■残雪期【奥白根山】心残りを清算に
- GPS
- 06:51
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 1,040m
- 下り
- 1,039m
コースタイム
天候 | 晴れ 後 くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特にありませんが、雪がまだ残っているところがあるので踏抜き注意です。 アイゼン等なくても登れますが、お守りで軽アイゼンは持っていてもいいかも。 |
写真
感想
あれは去年の10月27日。
うっすらと雪が降った後の奥白根山に登ることにした。
奥白根山は、以前丸沼からロープウェイ経由で登頂したことがあるのだけど、
この時は物珍しさもあって金精峠ルートを選択。
けれど思っていた以上にハードで、しかも天気も悪くなるばかり。
ガスガスで楽しみにしていた景色も何も見えない。
登頂する意欲を失くしてしまって、手前の五色山で敗退したことがあった。
あまりにヘタレな登山だったのでヤマレコに記録も残していない。
このことがずーっと私は気になっていた。
ガスで見え隠れする奥白根山の薄白いあの姿がずっと思い出される。
冬が来ると金精峠の道路は閉鎖され、積雪もとんでも無いことから
雪融けを待っていつかリベンジしたいと思っていた。
梅雨入り宣言されても雨が降らないありがたい週末。
今度は菅沼ルートで登ってみることにした。
スタートは平らな林道歩き。
金精峠ルートとは全然違うな。。。
最初は寒いと思っていたのだけど、登るにつれてちょうどいい気温になる。
それほど急登でもなく、足運びも軽い。
途中から残雪ゾーン。
一応軽アイゼンは携帯していたが、使わずに登った。
踏抜くと結構埋まってしまいそうで怖い。
また、ステップが浅いところは滑りそうになって怖い。
ストックは持ってきていなかったので私は途中からピッケルを出して
刺しながら歩いた。
まぁ、滑って転んでも死ぬことはないけれど、転ぶこと自体が嫌だった。
残雪はとっても厄介。。。
視界が開けて空が見えてきたらもうすぐ弥陀池。
弥陀池に出るとその向こうには奥白根山がどーんと見えた。
今まで二度ともお天気に恵まれずガスガスの奥白根しかしらないので、
こんなにスッキリ晴れ渡って嬉しい♪
池の淵を歩いた後、なだらかな雪面を登り、
続けてまだまだ雪が残っている急登をステップを頼りに登る。
急登が終わると雪道は終わり。
緊張から解放〜♪
景色も良くなり、燧ヶ岳も綺麗に見える。
そして弥陀池も見下ろせる展望のよい所に大きな平たい岩があったので
そこに座ってシャリ休憩を取る。
まだ白い会津駒ヶ岳、至仏山も見えてる。
やっぱり晴れていないとわからない景色ってあるよね。
のんびり休憩した後、ふたたび登り始める。
ゴロゴロと岩が転がるガレ場を登る。
振返って見下ろすと弥陀池の向こうに菅沼も見えてきた。
攀じ登るような岩場を登り切り、しばらく歩くと見覚えある山頂が見えた。
一旦下って登り返すと山頂到着。
2010年に来た時はガスガスで何にも見えず、
様子も何も分からなかったけれど今日は富士山まで見えてる。
やっぱりこうでないと〜♪
休憩していると続々と人が登ってくる。
みんなロープウェイからの登山客が圧倒的に多い。
人が増えてきたので早々と下山する。
下山は、余力があるのでぐるっと五色沼まで足を伸ばすことにする。
中禅寺湖とこないだ登った男体山が見える。
避難小屋への道を歩いていると、五色沼が綺麗に見えてくる。
ああ、ここまでこないと五色沼って綺麗に見えないんだな。。。
長靴の単独のおじさんも同じように避難小屋へ下りるようなのでついて行く。
五色沼がますます綺麗に見える。
こっちに下山決めて良かった♪
こちらの登山道は小さい石がゴロゴロしている下り坂ですが、
それほど気を遣うようなところはなく、すんなり下れました。
樹林帯に入ると雪がまだ残っていましたが、それほど深くないので歩きやすい。
避難小屋まで下りて来て、そのまま五色沼に向かいます。
ずっと雪道ですが、難無く歩けます。
五色沼の畔まで来て、ここでもやっぱりのんびり休憩。
雲が広がってきたのでちょっと空は暗めでしたが、気持ちよく休憩できました。
さー、弥陀池に向かいます。
頭の中では勾配のほとんどない遊歩道のような登山道で繋がっていると
勝手に思い込んでいた私たち。。。
ところがどんどん進んでいくと雪道の急登になってくる。
「え。これ道合ってるの?」
なんだか思ってる方向と違うような気もしてくる。
深い雪で登山道がよくわかんなくなってますが、でもこれで合ってるのです。
ピンクのリボンと踏み跡だけが頼り。
帰りでこんな登りを味わうとは〜。。。
立山に引き続いて、また地形をよく理解していなかった。
ダメだなぁ。。。
登り切って、やっと平らな道に出る。
そして弥陀池に到着。
ふぅ〜。
ここで休憩していた1人の男の人に
「五色沼まで往復どのくらいですか?」と訊かれる。
「1時間あれば戻って来れる。」と言い、
「雪道で結構傾斜がキツく、復路は登りが大変ですョ。」とも言っておいた。
(実際は20分の登りでした。)
弥陀池からはまたしばらく雪道。
帰りは「滑るかも。。。」というストレスを無くすため軽アイゼンを装着しました。やっぱり爪があるって安心します。
サクサクと下ることができました。
13時半頃駐車場に到着。
今日は清々しい気分で戻ってこれました。
前回のモヤモヤ、清算完了♪(´∀`)
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