弓折岳 快晴&ナイスザラメ
- GPS
- 08:02
- 距離
- 19.1km
- 登り
- 1,537m
- 下り
- 1,530m
コースタイム
天候 | どぴーかん |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山センター〜小池新道入口】 ・出だしからシートラ&ブーツ歩行。左股林道1230あたりでスキー装着。 ・林道山側に残る雪の片斜面をシール登行。一部片斜面が左側の林道端部に達している。滑ったら左股谷に落ちます。所々デブリ、落石あり。 ・中崎橋手前で雪切れ。100mくらいブーツ歩き。 ・その後、笠新道先まで雪切れ3箇所あるがスキーのまま。 ・小池新道入口手前のデブリで滑ったら右側の沢(左股谷)に落ちます。 【小池新道入口〜弓折岳】 ・1640でクトー装着。1840外す。2070再装着(山頂まで)。 ・大ノマ乗越まではデブリをかわしながら適当にジグる。 ・乗越は中央の大きい雪庇の左脇から登れる。 【滑走】 ・大ノマ乗越までの稜線は少し雪が固い。慎重にコントロールして。 ・乗越から快適ザラメ。雪も緩みデブリも軟らかくなる。 ・1960くらいから右岸に寄ったが、1580くらいまで真っすぐ落としても良かった。 ・1500くらいから左股林道は手漕ぎ。少々カニ必要。 ・ワサビ平小屋付近は雪面ボコボコ。 ・雪切れは行きと同様。中崎橋手前で一旦スキーを外し橋を渡ったら再装着して1220まで滑れる。 ・あとはシートラ&ブーツ歩行。 |
写真
感想
土曜日は自宅での庭仕事があり脚、腰にかなり疲労が残っているが、予定していた双六岳へ行こうと新穂高の無料駐車場へ1時30分過ぎに到着。1番上の段に空きがあった。
2時30分に目覚ましをセットするが二度寝してしまう。。。3時30分に目が覚めて急ぎ用意して登山センターへ向かい、左股林道方面へシートラ&ブーツ歩行でスタート。
暗闇の中30分ほど歩くと雪が繋がりスキー歩行に換装。肩が軽くなる。新しいツボ足のトレースが先へ続いている。林道の雪は山側に片斜面で残っている。落石もあるのでさっさと通過したい。一部の片斜面は左側の林道端まで延びていて、末端は左股谷の崖下になるので滑落しないように注意して進む。
中崎橋には雪が無く、その先も所々で雪切れが確認出来たのでスキーを持って100mほど歩く。その後も笠新道先まで3ヶ所の雪切れはあるが落ち葉や舗装の上をペタペタ歩く。
ワサビ平小屋付近は、ブナの森の雰囲気は良いが雪面がボコボコで歩き難い。新道入口手前には、デブリが大きく張り出し右下の左股谷手前で切れ落ちている。トラバース気味にデブリをかわして行くが、朝は雪面がやや硬く転倒して滑ったら谷にドボンです。
小池新道入口を過ぎ小さな尾根状のギャップを越えると秩父沢の下部に入る。ギャップは巻くのが正解だった。乗り上げてしまったら右岸の斜面に取付いてしまい、高度を落としたくなかったので秩父沢出合まで斜面をトラバース気味に進む事になってしまった。反省。
斜面にも陽が当たり暑くなりシェルを脱ぎシャツ一枚で行動する。途中1640でクトーを装着していたが1840で一旦外す。その後、急に脚の出が悪くなったのでゼリー、パン、スポドリでエネ補給する。
1時間経っても一向に回復せず脚が出ない。見えている大ノマ乗越が遠く感じる。久し振りに何歩進んだかを数えながら進んだ。2070でズリズリしてきたのでクトー再装着。それでも脚を出せば進んで行くので、乗越の雪庇を確認出来る所まで来た。正面中央にある大きな雪庇の左側から乗り上げられそうだ。
秩父沢出合から3時間30分も掛かってしまった。。。既に予定時間を2時間過ぎている(二度寝で1時間ロスもある)。今日の脚の出では双六岳への登りと大ノマ乗越への登り返しに時間が掛かりそうだ。下山は17時を過ぎる可能性もある。体調万全の17時下山なら双六岳に向かうが、今日は諦めて弓折岳に向かおう。稜線の雪は固いがクトーがサクサク刺さり気持い良い。
弓折岳登頂〜。
山頂にはアイゼンとスキーの痕がある。ツボ足登頂してスキーに換装したのかな?
貸し切りなので自撮りパシャパシャ、360°写真を撮りまくる。諦めた双六岳は近いようで遠いな。。。エネ補給をしてスキーにワックスを縫っているとスキーヤーが南側から登ってきた。聞いたところ鏡平の方の尾根から登ってきたとの事。少しおしゃべりしたら、お先に行かせてもらいます。
登ってきた稜線を慎重に下り大ノマ乗越から落とす。表面がフィルムクラストの快適スーパーザラメだ。たまらん。立ち止まると後ろからザラメがスラフのようにサァーっと流れてくる。デブリも軟らかくなりスキーが引っ掛かる事もない。振り返るとシュプールもはっきりと判る。素晴らしい。
登りでは秩父沢出合から大ノマ乗越まで3時間30分も掛かったのにスキーでは15分。。。秩父沢出合から下部の雪も気になるほど重くならず、小池新道入口までザラメ滑走を楽しめた。
橋の袂でシェル、ゴーグルを外し、ブーツのバックルを緩めて手漕ぎに備える。途中少しのカニ登行はあるが、平坦か緩い下りなので漕げば進む。ただしワサビ平小屋辺りのブナの森は、雪面がボコボコで難儀。
雪切れ箇所は行きと同様にスキーのままぺたぺた。中崎橋手前は、橋を渡り切るまで100mくらいスキーは手持ちで歩く。再度スキーを装着して林道の片斜面を滑って行く。途中土砂交じりのデブリや地雷は多々あるが気を付けながら雪を拾って滑走し、1220あたりで終了となる。
シートラに換装して焼岳を正面に見ながら林道をてくてく。途中フキノトウが多くあったが、咲いてしまっていてとても食べられる状態ではない。季節は確実に春を告げている。林道のてくてくもそよ風が吹き、穴毛谷からの水の音が涼しげで悪くない。
九十九折れを過ぎゲートを出たらRW新穂高温泉駅が見えてくる。ほどなくして橋を渡り登山センターに出て無事下山。
最近は土日共休めるように仕事の段取りをしている。2日のうち1日は家で庭仕事(原木をチェーンソーで玉切りしてから薪割り)があり、昨日は薪棚5号の基礎を据えていたのでその疲労かな。
次回は体調万全で山に行きたい。
お疲れ様でした。
秩父沢は楽しいけど、ちょっと遠いよねw
ごくろうさまでした。
graveltrek
graveltrekさん
こんばんは。
斜面、ロケーションは最高だけどアプローチが長いですよね。
秩父沢出合で脚が出なくなってしまいました。
体調万全で双六岳まで行きたかったです。。。
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