェーンスパイクが有効そう。何も持っていくかどう使うか。その使う技術も絡んで一概には言えないがスノーシュー一辺倒の必要はなさそうだ。
気持ちのいい日だ。こんな時はコーヒータイムが欠かせない。P1308の手前の平坦地でコーヒータイム。あまり雪中でこうしたことをしている人を見かけないがすぐに下るのはもったいない。いつもはポットのコーヒーだが久しぶりに沸かして飲む。これがおいしい。そう言えばあとからやってきたスキーの人はどうしたのんだろう。誰も自分を抜いていかない。寄り道している間に先に行ったのだろうか。
さあ帰ろう。帰り道は柔らかい雪でトレースは穴ぼこだらけ。関係なく下っていけば最後は朝の急登を少しだけ迂回して国道に降り立った。チェーンスパイクを外し少しの歩きで駐車地だ。残っているクルマは4台ほど。そのうちの一台がマイクロバスであの団体のものだろうか。頂上で会った人がこんなに混んだのは初めてといっていたがどうもあの団体のせいばかりではなさそうだ。さて次の周回はどうしようか。やってやれなくはないが面白味にかける。どうしたもんだろう。
Kasaya
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