乗鞍岳・3000m峰と山菜を楽しむ!
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.2km
- 登り
- 405m
- 下り
- 663m
コースタイム
(春山バス)
08:17 肩の小屋口
08:45 登山開始
10:00 蚕玉岳
10:15 乗鞍岳(剣ヶ峰)着
12:00 肩の小屋口
13:32 位ヶ原山荘
(春山バス)
14:10 乗鞍観光センター
天候 | ほぼ曇り。 気温は二けたで暖かかった。 山頂付近は雪がちらつく。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
http://www.alpico.co.jp/access/kamikochi/haruyama/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
・バス乗車時に入山予定書が渡され下車時に提出。 予め、春山バスHPからダウンロードして書いていくと便利です。 ・優しい味のコーヒーが頂ける位ヶ原山荘:http://www.kuraigahara.jp/ ・竜島温泉:http://www.asahi-net.or.jp/~ue3t-cb/spa/ryusima/ryusima.htm |
写真
感想
「乗鞍岳に行くよ〜」
いつもの通り、clioneさんの一声で今週は乗鞍岳です。
「今の時期はfallさん夫妻が行っているから、fallさんちのレコをちゃんと見てお
きなさい」
「ああ、そうだったね」というわけで、行く前にfallさんちのレコにお邪魔します。
ふむふむふむ…
要約すると、こんな感じ?
1.3000m級だけれどそれほど大変でない(ほお〜)
2.三本滝で車中泊…(これは関係ないか)
3.マイカー規制があるので、上へはバスで移動(なるほど)
4.BCの方々が大半(BCってなんだ?)
5.残雪(雪渓)を歩くので登山道らしきものはない。ルートは自由(おお!)
6.肩の小屋口から山頂は1時間20分(物足りないか?)
7.ホットサンドが美味しそう♪(よだれが…)
さて、予習もバッチリ済ませて乗鞍岳へ出発です(^^
記録は肩の小屋口から。
観光センターからバスに揺られて40分。
到着した肩の小屋口で目にしたのは広〜い雪の斜面でした。
これがどうやら乗鞍大雪渓というのかな。
そして標高はすでに2600m。
標高3000mの頂へ残り400mの地点までバスで来られちゃうなんてずるいですね(笑
何はともあれ、3000mの頂を目指して出発です。
バスは2台出たのですが、大半が板を片手にスキーブーツを履く山滑走の方々で、皆
さん雪の斜面の方へ向かっていきます。
ところが初めてで剣ヶ峰の方向すら分からない私たち。
スキーヤーの皆さんの向かう方向が剣ヶ峰なのか分からず、オロオロしながら地図
を開く始末でした。
ちょっと恥ずかし〜(汗
結局、スキーヤーの皆さんが向かう斜面の先に頂があることを確認して、いよいよ
大雪渓へ。
アイゼンにWストックを携え、万全の態勢で登り始めます。
天気は残念ながらくもりですが、風がほとんどなく寒さを感じません。
冬用のジャケットを持参したのですが、全く不要。
周りにはTシャツだけの人もいたぐらいでした。
柔らかめの雪を一歩ずつ踏みしめて斜面を登って行きます。
前方を見やると…
「これがfallさんのレコにあった風景ね♪」
そう、道はありません。
皆さんがそれぞれ登りたいルートで登って行くのです。
急な斜面を直登する人、なだらかな斜面を選んで登って行く人。
すべてが自由、そんな感じがする光景でした。
私たちは…けっこう適当(汗
masataroが先頭に立って、緩い斜面を選んだつもりですが。。。
雪は硬くもなく、斜面も比較的緩やかですので、滑落!などという危険もほとんど
ありません。
スキー場のゲレンデみたいな広い雪の斜面を登るという非日常的な体験がとても楽
しい。
ひょっとすると、雪山の疑似体験?などと思ったりして。
白馬の大雪渓もこんな雰囲気なのかなあ。
そんなこんなで雪渓と格闘すること1時間。
山頂の外輪に到着です。
山滑走の皆さんはここらへんがゴールであり、滑走のスタート地点。
ここから剣ヶ峰までは15分程度のガレ場の道で、雪はほとんどありません。
アイゼンを外していよいよ剣ヶ峰へ。
あっという間の登頂でしたが、そこは確かに標高3000mの天空でした。
雲の多さは相変わらずで雪もチラつく天候でした。
眺望堪能!とはいきませんでしたが、5月に降る雪…これも素敵な体験となりました。
さて、下山開始!
帰りのルートは肩の小屋への登山道をたどります。
あと、私の心の中に引っかかっているもの。それはライチョウ!
ライチョウの生息地とされるハイマツ地帯が気になってしまいます。
登山道を下りながらも視線はハイマツ。
すると、遠くのハイマツに囲まれた岩の上に鳥の姿らしきものが見えるではないで
すか。
慌てて登山道を下って下って…
一番近い場所でも100m以上の距離はあったでしょうか。
肉眼ではよく分からず、clioneさんからカメラを借りてファインズームMAXでパシャリ。
しばらくすると翼をはばたかせて、ハイマツの中へ消えていったのでした。
「ライチョウかね?」
「ライチョウは飛ばないよね?」
「さっきのは飛んだとは言わないでしょ」
正体がはっきり分からないままのご対面でした。
(撮影画像を確認するとライチョウのように見えますが…)
初対面は微妙な形でしたが、何もないよりははるかにいいです。
次ははっきり分かる距離でお会いしましょうね♪
その後、肩の小屋口まで滑って転げるように戻り、バスの待ち時間があったため、
車道を位ヶ原山荘まで歩くことにしました。
その間にも、雪の回廊やフキノトウ採り、そして位ヶ原山荘でのコーヒータイムと
楽しい出来事には事欠きませんでした。
最後はガスった乗鞍岳でしたが、眺望以外は3000m峰を存分に堪能できたかと思います。
ライチョウと眺望はまた次回のお楽しみです。
「百名山 19座目 乗鞍岳」の記録でした♪
おわり
コメント
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clioneさん。masataroさん。おはようございます。
麓は春(初夏?)ですが、山の上は冬のようですね。雪も降りましたか。
ワラビ凄いですね。 それにウドの天ぷら。うまそうでジュルジュル〜。
私も麓の某スキー場、散々滑りました。あの頃若かったな〜。雪渓もマイカー規制前の遠〜い昔のお話です。
小仏渋滞共々お疲れ様でした。
お二人様、こんにちわ
雲の上に行った・・と聞いていたので、どこかなぁ〜〜 って。
遠くまで行きましたね
確かに今の時期だとスキーヤーも、登山者もONシーズンに比べれば少ないでしょうしね
相変わらず、取れたての山菜で天ぷらとは、うらやましい〜〜 。
百名山19座ですか! 20座はどこかなぁ〜
飛びますよ!
しかも、結構な距離を。
写真を見る限り、間違いなく、乗鞍の雷鳥ですね。
masataroさん、clioneさん、こんばんは!
レコ参考にして頂き恐縮です
3000m峰からの御岳山
雷鳥に雪の回廊
おもいっきり満喫されたようでよかったですね
レコ拝見していてまた行きたくなりました
高所恐怖症で低山ばかりといいながら百名山19座
ですか
これからのご活躍も楽しみにしています!
fall
teru-3さん、こんばんは
乗鞍は見た目は冬の風景でしたが、寒さを感じることはまったくありませんでした。
服装がそれを物語っていますよね
それでも雪がチラつくのはさすが3000mです
ワラビは本当にすごかったですね!
茎が太くて長いものがたくさん出ていて、これぞ山菜採りの醍醐味!という感じでした。
とても楽しかったですよ
teru-3さんはいい所へ行かれてましたね。
平標山は我々が惨敗?した山ですが、teru-3さんのレコを拝見してもう一度いかねばと思った次第です。
次はどちらへ行きますかね?
私もゲレンデスキー派リフトで登るのが当たり前だったので、
歩いて登る皆々さまが何とも不思議な光景でした
雪壁も日に日に溶けて春が近づいている様子でした。
あちこち雪融け水が溢れてました。
私も乗鞍岳がマイカー規制になったことを知ったのがつい最近…
こちらの渋滞は解消されたでしょうね。
小仏の渋滞はどうにかならないですかね
pikachanさん、こんばんは!
乗鞍へ行ってきましたよ
雪の回廊があるので観光目的の方がもっといるのかなと思ったらほとんどが山スキーヤー。
しかも雪渓では皆さんばらけてしまい、何のストレスも感じることなく雪山を楽しめました
山菜採り&天ぷら、病み付きですね。
山ウドを見つけられるようになったのが私の成長かと。
最近は山野草そっちのけで山菜探しをしています
20座目ですか?
だいたいの目処はついているのですが、あとはclioneさんにお任せということで。
乞うご期待
JPさん、ありがとうございます
ライチョウは飛ぶのですね
私はてっきり飛ばない鳥かと思っていました。
岩の上で私たちを待っていてくれたのかもしれませんね。
今度はもっと近くでお会いしたいものです
clioneさん、masataroさん、こんばんは。
天気はいまひとつだったようですが、遠目ながらライチョウにも会えたようで、良かったですね。それとも、ライチョウは天気が悪い時の方が遭遇しやすいといいますので、もっと悪天でもライチョウと接近遭遇の方が良かった?
それにしても、低山ハイカーのふりして、機動力利用とはいえ残雪の3,000mですか。飛べないイメージで実は飛んじゃう、ライチョウみたいですね〜 。
なお、写真62の「ピーちゃん」、ちょっと暗いのでわかりにくいですが、カヤクグリ(ライチョウやイワヒバリとともに高山帯に生息する鳥です)のように思います。体色が地味なので、地味目なodaxは親近感を持ってます??
fallさん、こんばんは!
fallさんの乗鞍岳レコ、とても参考になりました
ありがとうございました!
雪の回廊、雪渓、ライチョウ…
高山ならではの楽しみを満喫です
残念だったのはfallさんの時のように晴れていなかったこと。
快晴の景色が見れたら言うことなしだったのですけど…
何となく数えてみたら19座目でした。
まあ、比較的楽な山ばかりなので、高所○○症も関係ないですね
まだ浅間山や両神山が未踏なので、あと少しは増えるかもしれません
pikaさん こんばんは☆
masaさんに私が住んでいたところを案内しつつ、
山菜を採りつつ、
山野草を楽しみつつ、
乗鞍岳に登ってきました〜
オンシーズンの隙間に行ったので、
空いていたのでしょうね。
あははぁ〜 泊まった宿も貸切でしたぁ〜
百名山19座も登っていたんだ
次は20座どこにしよ
jpさん こんばんは☆
飛ばない鳥だと思っていました
見れてよかったよ〜
乗鞍からの帰り道masaさんに
「ここがjpさんが漬物美味しいって言ってたわたなべというおそばやさん」
「ここがricalo夫妻が寄るおやき屋さん」と
教えながら帰ってきました。
残念ながらスルーでしたが…
jpさんの厳冬期の乗鞍岳レコを改めて拝見しまして、
「すごっ! 」と見入ってしまいました。
odaxさん、こんばんは。
そうなんですか。
天候が悪い方が遭遇率が高いのですね。
勉強になります
私たちはですね、何でもアリなんです。
基本は低山ハイカーなのですが、高度な技術を要しない高山にも時折ひょっこり顔を出しちゃうのです
御嶽山や乗鞍岳は良い例ですね
ピーピー鳴いていたのでピーちゃんと呼んでいたのですが、カヤクグリという鳥なのですか。
標高3000mの高地で元気に飛び回っているのですごいなぁと思って見ていました。
odaxさんも地味目なんですね
fallさん こんばんは☆
その昔は毎日乗鞍岳眺めて過ごしていたのですが、
まさか登る日が来ようとは
自分でも大ビックリだったりして
お手軽ハントの百名山ですが、
3000m峰はやっぱり迫力ありますね
行ってよかった
今度は岐阜県側からもいいかもしれませんね
odaxさん こんばんは☆
なかなか人懐っこいピーちゃんでした。
カヤクグリ
ライチョウのライちゃんと共にいい出会いでした。
高所に生息する動植物は感動しますね。
過酷な環境ですごいなぁと思います。
私は高所平気症なんで行きたいのですが
masaさんダマすのが大変で
また、ダマくらかして高いところに行ってきます
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