伊豆縦断 二本杉峠〜石廊崎
- GPS
- 25:18
- 距離
- 49.3km
- 登り
- 2,967m
- 下り
- 3,369m
コースタイム
- 山行
- 13:12
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 14:10
- 山行
- 10:41
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 11:30
6日:婆娑羅峠でビバーク、婆娑羅峠バス停前にある喫茶店マンダラで水の補給可能
天候 | 6日:曇り/晴れ(風強い) 7日:曇り曇り/晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
天城ビジターセンターまでタクシーで移動 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的にルートファインディングが難しい 猿山から下りてきて藷坪峠までのごくわずかなトラバース区間がやや道が崩壊気味で危ないと感じました。 婆娑羅山前後はかなり荒れており歩くのに苦労します。 今回下小野に下りたルートは私有地に入ってしまったようなので別の場所から下りることをお勧め致します。 上小野から二条方面に向かう際に水路?のような道を使用しましたがこちらも荒れています。一旦コルに乗り上げるところまではまだいいのですがそこからの下りは凄まじい荒れ具合でした。遠回りになりますが車道を歩いて迂回した方が良いかもしれません。 二条からは古道を辿り風車のある稜線まで やや荒れた感じがあるもののどことなく道がわかります。 風車道を最後の風車まで進みそこから延びている尾根を利用して下の道路まで歩きました。上部はテープが張ってあり歩かれているようです。今回下部が自分で設定してみたラインをトレースしてみましたが、地形図で崖マークがあるところ周辺の傾斜が厳しいのと尾根伝いに素直に歩かせてくれませんでした。滑落すると危ないので使用は辞めた方が無難です。尾根伝いが無理だったため沢に下りてからも藪と倒木、ツタとの猛烈な格闘になりました。よって他の方のように風車道路から県道16号まで行った方が良いです。 |
その他周辺情報 | カフェ(曼荼羅) |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
行動食
非常食
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
ツェルト
ハーネス
カラビナ
ギアスリング
テントマット
シェラフ
|
---|---|
共同装備 |
8mm×20m補助ロープ
|
感想
昨年9月に二本杉峠から木負まで歩きました。その残りの宿題をやっと走破することができました。
今回同行者がいたため普段よりもかなりゆっくり目で歩いています。
初日は風が冷たくfinetrackのL1〜L4で身を固めていたにも関わらず1日寒かったです。
■猿山〜十郎左ェ門〜三方平
歩きやすい尾根を歩こうとすると方角がずれます。踏み跡もあまりアテになりません。(長丁場であるためGPS使用して移動しています。)
十郎左ェ門の登りは尾根伝いに行こうと予定してましたが、今回同行者のことを考慮してコースを変えています。途中まで良かったのですが、山頂直下のわずかな部分が急であり滑落が許されない場所であったためロープを出して確保しています。また、トラバースで通過した際の谷では水が豊富に流れていました。
ろ過すれば飲めるのでは?
十郎左ェ門は下り口も少しわかりづらいです。進行方向をよく見て進路修正を余儀なくされます。三方平までの登りもそれなりにきつく、着いたころには同行者の疲れも見えていたので長九郎ピストンは諦めました。
■三方平〜大鍋越
ある程度下りると作業用のマークが木にたくさんついている箇所があります。そのマークを辿ると下の林道にぶつかります。尾根通しに下りるのとどっちが速いかはわかりません。
■大鍋越〜婆娑羅山〜婆娑羅峠
かなり新しい林道が尾根に沿ってあります。時間が微妙なところでしたのでこれを歩くことにします。途中からほぼ尾根と林道が重なります。ただ途中で尾根を曲がっていかないといけないのでそこだけ注意が必要です。ここからは小さなアップダウンがこれまでもかいうくらいあります。婆娑羅山の頂上周辺は倒木がすさまじく通過するのに苦労します。他の方の記録を見て知ってはいたのですが実際に見ると予想以上です。下りはテープがあり道はわかりやすいのですが結構急です。峠へ下りるコルはわかりやすく、そこから峠までは10分程度で下りることができます。水の確保のためマンダラまで移動
■婆娑羅峠〜517mピーク〜寺の段〜下小野
道は若干わかりやすくなるものの、荒れ果ててる区間もそれなりにあり通過に苦労します。517mピーク少し先にある鉄塔の場所でようやく低山の登山道っぽい感じになります。一ヵ所だけ崩壊がひどく通過が面倒でしたがそこを超えたらなんとか…。
木にマークやテープが多少あります。寺の段の1つ前のピークが直登で行く予定でしたが、岩が堆積していたので少し迂回してからあがりました。寺の段は少し開けており海が見えます。330mに青野方面への道が地形図に記載されてますがそれっぽいのはありませんでした。地形図では少し沢を下ってすぐにトラバースしてますが、実際はジグザグに70m下りてからトラバースが始まります。特徴的なピークとのコルが合流してる場所でおわりここから沢を下りて行きます。この辺りも歩けるところを歩くといった感じで分かりづらい箇所です。今回下りきったところが私有地っぽいのでここは少し考えた方がいいかもしれません。
■下小野〜上小野〜二條
暫く車道歩き。のどかな風景に癒されます。途中石廊崎までの標識があり、終わりも近づいていることを感じさせられます。上小野から二條方面にある水路のような道を進みましたがこちらも荒れており、通過に時間がかかります。
■二條〜風車道路〜尾根通し〜車道〜石廊崎
二條からは、古道を辿り、風車が建つ稜線への道を進みます。
稜線近くの踏み跡がはっきりしませんでしたが、ルーファイはこれまでと比べるとラクです。風車道路を少し歩き270mピークをに進路をとります。少し進むときれいな車道にでます。ここから地形図上で風車マークがたくさんある道をずっと歩きました。ここまで間近で風車を見たことがなかったのであまりの大きさに息をのみます。
最後の風車まで進みそのわきから尾根に入ります。途中までは赤テープがよくあり歩かれている感じがあります。縦に長い尾根を南下し220mピークから下り始めます
。この縦に長い尾根の最北端(隠れ小ピーク)辺りからは海が見えます。
しばらく東に下りて行き途中南東に進路を変えて傾斜が緩い場所を選んでという想定をしてましたが、実際にはかなり急な斜面で下るのに苦労します。藪とところどころの岩が邪魔をして尾根を忠実にくだれません。ちょうど岩崖マークがあるあたりで下の沢に下りられそうだったので、こちらから下ることにします。アルプスの岩稜帯よりは悪く感じます。同行者も私も多少クライミングをしているので進みましたが、このルートを下山路には推奨しません。落ちたら割と致命的です。沢に下りきってからもわずか100m程度の直線移動にかなり苦労させられました。
道路が見えているのに近づかない…。素直に県道16号から下りた方が良いかと
車道に下り切ったときに達成感が湧いてきました。石廊崎までは20分程度で到着
バスが1時間後にでるので灯台と神社に行きました。
2日目は朝方だけ曇り空で天気が微妙でしたが、集落に下りてからはほのぼのとした青空が広がっていてゴールの石廊崎まで雲1つ無い空が広がっていました。
久しぶりに計画段階からドキドキ、ワクワクがとまらなかった山行になりました。
私の見積もりが若干甘かったせいで同行者には迷惑かけてしまいましたが、非常に楽しい2日間となりました。
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